0 Capitolo 1 Episode “Si inizia a muoversi quando e”

 0章 1話 「そして時は動き出す」

 ※セリフは“SOLA”を除いて、「」に変えます。



 F「はい、ボクはフォミュラ・エピオトニカです。以後、ボクのセリフにはF「」とつきます!」

《どうしたんですか? 改まって。》

 F「君もコレを読んでいる人たちに挨拶!!」

《はぁ??》

 F「いいから、“SOLA”!!」

《あぁ、アレですか…、[これを読んでいる皆様へ]的なヤツですか?》

 F「ちょっと違うけど、兎に角!!」

《まぁ、いいや。ワタシはCo.0001シーオー.ゼロゼロゼロワン CODENAMEコードネームSOLAソラ”です。ASASCIMアサシム器具、HAELEQUINハーレクインに入っている女子です。設定上、ワタシは17才ということになっています。一応、―――》

 F「それ以上言うと、次のプロフィールに影響するからやめとこう、うん。」

《なるほど、了解です。》


 Y「フアアァァ〜…。」

 F「あぁ、彼はイトニア・ゲンガゾニアです。以後、彼のセリフにはY「」がつきます。前の話で出てきたイットさんです。探偵の中でも両手の指に入る位に有名な人ですが、とてもマヌケです。そして、とてもバカです。」

《そこまで言っていいんですか…??》

 F「平気平気、多分。」

《はぁ〜……。》

 F「では、引き続きお楽しみください。」

《え、もう終わり!? あっ、ちょっ…、まっ―――》



 ピッッ―――





 ピピーピィィーピーピピピッッッ―――








 8月26日(F日)







 Y「何で、こんなに、お・そ・い・ん・…だぁぁっっ!!!!」

 F「ひいいいぃぃっっ!! だ、だってぇ〜…。」

 Y「だっても何も無いだろうが〜!!」

 F「ひいいぃぃっっっっ!!!!」

 Y「まぁ、どんな理由があろうが俺には関係ない。今は仕事だ。」


 スタスタスタ…


 F「アレですか?? 脱獄したっていうヤツですか??」


 ストッ……。


 Y「何でを知ってるんだぃ、キミ??」

 F「……!!」


 そうだ、まだマスコミ等には公表していない為、だったら俺が知るはず無いんだ。

 マズい、このままじゃ。


 F「いやぁ、他の探偵から流れてきた情報で〜…!」

 Y「ふうぅ〜ん…??」

 F「アハハハハァ〜…。」

 Y「まあいい、現場ろうごくに行くぞ。」

 F「はああぁぁぁ〜……。」


 スタスタスタ…

 コツコツコツ…


 Y「相変わらず、カワイイなぁ〜…。」

 F「ん? 今、何か言いました??」

 Y「イヤ、何も。」


 スタスタスタ…

 コツコツコツ…


 F「それにしても、今日は一段と暑くないですかぁ〜…?」

 Y「まぁ、確かにそうだな。」

 F「よくもそんな、如何にも昔のシャーロック・ホームズ風の恰好でこんな所を歩けますよね〜。」


 ブチッ…


 F「んな、何ですか…??」

 Y「こういう恰好が! 探偵にとっては、正装なんだよ!!!!」

 F「ひいいぃぃ!! け、けど…、ASASCIMアサシム導入とともにその様な“正装”等というのは無くなったじゃないですか〜!!」

 Y「確かにそうだが…!! 確かにそうだがぁ〜…!!!! お、俺にとってはコレが正装なんだ!!!! もう、知らん!!」


 ……。


 F「えぇ〜……。 もう、いいや。食べ物でも食べてよ〜っと。“SOLA”〜」

《はい、何でし――》

 Y「一応、知らないようだから言っとくがー、飲み物以外アウトだぞ〜…。」

 F「コーヒーを出してくれ。」

《了解です。》

 Y「その、Tシャツ・ジーパン・ジャケットっていう恰好でコーヒーはねぇよ。」

 F「うるさいなぁ〜!!」

 Y「……。」


 シュウィィーーーン……――


 F「やっぱ朝はコーヒーだよねぇ…、“SOLA”。」

《そうですね、確かにあんな“毒々しい飲み物”POISONたちよりは、古代から続く純粋で奥深いコーヒーの方が―――》

 Y「“SOLA”、俺が今飲もうとしてるモノを“毒々しい飲み物”POISONって呼んだな……??」

《いえ、言ってませんが??》

 Y「確かに“毒々しい飲み物”POISON指定された飲み物は危険だが、これはまだ自販機で売られているような安全な飲み物だ!! その上これには――」

 F「そういえば、ソレって“毒々しい飲み物”POISON亜種だと判明してもうじき指定されるヤツの一つじゃないですか??」

 Y「そんなことない!!」

 F「だって、このリストに…」

 Y「見せろ!!」

《相変わらずですね、ご主人様。》


 Y「なん…だと…!?」

 F「だから言ったじゃないですか。」

 Y「もう一生この飲み物は飲まん!!」

《切り替え早す――》

 Y「扨、此処が現場だ。」

《せめて私のツッコミを最後まで――》

 F「へぇ、此処がですか〜…。」

《ちょっ、フォミー!! あなたまでシカ――》

 Y「何か解る事はあるか??」

《……。》

 F「……。」

 Y「何だ? 何か文句がありたそうだな。」

 F「普通、後輩ニソンナコト、キキマスカ??」

 Y「うぅぅ…。」

 F「第一、何デボクヲ呼ンダンデスカ?? “この人に聞けば全部解決”ト言ワレルホド名高イ方ナノニ…??」

 Y「黙らっしゃい!! 兎に角解る事を言え!!!!」

 F「そうですねぇ、まず何故牢獄の壁に穴が開いているのか。そして、その他の監視をどう潜り抜けたのか。ってとこですねぇ…。また、鍵が破壊された様子は無しと。」

 Y「ふむ、成程。」

 F「え?? 若しかして此れ位の事も――」

 Y「次だ、どうやって犯人ヤツはこの牢獄から抜け出したのか。その他の監視についてはまだだ。」

 F「それは色々調査すれば解る事かと――」

 Y「お前が解らない事か〜……。」

 F「えっ? はい。」







 Y「帰ってよし。」

 F「は?」

 Y「解らないなら使えないからな、お前は。」

 F「うわ、何ですか? その余りにもご都合主義な侮蔑のしか――」

 Y「こいつを自宅に転移してくれ、“SOLA”。」

 F「何か…、凄いデジャヴ。」

《了解です。》

 F「了解しないで!! ねぇ、りょ――」

《転移:自宅》


 シュウィィーーーンッッ―――


 ――――――――――――――――――

 あとがき


 やっと始まりましたよ、物語が。

 何というか、まだ先が見えない感じですが、次の話をお楽し――


 F「あぁ〜、疲れた〜……。 あっ、作者さんじゃないですかぁ!!」


 ちょっ、今あとがき中だから帰って帰って


 F「はぁ〜い!!」


 シュウィィーーーンッッ―――


 まぁ、こんなヤツが主人公してるのが不思議で仕方ありません。


 一応ですが、登場人物(?)は50位いくと推定していますので、ご了承のほどを。主人公のセリフが何れF「」からFo「」てなる日が来ると思います。


 ではでは。


 黒驢

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