第6話 アソコとパソコン。

私が働くサポートセンターでは実際にお客様の電話を取るまで

ものすごい時間のうんざりする量を勉強をします。


通常、研修生同士がお客様の役、サポートの役となって擬似対応をします。


研修最後の総仕上げ、擬似対応研修のこと。

先生が

「じゃあ、僕がお客様になるので池田くん(仮名)、サポートしてみて」と言った。

池田くん(仮名)という人は、真面目そうな人で

いつも質問ばかりしているイメージ。

私とは雲泥の差な人である。



研修生池田くん:お待たせいたしました、池田と申します。

先生:あのー、パソコンが起動しないんですよ

研修生池田くん:えっ?

先生:え?


沈黙


研修生池田くん:あの…お客様…?

先生:はい?

研修生池田くん:アソコが起動しないと?



池田くん、あんた…。

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