第823話
「……じ、自首しますって、どういうことですか、師匠!?」
「どれもこれもあれもこれもありませんわ!! 言葉の通り、パラケルススを殺害したのは私ですのよぉ!! もう、自責の念に堪えられませんわぁ!!」
「……しっ、師匠!!」
三人ともその場に固まって動かなくなる。
まさかの展開である。
推理ものと思わせて、犯人が自首してくるとは予想外。
というか、12話かつ各話500文字未満という短い尺の中で、どうやって推理ものをやれというのだろう。
ただでさえこっちは疲れているというのに。
そこのところ、メタ的に考えれば、ギャグオチになるのは分かりそうなものである。
「とにかく!! 今回の一件の犯人は、私ですのよぉ!!」
「……し、師匠、落ち着いてください。まずは、落ち着いて、話を整理しましょう」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます