第14話 本質、不変
翌日、わたしは普通に朝起きて、仕事に出掛ける。
昨日の夜、銃をぐっと握りしめた感触がまだ掌に残っている。
事務所での作業もいつも通り。
わたしの本質は昨日と今日とで特に変わった訳ではない。
おそらく、実際に発砲した時には、劇的に何か変わるのかもしれないけれども、弾丸は3発しかない。
無駄なことは、できない。
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