第14話「目指すべき地」

◆ミドルシーン3 ~目指すべき地~

GM:あれから半日の旅路の果て、テラスト領内から出た君達とロトゥス達。

現在は夜の静かな森で野営をしているところです。

「…そろそろ貴様のその『刻印』について話そう」と焚き火を見つめならがロトゥスは話し始める。


イオス:「ああ、この刻印について訊きたいことは山ほどある。全部話してもらおうか」


GM(ロトゥス):「貴様のその刻印が【魔王の呪いサクセサー・オブ・サタン】の一つという事は知っているな?オレたちは貴様のその呪い【死の刻印タナトス・スティグマ】が発動する前に貴様を殺さなければならなかった。そう命じられた。だが、それが発動した以上は貴様は殺せない。

いや、貴様が死ねば世界は確実な混沌に向かう事になる」

そこで一呼吸入れ、ロトゥスは君を見て断言する。

「故に、忌々しいが今は貴様の命を護る事が最も重要な事項だ」


イオス:「この刻印を消す方法は?」


GM(ロトゥス):「…オレは知らない。だがオレ達の『長』ならば、知っている。

オレ達への命令も全て長が下していたものだからな。そういうわけで、貴様達には我々の隠れ里まで来てもらうぞ」


イオス:「望むところだ」


GM(ロトゥス):「イオス=ヴァルムオンド。もはや、お前にかけられたその呪いは世界の命運を担うものだ。…横の二人も構わないか?」


リザベラ:「私は護衛対象と共に行動する。それだけだ」


セレナス:姉さんの膝に抱きついてうとうとしてます~。


GM(ロトゥス):「……屑、聞いているのかッ!!」

がしぃっ!とセレナスを起こす(笑)


セレナス:「痛ッ!!僕は姉さんと一緒ならどこへでも行くよ!ふんっ!」


GM(ロトゥス):「この戦いでは貴様の力が、いや!その神器の力が重要になるんだぞッ!!これから先、魔族共はイオスの命を狙い行動を起こす!貴様も一緒に戦わんかッ!!」


セレナス:「僕は姉さんと一緒にいられる世界があればそれでいいよ!」(ずばーん)


GM(ロトゥス):「こ、この屑はぁ…!」 額に青筋を浮かべる(笑)

「とにかく今日はもう休め!明日、我らの里を目指すぞ!」

とロトゥスがそう言い終えるとレーネはセレナスを撫でながら

「もぉ、セレナスはしょうがない子だな~」と微笑んでいる。


セレナス:「はわぁ~い」


GM(ロトゥス):「我々の隠れ里までは大体10日程の距離がある。休めるうちに身体を休めておけ」

そうロトゥスは宣言する。という事で、ここからはいわゆる自由シーンですが、誰か何かしたいシーンとかありますか?(笑)


リザベラ:とりあえず、ロトゥスとセレナスに何と呼べばいいか聞くシーンが欲しいです。セレナスは少年でいいけど、ロトゥスは…。


イオス:儂の方はちょっと後々への伏線を張っておきたいので、イオス一人で始まるシーンが欲しい。途中登場は自由。リザベラのシーンの後で構わんよ。


GM:了解。ではリザベラのシーンから行きましょうか~。

とりあえず、休んでいるリザベラの所へロトゥスがやって来て声をかける。

「シュヴァルストの剣。名はなんと呼べばいい?」


リザベラ:「ウォーレムの戦士、私はお前の名を知らない。人の名を聞くときは先に名乗るべきだろう?」


GM(ロトゥス):「…ロトゥス=ラナだ。呼び捨てで構わない」とぶっきらぼうに。


イオス:名乗ってるよロトゥス…。


リザベラ:「ではロトゥスと呼ばせて貰う。構わないか?」あ、気付かなかった。


GM(ロトゥス):「構わん。そう言っている」


リザベラ:「私はリザベラ=ヴェストーネ。好きに呼べ」


GM(ロトゥス):「そうか。ではリザベラと呼ばせてもらう」

そう言って君の隣り立ち

「…昼間の戦いは見事だったな。さすがはあのシュヴァルストの剣だ」


リザベラ:「それが何か?」 気付かれないように手を剣の柄に。


GM(ロトゥス):「オレの見たところ、現在この中で最も戦力があるのが、貴様だ。その貴様から見て…セレナスはどうだ?」


リザベラ:「海鳴の腕はいい。だが、白兵の素質は無い。お前もそれくらい分かっているだろう?」


GM(ロトゥス):「そうだな。だから、お前に一つ頼みがある」

と真剣な表情で君を見る。


リザベラ:「断る」


GM(ロトゥス):「…聞く前に断わるとは随分だな」


リザベラ:「いや、正確には受けられない」


GM(ロトゥス):「なぜ、受けられない?」


リザベラ:「私はシュバルスト様の剣だ。主の命によって動く。…噂程度は聞いているだろう?」


GM(ロトゥス):「ああ。だが、だからと言って他人の願いも無下に断わるのか?

貴様は剣だが人形ではないだろう。少しは自分の意志をもったらどうだ」


リザベラ:「剣は意思を持たない。剣は主によって振るわれる。…14年前からかくあるべしと、努めてきた」


GM(ロトゥス):「…オレの頼みとはあいつを鍛えて欲しいと言う事だ。あいつには素質がある、そしてそれはまだ伸びる。お前ならばそれを伸ばすことが出来るだろう」


リザベラ:「護衛対象を守る術が増えるのは悪くない提案だ」


GM(ロトゥス):「…ほお」 彼は少し笑みを浮かべる。


リザベラ:「だが、あまり期待して貰っても困る。白兵の素質より、今ある力を伸ばすのが先決だと思うが」


GM(ロトゥス):「では、やり方はお前に一任する。好きにあいつをいたぶってくれ」

という感じで話しがまとまり、君とロトゥスの二人はレーネに抱きついているセレナスの元へまで近づいていく、そして「おい、屑。起きろ」げしッ!!


セレナス:それを予測……してません(笑)

「痛いなさっきからっ!誰のせいで何年ぶりに会えたと思ってるんだ!プンプン!」


GM(ロトゥス):「そんなの知るか、いいから神器をかまえろ。屑」


リザベラ:「少年。悪く思うな?」 剣を抜こうか。


セレナス:「…おねーさんは別にいいけど、おっさんに借りを返してもいいってことなのかなー?」


リザベラ:「ロトゥス。先に言ってなかったのか?」


GM(ロトゥス):「面倒だったからな。いいか屑、よく聞け。

お前はただの屑でこの中で最低の屑の上、最弱の屑だ。」

とハッキリそんな暴言まがいな事を(笑)


リザベラ:「早い話が弱い、ということだ」


GM(ロトゥス):「そのお前をこのリザベラが叩きなおしてくれる、だからしっかりといたぶられろ。…その後でなら、このオレに借りを返してもいいぞ」


セレナス:「むむ……はっきり言うなあ~……」


GM(ロトゥス):「とにかく、今後はこのリザベラと剣を交えて実戦経験を積め」と命令口調。


リザベラ:「少年。認めろ。お前にその斧は過ぎた代物だ」 基本命中13て、振ってもあたらねぇよ。(セレナスの戦闘データを参照)


セレナス:本当だ、命中13だ(笑)


GM(レーネ):「ん~そうね、確かに剣の腕を磨くのも悪くはないかもよ。セレナス」と君の姉も(笑)


セレナス:「うーん、姉さんが言うなら……」ふにゃ~。


リザベラ:じゃあ攻撃していい?ここは演出戦闘でいいですよね?


白い旅人:ええ、もちろん(笑)


リザベラ:じゃあフルコンボでいこう。<真空斬>+<周破斬>+<一閃>♪

衝撃波がセレナスを襲うよ。リザベラ自身はセレナスの背後5mくらいに移動。


セレナス:「てりゃー!!」真正面から受け止め――吹っ飛びます。


リザベラ:吹っ飛んだ?! しかも自分から!


GM:ズバズバズバンッ!!と無数の衝撃破の渦に巻き込まれながらがセレナスを吹き飛ぶ(笑)

しかしセレナスも致命傷となるダメージは瞬時に防御をする事により防いでいる。その光景を一部始終眺めなら

「…前なら死んでいたが、それなりの成長はあるか。そう言えば貴様ら、自己紹介はしていたのか?」君達二人へロトゥスが声を掛ける。


リザベラ:「私の名はお前に必要か?」とセレナスに聞こうか。


セレナス:「うん、まあ一緒にやっていくんでっしょー?」


リザベラ:「リザベラ=ヴェストーネ。シュバルストの剣とも、呼ばれている。好きに呼ぶがいい」さらに一閃しかけながら言おうか。


セレナス:「じゃあリザベラお姉さんでいいね~♪」

今度は幾分“受身”がマシになりつつ答えます。


リザベラ:「構わん」


GM(ロトゥス):「お前はその屑の事は「少年」のままでいいのか?」


リザベラ:「別に問題あるまい」


セレナス:「僕はセレナス=リューネリオ、「セレナス」でも「リューネ」でも構わないけど、名前で呼んでほしいな!」 斧で斬りかかりつつ言います。


リザベラ:「そうか」 斧を左手のガントレットで弾いて言うよ。

「では……セレナと呼ぼうか」


セレナス:「改めて、よろしくねー」 弾かれたところを更に斧で、突きます。


リザベラ:「よろしく」


GM:ではそんな君達のやり取りを見つめるロトゥスへ、レーネが耳打ちをする。

「貴方が他人の成長に興味を持つなんて珍しいわね」

レーネの言葉にしばし無言であったロトゥスだが、やがて

「…ふんっ。あいつには強くなってもらわなければ困るからな」

そう静かに答える。

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