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目次
朽ちた鎖
どうしたんだ この街は
風船ばかり浮いている
赤や黄色、緑に青に
そりゃあもうカラフルさ
見ているだけで飽きないよ
だけどある日降ってきた
悲しみや怒りの雨が降ってきた
風船たち、ひとたまりもなくはじけるよ
パンパンパンパン鳴り響く
町中何処も泣いている
もう昔の姿忘れそう
学校も公園もお役所も
今はすっかり沈んでる
人の姿も途絶えてる
風船全て亡くしても
雨は決して止まないでしょう
遥か遠くの雲の上
気の済むまで落とすでしょう
太陽今日も黙ってる
月様優しく照らすのに
砂漠になる前に気付いておくれ
新しい風船が飛びますように
雲間からの光が届きますように
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