師匠と神の器

第791話

【前回のあらすじ】


 師であるパラケルススから、仮面の一団について調べるように命じられた朝倉。


 理事会への復帰と助成金を盾にとられ、しぶしぶとそれを承諾した彼女は、その足で、仮面の一団の一人であった――ジャン・バルジャンと死闘を繰り広げた地、シャトー・ディフへと向かった。


 彼の地に仮面の一団についての手掛かりがないだろうか。

 縋るような気持ちで向かった朝倉だったが。


 意外というか思惑通りというか、仮面の一団の一人であるフクロウ面の魔法使いが、彼女に接触を図ってきた。


 しかし――。


「……カミュ!?」


「……あぁ、そう言えば、姉には既に会われていたのですね、貴方は」


 フクロウの面の下から現れたその顔に、朝倉は見覚えがあった。

 それは彼女の姉弟子が世話をしているホムンクルスの少女。


 そして、ノエルの友人であるカミュに瓜二つだったのだ。


 はたして彼女とカミュの関係は。

 そして、彼女から感じられる、ノエルに通ずる恐怖の正体は……。


 という所で、久しぶりに初っ端からシリアス。

 今週も厨二病の弟子はじまります。

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