第826話
「犯人が自首してるんだ。係長、これでもう、事件解決でいいのでは?」
「……駄目!! 師匠を犯人になんてできない!!」
「番外編まですごい師弟愛なんだポン。どっかの師弟とは大違いなんだポン」
誰のことを言っているのか。
のっけから、ろくに証拠も集めずに犯人扱いをかまして、取り調べをしていた某師弟を思い起こしていただければ、わざわざ言うまでもないだろう。
ほれみたことかと、ノエル刑事の頭を叩いたダルマが揺れる。
「とにかく!! はやく捕まえてくださいまし!! 私に、法の裁きを!!」
「……いやです!! 師匠を犯人になんて、私にはできません!!」
「……この茶番、いつまで続く感じだポン」
「心配しなくっても、もう、そろそろ落ちる頃だポン子」
という所で、今週も厨二病の弟子もよいお時間。
お後がよろしいようで。
「私が、私がすべて悪いんですのよぉ!!!!」
「……師匠は何も悪くないです!! 悪いのは、全部……こんな
はい、カミュちゃん、メタ発言は控えてね。
君までそれやりだしたら、もう収拾つかなくなっちゃうから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます