第一部 全文メモ(箇条書き失礼)


<開場前>

・予定どおり13:40に受付始まる!

・人数はだいたい30人くらい?

・男性多目。女性は5人くらい?

・申し込み時は本名でなくても良かったかも

・お水とボールペンもらえました♡


<第1部>

・おなじみ萩原編集長、やっぱりシルバーアクセ!!

・大塚和重さん…元SHOSENブックタワーのラノベコーナー担当。現在ライトノベル新文芸の営業担当「日本一ライトノベルを売る男」。ルビー文庫(BLレーベル)の営業もしてます♡

・萩原さんと大塚さんは入社前からの知り合い。「特に


(萩)

・編集者は必ずキャッチコピーを考える。これがなければ売れない。読んだ時にキャッチコピーが浮かぶかどうかが書籍化の決め手(10分説明しても魅力が伝わらない作品は難しい)。キャッチコピー=その作品の一番のテーマ、山場に持ってくる。

・本屋に買う時は?タイトル・表紙・帯…帯が一番目を引く。帯に5秒足を止めさせるものが書けるかどうか。

・キャッチコピーが強い作品は売れるし、イラストや内容も固まりやすい

・Web小説家は作家であり編集者。このキャッチコピースキルは求められてしまう。


(大)

・書店だとPOPがつく。POPの機能はお客様に商品を手に取らせること。これもキャッチが重要

・「日本一ライトノベルを売る男」…書店員時代『銀月のソルトレージュ』の帯にオススメコメントを入れてた。ちなみに2巻の時は世界一に、3巻の時は宇宙一に…笑 本屋さんが勧めている=面白そう、という印象を与える(面白さの保証)

・他の例として「〇〇一位!」「〇〇万部突破!」「〇〇PV突破!」など

・読み手はお金も時間も限られている…より自分が面白い作品に出会えるようにキャッチを手掛かりに探す

・富士見書房の社長?「読者は書店に本を買わない理由を探しに行く」…そういった読者に買わせなきゃいけない

・POPを書くときはベネフィットを一番大事に(この本を読んで結局何が面白かったか、何を得られるかというところ)

・「泣ける!」感情に訴えるパターン

・饒舌に書くパターン(とにかくたくさんいいところをびっしりあげる)…特定の層を狙い撃ちできるように


(萩)

・富士見書房の社長?「読者は続きを買わない理由を求めている」…期待を裏切られた時に買うのをやめる。キャッチ・タイトル・あらすじが一致していないとユーザーは期待を裏切られて買うのをやめてしまう。逆にそこで気を惹かれれば買ってくれる

・Web小説で読む作品を選ぶのと、書店で本を探すのと行動心理はほとんど一緒。自分が本を買う時に

・「冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた」…「優しい龍の殺し方」という作品のタイトルをベースにした。「優しい」と「殺し方」が逆の意味になって気を引く。タイトルデザインにもその意図を反映

→自分が気になったタイトルとかをメモしておいて、自分がタイトルつける時に活かすと良い

・「紅霞後宮物語」口に出して嫌な引っかかりがあるものは採用しない。音や字面も気にすると良い

・「姫狐の召し使い」…平安・源氏物語・陰陽師などいろんな要素が入った作品→一番の作品の魅力、狐娘がとにかく可愛いというところをプッシュ。※当時はモフモフがあまり流行ってなかったのでチャレンジではあった。今は市民権得てきたけど…


(大)

・「SH@PPLE」キャッチ:純愛のためなら女装だってしちゃう…これも当時は男の娘があまり市民権なかったのでかなりのチャレンジ

・「バードハートビート」キャッチ:ジブリでアニメ化希望…書店員だったからかけたキャッチ

・「デート・ア・ライブ」営業時のキャッチ:エヴァで使徒が美少女だった場合の話…説明が難しいSF。端的に内容を伝える

・フェア名「大人の文学少女フェア」…大人と文学少女の相容れなさで気にしてもらう。矛盾させるときになる

・普通の言葉は意外と流れてしまう。どういう風に見て欲しいのか、どこに目線を集中させるか


(質疑応答)

・これから来るジャンルは分かったりするか?…それがわかれば苦労しない。しかも時代的には分かりづらくなっている(価値観の多様化)。ライトノベルはファンタジーから現代の異能もの、ラブコメ、SF日常もの、…などいろいろ変わってきている。新しい時代を作れる作品も出していく必要がある。

・忙しい書店員さんにまず気にしてもらうためには?…やっぱり表紙・キャッチ・帯で判断される

・Web小説の場合は?…絵がないので文字だけで立ち止まらせないといけない。しかもWebはいつでも読むのをやめることができる。ユーザーはクリック一回で一労力かけている。途中でやめられないためにする工夫も大事。Webと本で構成を変えることも

・どんな感覚で本を読む?…やっぱり仕事する側になってしまうと考え方が違ってしまう。分析したり売り方を考える。時々純粋な読者だった頃に戻りたい

・章・エピソードごとの名前の付け方…目次を見て内容が分かる必要はない、ただ読ませたいところに引っかかりや気になる文字列を置けているかは重要になってくる。長編だとあまりに文字ばっかりになるのでそこばかりが重要というわけではないだろうが

・書籍化する前にメディアミックスを考えることはあるか?…最近はあまりない。まずその一冊に力を入れないと、内容が薄くなってしまう。いい作品であれば技術発達によりだいたいメディアミックスできる。本で100%完成してると、本としては正しいがメディアミックスは難しい。120%を目指せる期待度があればメディアミックスしやすい。

・作家とイラストレーターとのコミュニケーションは?…会いたがらない人もいるので、基本的には会わせない。ただサイン会やメディアミックスでは会わざるをえない。

・書くときにイラストのことも考慮する必要はあるか?…絵はあくまでイラストレーターのもの。一方本文はあくまで作家のもの。その線引きはある。編集によってスタンスは違うけど…

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