DIE2話 救済理由
「なんで、私を助けたの」
この言い方は、
『救済理由?正直に言うと、
「閻魔大王様って、あの閻魔大王様?」
『そうそう、あの閻魔大王様。』
「それじゃあ、あなたは…」
『俺は、
「
『そうだよ。こっちの世の中では、俺のことを死神と呼んでいるらしいけど、本当は閻魔の餓鬼だよ』
そう言いながら、歩道橋の欄干に寄りかかった礼服姿の少年は、
「あなたの名前は、なんて言うの?」
『オレ?俺の名前は、カミシノ ユウスケ。とは言っても、地獄に
「けれども何故、あなたは地獄に堕ちたの?」
私は、無意識のうちに愚問を口走ってしまった。
『なんで
カミシノ少年は煙草で一服しながら、私の質問を見透かしたように答えてくれた。
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