第6話 温もりと道連れ

しばらく薄の中を歩くと小高い丘の様な物が見えてきた。

「これが山賊の隠れ家かでも入口がバレバレだな。こんな目立つお札なんて貼って差押えの赤紙みたいだ。ん?」

猫又女が入口に手をかけて動きを止めている。

サヤとカヤが何事かと猫又女の顔を覗き込んだ。

「私の札が見えるなんて、本当に貴様は人間なんか?」

「あんまり自身が無いけどな、簡単な邪気を払う事くらいは出来るんだが」

「稀にそんな力を持つ人が居ると聞いた事があるが」

ここまで案内してきて中に入れないと言う選択肢は無いのだろう。


中に入ると天井はさほど高くないがそこそこ広い空間で真ん中には炉があり床には草が敷き詰められている。

奥の方に小さな小部屋が見えるが物置か何かなのだろう。

サヤが慣れた手つきで炉の炭に茅をくべて火をつけている。

そこにカヤが鉄瓶の様な物を持ってきて火にかけた。

「お兄さん、手を出して」

「俺は一樹だよ。で彼女が紫苑だ」

「そ、それじゃカズキ、怪我の手当てをするから」

サヤが奥の小部屋に行き小さな木箱と小さなすり鉢を持ってきてくれた。

紫苑は何も言わずに俺の横に座り俺に体を密着させている。

まだ警戒を怠っていない様だ。

腕の傷はさほど深くは無いが浅いと言えるほどの物ではなかった。

草をすり潰して小さな布きれに塗ってサヤが傷口に当ててくれると痛いと言うほどではないが少し沁みる。

「痛い?」

「少し沁みただけだよ」

サヤがホッとしたような顔をして細く裂いた布を巻いてくれている、包帯替わりなのだろうが少し派手な布だった。

今度はサヤが頬の切り傷に先ほどすり潰した草の汁を塗ろうとしていた。

すると何か生暖かい物体が俺の頬を滑って行く。

「な、何をするんだよ。紫苑は」

「唾をつけておけば治ると言ったのはカズキです。だから舐めてみました。ちょっとしょぱくて……」

「あはは……そんな瞳で見つめないでくれるかな」

紫苑の瞳は潤んで頬は紅潮し俺の事を美味しそうに見つめている。

「お茶が入りました。私達は食事します。適当にしてください」

「ありがとう」

少し壁を感じるカヤがお茶を持ってきてくれた。

硬い言葉使いでどうやら嫌われているのかカヤ自身の性格なのか。

炉には鉄瓶の代わりに鍋がかかっていて美味しそうな匂いが部屋中に立ち込めている。


「紫苑、貰ったお弁当でも食べようか」

「私はカズキが」

「俺は紫苑に食べられるなら吝かでないけれど」

「1人ぼっちは2度と嫌です。お弁当にします」

宿で作って頂いたおにぎりとリンがくれたお弁当はかなりの量があった。

恐らく紫苑の食べっぷりを見て用意してくれたのだろう。

カヤとサヤも握り飯と汁の様な物を食べ始めている。

女は小ぶりの酒壺から手酌で酒を飲みながら何かの干物を炉で炙りながら肴にしているようだ。

カヤもサヤもきちんと正座して食べている。

女の躾が行き届いているのか育ちの所為なのかはわからないが、カヤとサヤは親と一緒ではないと言う事だけが見て取れる。

そんなサヤが俺と紫苑が食べているものが気になるのか、チラチラと落ち着きなくこちらを伺っていた。

「一緒に食べるか?」

「えっ、あ、あの良いのですか?」

「構わないよな、紫苑」

紫苑は何も言わずに俺と視線を合わして頷いた。

するとサヤは何かを思いついたのかお椀を一つだけ持って鍋の汁を入れて持ってきてくれた。

「こ、これと交換で」

「ありがとう。遠慮なくいただくよ」

「お椀がこれしかないから」

「俺は紫苑と分けるから大丈夫だよ。ありがとう」

お椀に口をつけると温かい物と出汁の利いた汁が口いっぱいに広がり体がホカホカし始める。

紫苑にお椀を渡すと口を付けて驚いた様な顔をして自分の前にお椀を置いた。

どうやら俺は一口で終わりらしい。

カヤもと思ってカヤの方を見るとそっぽを向かれてしまった。


サヤは小動物の様に紫苑に一生懸命に聞きながらリンが作ってくれた料理を物珍しそうに食べている。

女は何も言わずにただ目を細めて見ているだけだった。

どうやら俺はすっかりサヤに懐かれてしまったようだ。

サヤが俺に纏わりつけばつくほどカヤの視線が冷たく突き刺さる。

まぁ、子どものする事だからと思うが女は侮れないと俺の体は否応なしに覚えている。

純日本人の俺からすればカヤとサヤはまだ子どもかもしれないが世界は広く10歳程度でも大人とみなされて結婚できる国さえある。

日本でも昔は平均寿命が短く幼い頃の結婚なんて珍しくなかった。

特に政略結婚なんて可哀想なくらいの年齢で嫁がされていたらしい。

そんな事よりも先にしておく事があった。

「俺の名は二瀬一樹。連れは紫苑と言う。あなたの名前を教えて欲しい」

「貴様らに教える名は無い、貴様が当てたらどうや」

酔っているのか炉の火に揺れる妖艶な瞳を細めながら一刀両断に切り捨てられてしまった。

今は未だと言う事なのだろうか。ヒントも何もなく人の名など当てられる筈も無く少し距離を置く事に決めた。

カヤとサヤが片づけをしている。


それが終わるとカヤは女の横に腰をおろし、サヤは一目散に俺の所に飛んできた。

「カズキの袋には何が入っているの?」

「ん? 袋? ああ、バックか」

とりあえずショルダーバックの中の物を広げて出してみる。

ヘアーカタログにしている薄い雑誌が数冊とシザーケースにヘアーゴムやシュシュなんかも入っていた。

大学で使う物としてはキャンパスノートに筆記具ぐらいだろうか。

それと爺の言いつけどおり細い紐が束にされて入っている。

これのお蔭で紫苑と女の戦いを止められたのだから爺の言いつけもまんざらじゃない。

それに知らない国や世界では何が起こるか判らない為の備えの様な物だった。

サヤが一つ一つを指さしながら聞いて来るので使い方を見せながら教えていく。

隣にいる紫苑も興味があるのか覗いていた。

「カズキ。このクシュクシュとした輪っかは何ですか?」

「これはシュシュと言って纏めた髪の毛を括る物だよ」

そこでこれが大学の先輩に頼まれたものだって思い出した。

何処からの情報か俺が陰陽師の血を引いていて簡単なお祓いが出来ると聞いて相談を持ち寄られた事がある。

何でも少し霊感が強く時々見たくないものを見ると言う事だった。

慣れてしまえばなんて事の無い事なのに流石に怖いらしい。女の子としては当然の事なのだろう。

そしてお守りをと思ったが少し嫌な顔をされてしまった。

今日日、お守りなんて受験生か車を運転する人くらいしか持っていないだろう。

それに霊感が強いと言う事は常にと言う事だから、出来ればいつも身に着けられるものが良いだろうと爺に相談して試しに母親に頼み込んで作ってもらった。

爺に教えてもらったお札がシュシュの生地の裏には俺の血を混ぜたインクで書かれている。

その生地でシュシュを作ってもらったもので母親が調子に乗って多めに作って売ろうなんて言い出した物の一部だった。

大学に行くのにこのバックの中身はどうかと思うが授業に必要な物は全て大学のロッカーに入れてあるので問題は無かった。

サヤはバックの中身よりバック自体に興味があるようで手に取って構造を見極めるかのような目でバックを観察している。

すると紫苑が雑誌を見ながら驚いた様な表情をしている。

「か、カズキ。この女の人はカズキの国の人ですか?」

「まぁ、そうだね。俺の国と言うか世界かな」

「変わった衣装ですね」

その紫苑の言葉で女の体がピクリと反応したような気がした。

女の見ると目を逸らして杯を煽っていた。


パチパチと炭が火の中で爆ぜる音だけがする。

時々木の枝で炉を突っついて火の加減をしてやる。

壁に凭れている俺の横では紫苑が俺の左肩を枕代わりに寝息を立てている。

しばらくすると炉の向こう側で川の字になって寝ていたサヤが目を覚ましてこちらを見ている。

「おいで」

そう声を掛けるとサヤが目を擦りながら俺の方に来た。

抱っこする様に足の間に座らせると体を捻り俺のシャツを掴んで直ぐに眠りに落ちた。

サヤが動いた事に気付いたカヤが俺の方を見ている。

右の腿の辺りをポンポンと叩くとしばらく渋そうな顔をしてから俺の傍にやってきた。

「私はあんたを信用してないからな。でもサヤが」

そんな事を言いながら俺の右足の横で体を丸めて横になりしばらくすると俺の右足を枕にしていた。

子どもの体温は高くいつしか温もりに包まれる様に眠りに落ちていた。


体がガチガチだ。

座ったままの姿勢で寝たのなんか何年振りだろう。

そんな事を考えながら朝霧が立つ薄ヶ原で体を伸ばしていた。

紫苑は極度の緊張からか疲れてまだ眠っている。

隠れ家に戻るとカヤが朝飯の準備をしていた。サヤはまだ補助的な事しかさせてもらえない様だ。

女はと言うと気怠そうに炉の炭を弄っている。

「紫苑、起きろ」

「う、うん。あと気分」

「じゃ、朝飯は抜きだな」

「駄目!」

食べ物の事には敏感に反応するみたいだ。

飛び起きた紫苑が周りを見渡して俺の腕にしがみ付いてきた。

「そんなに警戒しなくて平気だよ」

「でも、襲われたんですよ」

「それでもさ、殺気はあまり感じなかったし37手で俺が止めただろ。あれ以上はお互いに怪我をするからな」

一瞬、ピンッと空気が張り詰めた気がする。

カヤとサヤは朝飯の支度に一生懸命で、視線を感じる方を見ると女が俺を凝視していた。

「貴様、私等の動きが見えていた言うんか」

「見えなきゃ止められないだろ」

「カズキは本当に人間なの?」

紫苑にまで言われて何だか根本的な事を否定されている様な気になっていた。

すると今度はカヤが持っていた包丁をこちらに向けて口を開いた。

「働かざる者食うべからずだからな」

「そんなに孫六の包丁を振り回すな。危ないだろ」

再び空気が凍りついた様に固まった。

すると突然カヤが包丁を持ったまま俺に飛び掛かってきた。

「うぉ! 危ないよ」

「い、今。なんて言った?」

「危ないよって?」

「その前だ」

俺の目の前で包丁の刃が光っている。

良く手入れされていて今しがた切っていた葉っぱが付いていて良く切れそうだった。

「カヤ、落ち着かんか。その男を切り刻んだら何も聞かれへんやろ」

「ご、ご免なさい」

女に言い聞かされてカヤが落ち着きを取り戻してその場に座り込んだ。

何とか朝飯のおかずになるのは免れたようだ。

「なにはともあれ先に飯やな」

「う、うん」


食事の後に俺の目の前にはカヤが使っていた包丁が置かれ。

その向こうには女とカヤとサヤが真剣な眼差しで俺を見ている。

俺の隣では紫苑が仕方なく正座をしていた。

「この文字が読めるんやな」

女の言葉でその意味する事を理解した。

俺にはこの世界の文字は読めないし理解する事も出来ない。

そんな俺が読めると言う事はこの包丁は俺の世界の物だと言う事になる。

「これはカヤとサヤの父親の形見なんや」

「形見ってそれじゃ」

「行方知れずなんや。訳があって私が引き取って育て、そして2人の両親の事を探してんねん」

「で、山賊を?」

女が気まずそうな顔をしている。どんな事情があっても人を襲う事は許されるべき行為じゃない。

「すまんかったな。貴様を襲ったのは勘違いや。カヤとサヤの両親を連れ去った奴から大きな力を感じたからでな」

「普段は襲わないと?」

「確かに盗みはしてきたで。でもそれは生きる為と」

「手がかりを知る為か」

何も言わずに女が頷いた。

不思議な縁と言うやつだろうか。紫苑は気付いていないかもしれないが紫苑の母親は恐らく俺の世界の人間だ。

そしてここにも俺の世界から来た父親を持つ姉妹が居る。

この場に留まって探していても限界がある筈だ。

それに俺は帰る方法を探している。

何かお互いに出来る事がある筈だ。

「旅は道連れだ。一緒に旅をしないか?」

「貴様たちとか?」

「ここに居ても切りがないだろう。俺は自分の世界に帰る方法を見つける為に紫苑と旅をしている。まぁ、旅と言っても始まったばかりだけどな」

「そやな。この子たちに外の世界を教えるいい機会かもしれん。それにサヤはお前に両親の匂いを感じたのかもしれんからな」

事が決まれば即行動あるのみだった。

カヤとサヤが嬉しそうに荷車に荷物を積み込んでいる。

荷物と言っても必要最小限のシンプルな生活をしてきた為か大荷物になる事は無かった。


で、俺が荷車を曳いて歩いている。

次の宿場町までは半日程度で付くらしい。

カヤは荷台で流れる雲を見ていてサヤは一心不乱に何か縫物をしていた。

女は荷車の後ろに乗って足をブラブラさせている。

紫苑は俺の横を付かず離れず歩いている。

「なぁ、私の名前を知りたいと思わへんか?」

「別に」

一刀両断に切り返すと女がしょぼんとしている。名乗るタイミングを完全に失っているようだ。

紫苑が道端に咲いている花を摘んで俺に見せに来た。

それは桃色の可愛らしい花だった。

「カズキ、この花はなんて言う花なの?」

「俺の世界では撫子かな。確か秋の七草の一つだった気が」

「七草ってなんだ?」

「簡単に言うと7つの草花の事かな。春と秋との2種類があって春の七草は粥に入れて食べるんだよ」

確か覚え方と言うか歌の様な物があったはずだ。

「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロこれぞ春の七草かな?」

「もう片方の秋の方は?」

「荻の花・尾花・葛花・瞿麦の花・姫部志また藤袴・朝貌の花」

「ナデシコは?」

「瞿麦の花が撫子の別名だよ」

するとすぐ後ろから女の声がした。

「呼んだやろ?」

「お前の名前も知らないのに呼ぶ訳がないだろ」

いじけた様に荷台に顔を隠してしまった。

恐らく七草の中に名前があったのだろう事が簡単に想像つくし、何となく女の名前が判った気がするが敢えて気付かない振りをする。

「薄ヶ原で尾花ね」

「尾花って薄の事なんだね」

「呼んだよにゃ。確かに今よんだよにゃ」

「薄の話はしていたがな」

今ので紫苑も薄々気づいたようだ。

カヤとサヤに及んでは必死に笑いをこらえている。

喋り口が変な方に走っているのを気づかないのは本人だけの様だ。これ以上は可哀想だと思い名を呼んでみた。

「尾花!」

「にゃん!」

どれだけ名前を呼ばれて嬉しかったのか猫又(ねこ)の姿になって俺の頭の上に飛び乗ってきて尻尾をゆっくりと動かしている。

「尾花さん。カズキの頭から降りてください」

「嫌だにゃ。小娘に指図されたくないにゃい」

「小娘じゃありません。私は犬神の末裔の」

「ちっ、犬けっ」

紫苑の顔が引き攣り今にも懐にしまってある物を俺の頭めがけて振りぬきそうだ。

それでも俺に怪我をさせじと耐えているようだ。

「はしたないと思いませんか? 男の人の頭になんて」

「ふん、犬に言われたくにゃい。これでも人で言えば二十歳過ぎのレディーだにゃ」

「行き遅れですか。年増が」

紫苑の言葉で尾花(猫)が俺の頭に爪を立てて尻尾をバタつかせている。

2人を止めようと思うと一気に交戦し始める。

紫苑は俺の頭から尾花を引き剥がそうとして尾花は紫苑の手に爪を立てようと前足を振り回している。

爪が頭に食い込んで痛い。我慢も限界で尾花の尻尾を掴んで荷台に放り投げた。

「紫苑もいい加減にしろ」

「私は悪くない」

「お、乙女の尻尾を掴むなんてなんて破廉恥な事を。これじゃ嫁に行かれん。責任をとらんかい!」

「はぁ~」

盛大にため息を付いた。


何が悲しくて苦手な女に囲まれて旅なんかしているんだろう。

「か、カズキが誘ったんだよ。ほら見て」

「へぇ、サヤは裁縫が得意なんだ」

「うん!」

休憩と称して木陰でへたり込んでいる俺にサヤが荷台で必死に縫っていた物を見せてくれた。

それは俺のショルダーバックを一回り小さくしたような物だった。

そして何も言わずに胡坐をかいている俺の脚の上に腰を下ろした。

サヤの長い髪の毛が風に舞っていて伸ばし放題の髪の毛で前髪が目にかかり鬱陶しそうにしている。

「サヤ、ちょっと立ってごらん」

「うん」

「髪の毛はいつもこんな感じなの?」

「時々尾花が切ってくれるけど」

無意識にバックから櫛を出してサヤの髪を梳かしていた。

一応、サヤに了承を採って髪の毛を少しだけカットする。

紫苑と違って髪が多い方じゃないので前髪を切って全体的に長さを揃えるだけだ。

そしてシュシュを使ってツインテールにしてみた。

すると勢いよく走りだして荷台から手鏡の様な物を取り出して自分の姿を見ている。

やっぱり女の子なんだなって思ったりする。

サヤだけでは不公平だろうと思ってカヤを呼んでみた。

「料理する時に邪魔だからな。髪の毛を少しだけ切って纏めてくれ」

「そうだな、ポニーテールが良いかもな」

サヤと同じくらいに伸びた前髪を切って後ろは揃えてポニーテールにしてシュシュで止める。

直ぐにサヤのところに行きお互いの髪の毛を見せ合っている。

護符付のシュシュだけどいつの時代でも旅には危険がつきもので魔除け程度には役に立ってくれるだろう。

紫苑もカヤとサヤに打ち解けて楽しそうにお喋りをしている。

ただ問題なのは…… 俺の持っていた雑誌を見ている尾花が紫苑と目を合わせてそっぽを向いている。

犬猿の仲と言うやつなのだろうか。

犬と猫か仲が良い訳ないか。

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