底辺ぼっちである主人公はコミュ障である。
ゆえに、異世界で長くは生きられるはずもなかったが、一匹の魔物との出会いから彼は強者への道を(意図してまいが)進んでいくことになる。
コミュ障ゆえの間は、恐ろしい支配者のような振る舞い。
異世界にとって異質な現代の倫理観に知識。
そして社会で培った観察眼は鋭く相手を見抜く。
同時に彼は底辺と言いつつ、行動をおこす力があった。
始まりは確かに純粋な勘違いだったのかもしれない。しかし、勘違いがそこにあったとしても、身体能力は最弱級だとしても、決して弱者なんかではない、納得させる怪物感がそこにある。
分かった風にごちゃごちゃ書きましたが、人知れず恐怖をばらまき、異世界と元の世界の狭間で成長しながらも、持ち前の圧倒的な観察眼で人を暴いていく主人公が魅力的な作品です。魔物との関係性も尊い!
悪のカリスマとか勘違いとか好きな人は是非。