同船者の挨拶と小さな宴1

 ミドワルド海岸を出航し、各者に部屋が割り当てられた。ゼロースから配布された船内見取り図。基本的に四人一部屋に別々の国の者同士が割り振られていた。セリム達要人は個室。ベルセルグ皇国からはやはりシッダルタが個室となっていた。パズーは何故かゼロースと相部屋となっている。


 同国同士でないというだけで、兵士たちから早速不満が勃発し騒めき立つ。発案者であろうティダは、舵を握るヤン長官の隣で面白そうに甲板を眺めていた。


 手摺に肘を乗せて、手に顎を乗せているティダがお前が仕切れとセリムに顎で示している。


 不満でざわざわしている兵士達に対して、ラステルが「何だか楽しそうね」と見当外れな感想を述べた。


「あの、ゼロースさん。私、シュナ姫とアンリと三人で過ごしたいわ。話たいことが沢山あるんです。それに女は私達だけですもの」


 ラステルに要求されたゼロースが明らかに困惑した。セリムとラステルは同室だったので、この発言には凹む。姉達の忠告を思い出して、"ラステルにはセリム以外と交流が必要"と反対意見を飲み込んだ。


「良い提案だラステル妃。そうしよう。我が王は忙しくなるだろうから一人の方が仕事が捗るだろう」


 即座にシュナが返答した。ティダと同じ部屋など断固拒否と顔に描いてある。アンリ長官が目を丸めた。


 ラステルの背後にピタリと寄り添う月狼スコールが、隣のアンリ長官をずっと警戒している。アンリ長官は気がついていない振りをしながら、戸惑った様子でラステルとシュナを交互に見た。


「女は私達三人だけだ。船底一番奥、ここに我等三人。隣の部屋にセリム殿。手前にゼロースとパズー殿。その向かいにビアー。ヤン長官とシッダルタ殿はそれぞれこの階段下の部屋。大狼のヴィトニル殿とスコール殿は好きなところへ。各々、仕事がしやすいだろう」


 瞬時に王狼ヴィトニルがティダに向かって短く、小さく三度吠えた。遅れて月狼スコールが倣い、ラステルに吠えた。王狼ヴァトニルはティダの側、月狼スコールはラステルの側という意味だろう。


「その変更なら許可する。おいシュナ。俺はお前らの部屋に出入りするがいいんだな。話があれば昼夜問わず行くぞ!」


 地獄耳のようで、遠くからティダがのんびりと叫んだ。物凄く愉快そうにしている。


「ダメに決まっているだろう!ラステルが寝る所に入るなんて許さないからな!アンリさんも居るんだ!」


 断固拒否。セリムが叫び返すとティダが物凄く愉快そうに含み笑いした。


「そうだ!我が国の妃が居るんだ自重しろ!女性ばかりの部屋へ無遠慮に行くなんて、破廉恥で無礼だ!」


 あからさまにティダを怒らそうとしたパズーの発言に、ティダがケラケラ笑った。


「その通りだパズー。面白い顔をする奴が二人もいるから冗談だ」


 わざとらしくセリムとシュナへ目を細めてから、ティダが割と真面目な顔付きでゼロースを見据えた。


「おいゼロース、そいつが例のパズーだ!性根はそのままでいいが、体を鍛えさせとけよ。俺の弟子になりたい、ひよっこ。まずはお前の部下だ!」


 殆ど無表情でゼロースが肯定の返事をした。相部屋となっている時点でティダから何かしらの命令を受けているのだろう。パズーが怯えたようにゼロースを眺めた。それから会釈して握手を求めた。ラステルが何故かパズーを羨ましそうに見つめる。


「あの、ゼロースさん。私もパズーと一緒にお願いしたいです。よろしくお願いします」


 ラステルの発言にゼロースが明らかに動揺を見せた。それからブンブンと顔を横に振った。セリムも思わず間抜けな声を出していた。部屋割りに不満の兵士達も驚いたようにラステルを見つめる。ラステルが意欲満々と拳を突き出したので、余計に注目を集めた。


「ふはははははは!ひよっこ妃は合格だから俺が直々に鍛えてやるよ!崖の国から一番弟子だな!あとシュナ、そのぼやけた妃に指南してやれ。頭が足りな過ぎる!」


 ここまで会話に入ってくるなら近くに来れば良いのに、ティダは舵の手前の手摺の位置から移動してこない。頭が悪いと貶されたのに、ラステルはパズーに「一番弟子よ!」と喜びを報告している。ティダの弟子宣言にラステル本人以外が茫然とした。


「どっちが早くひよっこを卒業するか競争ねパズー!セリム、私頑張るわ!」


 あまり嬉しくないラステルの気合いに、セリムは何とも言えない気持ちになった。ラステルの満面の笑顔は可愛いし自分の身を守る術も覚えておいて欲しい。しかしラステルを守るのはセリムの役目。けれどもラステルの気持ちを無下に出来ない。これじゃあまた尻に敷かれてしまう。ラステルを諭そうと手を伸ばしたが、空を切った。ラステルがシュナとアンリの手を引いて歩き出していた。


「三人揃ってティダ皇子から護身を学びましょう。これから大変になりそうだもの。とても大切だわ。一対一は少し怖いけれど三人なら大丈夫ね。あの人乱暴だし変だけど、なんだかんだ優しいもの」


 ラステルがシュナとアンリを引っ張って、ティダの方へと意気揚々と去っていく。ラステルの勢いに逆らえなかったのか、シュナとアンリが大人しく連れて行かれていた。


 パズーがセリムの肩を叩いた。


「ラステルってああいう直動的なところセリムと似てるな」


 似ていると言わられれば素直に嬉しい。しかしそんな場合ではない。


「目付役だろうパズー。ラステルを連れ戻してきてくれ」


 自然と顔がぶすくれる。友の女には絶対に手を出さないとティダに言われた手前、自分では断りにいけない。ラステル自身も嫌だと突っぱねそうだ。そんな態度のラステルも見たくない。


「その顔、自分はラステルのご機嫌を損ねたくないってさりげなく最低だなセリム。おまけにクワトロ様まっしぐらって感じ。見習えよあれ」


 自覚しているのでパズーの指摘が胸に刺さった。嬉しそうなラステルがティダに何やら語りかけている。ティダがわざとらしくラステルの頭を撫で、揶揄うようにセリムを見た。更には口の形が"阿呆"と告げている。


 しばらく眺めていたら、アンリ長官が顔を真っ赤にして眉を釣り上げ、シュナがあからさまに肩を竦めた。ラステルが怒ったと思ったら、ニコニコと笑い出す。声など聞こえないがラステル達は完全にあしらわれている様子。


「諦めろセリム。多分ラステルはセリムの友達と仲良くするのが嬉しくてたまらないんだよ。あと多分、初めての船に女友達も。帰国からずっと浮かれてる。シュナ姫やティダならその辺りも多分静めてくれるだろう。あんなフワフワしてたら危険だ。でもセリムは叱れないだろ」


 パズーがセリムを蹴ろうとしたので避けた。


「だよな。僕もそう思う。叱れない訳ではないが、萎れた顔をあまり見たくない。クワトロ兄さんのようになりたくないのにな……。それにしてもパズー、お前の蹴りは遅すぎる」


 セリムはため息を吐いた。


「あの、セリム殿。話を戻してもよろしいでしょうか?」


 ゼロースの問いかけに、セリムは周囲の状況を思い出した。ドメキア王国兵もベルセルグ皇国兵も唖然としている。


「雑談すみません。皆さん、申し遅れました。崖の国のセリムです。先程は妻のラステル共々粗忽な姿を見せてしまいすみませんでした」


 全体に挨拶をしていないとセリムはなるだけ全員に聞こえるように大きく告げた。それから会釈した。パズーの背中からアピを剥がして腕に抱く。三つ目を黄色く点滅させて震えているアピを、大丈夫だと撫でた。


「彼は僕の目付、パズーです。それからこの子はホルフルアピスの子。人に怯えはしますが、襲いはしません。まだ生まれて間も無い子どもの蟲です。妻と目付と共に僕の家族同然なので手酷い真似はしないようにお願いします」


 殆どの者がアピを見て全身を強張らせた。隣のゼロースは話を聞いているのか、アピを嫌そうに見ただけで恐れてはいなそうだった。


「今後必要があれば蟲の民ヴァナルガンドと名乗ります。なのでセリムではなくこちらの名で呼ぶようにお願いします。ドメキア王国とペジテ大工房の正式和平、ベルセルグ皇国との和平交渉と困難な目的の為に集まった誇り高き皆さんと共に行きます。どうぞよろしくお願いします」


 騒つくだろうなと思ったが、その通りだった。不信感と警戒の目がセリムを貫く。崖の国にセリムのせいで被害があると困るので、ずっと偽名は考えていた。決めかねていたが、ティダが付けた"永狼えいろうでヴァナルガンド"でようやくしっくりきた。


 丁度よくヴァナルガンドを略したらヴァル。ラステルの義父の名前となる。


「長いのでヴァルと呼んでもらって構いません。国境も人種も越えて手を繋ごうという、気高き目標。それぞれの指導者はその高き頂きを目指している。力を合わせて助力しましょう。僕も友の為に励みます」


 生まれてこの方こんなにも多くの拒否を感じたことはない。崖の国の末っ子王子として、民の弟のようにちやほや扱ってもらえてきた。少し帰国しただけで、盛大に祝ってもらえる。


 今までとは真逆の世界。これがセリムが歩んでいく道。


 やましいことなど無い。セリムは胸を張った。


「話せない話は少ないです。何か質問があればいつでもどうぞ。よろしくお願いします」


 ありったけの親しみを込めてセリムは笑みを作った。パズーが隣で「お願いします!」と震えながら叫んで体を半分に折った。


「改めましてセリム様。第四軍副元帥のゼロースです。お話は我が二人の王から聞いています。ノアグレス平野に何をもたらしたかはこの目で見ました。貴方様に恥じぬ生き様を見せると約束します故、どうか我等の手助けをお願いします。正直蟲はもう見るのも嫌ですが、近寄らず触れずそっとしますのでお許し下さい」


 差し出されたゼロースの右手をセリムはきつく握った。


「ええ、好きになれなど傲慢な押し付けはしません。ありがとうございます。崖の国や立場はなるべく秘めておきたいのでヴァルで構いません。それから僕の目付のこともよろしくお願いします」


「ではヴァル殿と。部下にもそう呼ばせます。先程快諾しましたので、よろしくパズー君。我が王からも直々に頼まれている。雪原で拝見した忠義と豪胆さ。君が一時的とはいえ、特別部下とは光栄だ」


 知り合いなのか。パズーに目配せすると軽く頷かれた。


「いやあ、剣とか体を動かすのは苦手なんでよろしくお願いします。なるべく得意の逃げ足で逃げますが、いざという時に何も出来ないのは困るので頑張ります。御指南宜しくお願いします」


 しどろもどろという様子でパズーがもう一度ゼロースに握手を求めた。二人が硬く握手を交わした。


「すみません。そちらは顔見知りのようですが俺達にはさっぱり状況が分かりません」


 セリムとゼロースの前にシッダルタがずいっと体を出した。


「状況?これから共に同じ道を行くから挨拶をしただけです。僕の国は礼節を重んじます」


 セリムはシッダルタと向き合った。ゼロースが上から下までシッダルタを観察している。その後ろのベルセルグ皇国兵にも気を張っている様子だ。


「本来は他国への加担を是としないペジテ大工房から船を授かり、ヤン長官と有志の方々がこの船の操縦を買って出ました。和平交渉の名目の下にです。ベルセルグ皇国兵は、捕虜解放として帰国となった。今ここにいる方々は帰国せず、僕らの意見に賛同し力添えしてくれる人達だとティダから聞いています」


 セリムはシッダルタだけではなく後方のベルセルグ皇国兵達にも目を向けた。それからドメキア王国第四軍の兵士達も見回した。


「囮役だったシュナ姫とその軍を救い出すばかりか、侵略される国の為に単身ペジテ大工房に乗り込んだ我が友のティダ。禍根があるペジテ大工房を恨みもせず、逆に手を取って険しい道にも関わらずアシタカと和平の道を模索しようとしているシュナ姫。第四軍の二人の頭は貴方達の未来の為に生きています」


 何とか話は聞いてくれそうだ。セリムは続けた。


「見知らぬ他人と同室など面倒でしょうが、国同士の和平というのは紙や口約束で決まっても絵空事です。僕達一人一人が互いを見定めて受け入れた先にある。まずは同じ船に、誇り高き意思を持って乗り込んだ。それを肴に語り合って欲しいというのがティダの部屋割りでしょう。個室を指定された僕はその機会を失った。甲板でも廊下でも、何処かしらで会ったら何か話しをしましょう」


 あまり受け入れられた感じはしない。しかし少し不平は軟化した気がする。ベルセルグ皇国兵達がひそひそと話をしている。シッダルタも引っ張られて何やら声を掛けられている。


「何をどう聞いているか知りませんが俺達は奴隷兵です。ここにいるのは俺も含めて農民。重装備の兵士と同じ部屋というのは正直に申し上げて、寝るどころか目も瞑れません」


 シッダルタが腕を組んでセリムに相対した。少しの軽蔑を浮かべたゼロースがセリムを軽く押し退けた。


「我が王が部屋割りをベルセルグ皇国の方三ないし二にして我らを一にしています。この船の構成もベルセルグ皇国の者を最も多くなっている。それに加え、第四軍の紅旗には"親愛と敬意"という誓いが込められています。この船で我が部下がいさかいを起こせば、私が責任を持って海に投げ捨て藻屑にしましょう」


 不信は侮辱だと言わんばかりにゼロースがシッダルタに告げた。シッダルタと背後のベルセルグ皇国兵達が罰が悪そうに俯いた。乗船したゼロースと部下達は第四軍の中で最も忠実な家臣、紅旗の騎馬隊と親衛隊で構成したと聞いている。そのような兵士達とティダが選んだとはいえ、強制徴兵された農民達では隔たりがあり過ぎる。


「心臓に剣を突きつけられても真心を忘れるな。崖の国の教えです。どうか一晩だけでも従って貰えないでしょうか。何もしていないのに拒絶されるというのはあまり気持ちの良い事ではありません。彼等なら鎧兜を着込んで眠りはしませんし、貴方達に身を守る武器を手渡すでしょう」


 わざとらしい提案だが、ゼロースが即座に「当たり前です」と答えてくれた。部下達が直立して肯定の返事を揃える。シッダルタが後ろを振り向いた。またヒソヒソ話が始まった。


「すみませんでした。よろしくお願いします」


 そろそろとシッダルタがゼロースに右手を出した。一瞬でゼローズが握手に応じた。あまりの速さにシッダルタが大きく目を見開いた。


「何とお呼びすれば?先程聞いていたと思いますが私はゼロースです」


 刺々しさのあるゼロースの声にシッダルタが体をビクリとさせた。見た目は全然違うが、性格が何処と無くパズーに似ていると感じた。ティダがパズーを気にかけてくれたのはセリムの友だから、だけではなさそうだ。


「シッダルタと言います」


 恐々としているが、目の奥に強い光が滲んだシッダルタ。ゼロースがそれを受け取ったのか柔らかく微笑んだ。


「我が祖国の代表シッダルタ!もう牛飼いじゃねえんだ、学べ!十も下だがヴァナルガンドは見事にお前らの矜持を守ろうとしたぞ!ゼロースはお前と大差ねえが規律正しく精鋭の部下を従え、元は敵のお前達に矜持を捧げた!礼儀がなってねえ!」


 突如ティダの怒声が飛んできた。最後の台詞の言い方がユパそっくりだった。耳が痛い。


「こんな大勢に囲まれていきなりセリム達みたいに出来るわけ無いだろう!生まれや育ちが違うんだ!そういう教育とかされてないから、言葉選びとか物凄く難しいんだ!」


 拳を振り上げてパズーが叫び返した。シッダルタの状況が他人事に思えなかったらしい。ラステルがシュナとアンリを置いてテテテテテっとセリムへ駆けてきた。そう思ったらパズーの隣に並んだ。


「ご挨拶が遅れました。セリムの妻のラステルです。パズーと同じで私も平民で皆さんの気持ちはよく分かります。皆で励みましょう」


 どこからこのやる気がみなぎっているのだろうか。ラステルが両手を胸の前でグッと握り拳を作った。場の雰囲気がラステルにはあまり伝わっていないのか楽しそうに笑っている。しかしおかげでピリピリしていた空気が変化した。


「ねえセリム。歌って踊ったらきっとあっという間に仲良くなれるわ。自己紹介して楽しい話をするのよ。他の国ってとても面白い話がうんとあるもの」


 パズーがすぐさまラステルの腕を引いて、ラステルの顔の前で手を横に振った。崖の国の帰国祝いの宴が相当楽しくて嬉しかったのだろう。アンリ長官ともおそらくそこで打ち解けたから、ラステルの中で宴は良い方法と認識されたようだ。


 ラステルが一同にぐるりと「ねえ?そうでしょう?」と言わんばかりの笑顔を振りまいた。


「夕刻には雨が来る!夜は嵐!休むなら今のうちだ!酒も食べ物も可能な範囲で出すから好きにしろ!流石俺の弟子だなよく吠えた!」


 ゲラゲラ笑いながらティダがアンリ長官の肩に腕を回した。ラステルがそれを見て慌ててティダの元へと戻っていった。またアンリが怒ったように顔を赤くして、ティダから勢いよく離れた。ラステルがぷんぷんしながらティダに詰め寄っている。


「目付役パズーよ、僕はラステルをどうするべきだと思う?」


 同じ直動的といってもラステルはやはり軽薄過ぎる気がする。パズーがセリムと目を合わせて肩を竦めた。


「天衣無縫なお妃様ですね。殺伐としそうなのであのように振舞ってくれると助かりますよ。多少、和んだようですし」


 小さな声で告げたゼロースがくすくすと笑った。それからセリムに目配せした。疑心暗鬼に互いに拒否感を浮かべていた兵士達の様子が、ほんの僅かに柔らかい。


「その惚けた顔、締まりなさすぎるから止めろセリム」


 ラステルを見ていただけなのにセリムはパズーに足を踏まれかけた。さらりと避けるとパズーが苦笑した。

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