第15話 汽車は走るよ、どこまでも。
幼い頃、交通手段といえば、鉄道、バス、電車が三大メジャー帝王。
電車というのはこの場合、路面電車を指し、鉄道は「汽車」と呼んで区別していました。
その路面電車も廃止になり、国鉄もJRとなった昨今。
つい言っちゃうんですよ。
「汽車」って。
もはや誰も「汽車」とは言いません。
路面電車も走っている区間が短いので「電車」=JRというのが普通になりました。
「この前さ~、汽車に乗ったらさぁ~」
と口から出た日にゃあ
「アンタ、その「汽車」ってなんなん?トンネル抜けたら雪国?」
「D-51か?」
とバカにされる始末。
ハンガーを「えもんかけ」と言ってしまいバカにされたこともあったな。
古い日本語を使ってもいいじゃないか。
そんな私のボキャブラリーは未だに「汽車」「えもんかけ」を使用する母親の影響。
路面電車よ、日本全国に再び復興し「汽車」と「電車」の区別を再び呼び起こそうではないかっ!
*ひとくちメモ*
汽車といえば「銀河鉄道の夜」、といえば「銀河鉄道999」かどうかわかりませんが
999の作者、松本零士の地元なのでバスに「メーテル」が描かれています。
ちょっと心をくすぐられますが、今の子供にわかるのか疑問です。
2016年追記
モノレールにも描かれてるよ、メーテル!
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