女神の説明力と女神の力は反比例する

ペルセポネ? 居るか?


「なんですか…」

「実は聞きたい事がある」

「と、言いますと?」


そうそう、このペルセポネはなんでか知らないけど不倫って言葉を持ち出すと大体優しくしてくれるのだ。


「どうして、核戦争後、精霊なんて出てきたの?」

「長くなるので、イイ感じに説明しますと…

核戦争の後、地球の秩序。つまり自転が崩れました。

地球は太陽系では唯一自然が豊かなので本来なら、見捨てられて崩壊する所を各惑星の精霊が滞在してくれたのでなんとか存在してます。


しかし、精霊が居なくなるともちろん地球は消えます。

もう精霊はここを離れる事は不可能になりました。

暇を持て余した精霊は力を出したりしています。

特殊な人間には加護シフトを受ける事が可能なので、

実質、魔法使い、精霊使いが誕生しました


ーーらしいです、Wikipediaに書いてます」


「いやWikiかよ! まぁありがと、暇を持て余すとか意味わからん。ところでその精霊って何人?」

「4人ですね…いや人じゃないですけど…。イフリート、シルフ、タイタン、セイレーンですね」

「パクリ臭やばい」


「いえ、通称です、彼女達にも名前はありますよ」

「そうなんだ! でも今会話してるのは女神?」


「…私ですか…? もちろん、闇女神ペルセポネですよ!」

「女神…?」


エッヘンと言わんばかりに言われても困る。


「女神は闇女神ペルセポネの私と、光女神ゼクティスの彼女しか居ません。割と偉いんですからね!」

「そんな女神の加護を受けれるのはありがたいです」

「ふふっ」


割と可愛いぜこの女神。


「じゃあ、そんなペルセポネは今何シテルの…?」

「太陽系を見守ってますね…例外として、死んだ時に未練があるものは輪廻転生させ、死ななくなり、私の加護を受ける事が出来ます」


「死ねなくなるとか何処の死霊術師だよ」

「マジで死ねないので、そこんとこよろしく」

「おっおう…」


それってある意味呪いじゃないか…?

後、モーションダサいのも呪いだよな!


「ふぅ…もういいですか?」

「この頭痛直して…」

「わかりましたー」


おお…頭痛が減っていく! これはいい物だ。


「もうないですよね?」

「うん、ないよ。疑問とか答えてくれてありがとね」

「ほーい」


ーー女神の魔力を感じなくなった、帰ったぽい。

頭痛もなくなったし、まぁいいや。


聞きたい事聞けてよかった。


さぁ、準備をしてヘドウェイとやらに向かおう。

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