DIE5話 閻魔邂逅(カイコウ)
「どうするかのう?カミシノユウスケ君。このままじゃと、お主は、三途川辺にある賽の河原を通り越して、そのまま、
「オレって、死んだんですか?」
「そうじゃよ。それなら、試しに死亡宣告書でも見るかのお?」
「はい‥」
「レイナ君、これを彼に渡してくれ」
「分カリマシタ、医院長。」
すると突然、レントゲン横に
「ちなみにレイナ君は、ワシの尺じゃなくて、そこで能面を被っとろう看護婦の戒名じゃよ」
「ドウゾ」
そう言うと、能面を被ったレイナと呼ばれる看護婦さんが、自分に一枚の紙を手渡してきた。
「これが死亡宣告書?」
「そうじゃよ」
その死亡宣告書には、生年月日と死年月日が書かれており、その横に自分の名前と
"死因インガオウホウ"
「死因が
「因果は応報じゃよ」
「意味が分からないんですがそれは‥」
「そこでワシからの提案じゃが、ワシのガキとなるがよい」
その医師は、自分の方に身体ごと振り向いた。その瞬間、白衣が
「後継者よ。ようこそ、ワシのしもべ
自分は驚きのあまり、室内の窓から外を眺めた。
「これが本当の地獄…」
そこには、正夢や悪夢とも似つかぬ、壮大な光景が広がっていた。
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