第18話 学園生活④

「そういや、王女様は魔術とか使えんの?」


 演習場とやらに、学園内の案内地図に従って向かう道すがら。ハロルドは不意に気になったことを、隣を歩くエリザベスに質問する。

 次の授業は『基礎魔術演習』。文字通り、魔術の演習授業である。

 だが隣を歩くのはこの国の第二王女。王位継承権は第一ほど強い効果を持ちはしないものの、やはり王女様なのだ。ならば、戦いに使用される魔術に対して心得があるのか気になるというのも、無理からぬ話であった。


 しかし当のエリザベスは、ハロルドの質問を受けると、ふふんと鼻を軽く鳴らし、慎ましやかな御胸を少し反らしながら、


「私、これでも風と水の魔術はそれなりに使用できるんです! お姉様に勝てる唯一の技能ですよ!」


 と、得意気に答えた。


「へえ。すげえじゃん」


 ハロルドはそんな彼女に対し、大して凄いとも思ってなさそうな表情で、そう言ってのける。それから、「唯一なのか……」と小さく呟いたが、この呟きはどうやらエリザベスの耳までは届かなかったらしく、返事は来なかった。


 そんな彼らが、『第一演習場』と案内があった先の、運動場のような広場に足を踏み入れる。

 すると、すでに集まっていた貴族クラスの生徒たちがちらりと目を向けてくるが、皆一様に目を伏せるような一礼と共に各々の護衛や友人との会話に戻る。

 彼らの様子からは、やはり自身も貴族とはいえ王族とは近寄り難い、同期としてどう接するのが正解なのかわからない、といった戸惑いが見てとれた。


「友達作り、頑張れよ」

「はい……」


 こりゃ大変だ、とばかりにエリザベスにそう声をかけるハロルドと、とほほと目を伏せて前途多難さを感じるエリザベス。

 そんな彼らに、


「おーう。重役出勤だな。まあ、マジで重役だから比喩になってないんだけどな。なっはっは!」


 聞くものが聞けば、ぎょっと目を見開くような声がかける者が居た。

 ちなみにこの場合の『聞くもの』とは、常日頃から立場というものに敏感に目を光らせる、貴族たちのことを言う。そしてこのクラスは『貴族クラス』。その生徒は一人残らず貴族である。

 故に、基本的に皆一様にぎょっと目を見開いて、その声を発した男性を凝視する。


「すいません。遅れましたか?」


 しかし声をかけられた当の本人、エリザベスは大して気にした様子もなく、その男性にそんな問いをする。

 そんな王女の様子に、その男性は目を細めて、少しだけ何かを含んだように「へえ」と呟いてから、


「いんや。まだ授業開始時刻にはなってないからな。チャイムもまだだが、そろそろ……おっと。鳴ったな。んじゃ、おらテメエら。授業始めんぞ。適当に並べー」


 と、ひどく適当な様子で、授業開始を告げるチャイムによって目線を王女一人から生徒全員に移してから、パンパンと手を叩いて生徒たちを並ばせる。


「あ、護衛と人たちはそっちで。そのラインの向こう側から見ててくださいや」


 と、授業がしやすいように、邪魔な大人たちを排斥することも忘れない。

 おそらく教師らしきその男が指差す先は、土の地面に不自然な金属のラインが引かれた、その向こう側だ。

 その金属のラインは演習場を囲うように四角く引かれていて、広さを見れば、その四角一つで『第一演習場』なのだということが窺い知れた。


「なんだ、これ?」


 ハロルドは、そのラインを踏み越える際に、靴の先端でこつこつとラインを叩いてそんな疑問を漏らす。


「障壁を生む魔道具ですよ。ハロルド様」


 そんな彼の疑問に対する答えは、思わぬところから返された。


「ん? あ、『爺』さんじゃん」


 声のした方を振り替えれば、そこには先程ハロルドを叱咤激励した貴族の子供、エリックに付き従っていた執事服の紳士である、『爺』と呼ばれた男が立っていた。

 ハロルドとしては、本名を知らないために『爺』さんと読んだが、当の本人はその呼び名にくすりと笑みを浮かべると、


わたくしは『爺』という名前ではないですよ、ハロルド様。ロバートとお呼びください」


 と訂正を加えた。


「はあ、ロバートさんね。ちなみに、こちとらしがない一人の冒険者なんで、様付けはやめてくれ。親しみをもってハルと呼んでくださいや」


 何でこの人、俺の名前知ってるんだろ、とは思ったものの、そういや何度もエリザベスが名前を呼んでいたなあと思い至ったハロルドは、ロバートにそう返事をする。

 その返事を受け取ったロバートは少しだけ目を見開くと、


「おもしろい方ですな。では、ハルさんと呼ばせていただきましょう」


 と返した。


「そうしてくれ。んで、ロバートさん。障壁の魔道具とは?」

「その名の通り、ですよ。この演習場は主に魔術や戦技の訓練に使用されます。そのくせ、柵や塀などの安全措置はありません。なので、この魔道具で授業中のみ障壁を張って、周囲に害を及ばさないようにするのです」

「ほおー。なるほどね」


 丁寧な説明に、ハロルドは思わず驚嘆の息を漏らす。

 それを興味無さげに隣で聞いていたヌレハは、


「障壁を張るみたいよ」


 と誰に向けてと無しに声を出した。

 その声につられて彼女が向ける視線の先を見れば、教師らしき男がラインの一部に触れながらブツブツとなにがしか呟く姿が目に入る。

 すると、一斉に演習場を囲うラインが青白く発光し、その光は上方に向かってまっすぐ伸びる。


「おお、すげ」


 素直にそんな驚嘆の声を漏らしながらハロルドが手をかざすと、ラインの上方に透明な壁があるのがわかった。伸びる光は地面から30センチほどで徐々に弱くなり消えているが、壁自体はもっと高くまで、少なくとも、ハロルドが手を伸ばして届く範囲まではあるようだった。


 コツコツと拳頭で障壁を小突くハロルドをちらと見た教師は、だが大して気に止めた様子も無く、張られた障壁を物珍しげにキョロキョロと見遣る生徒たちに向かって歩き出す。

 そして彼らのもとに辿り着くや否や、


「んじゃ、授業始めんぞー。お前らは貴族らしいけど、お前ら生徒、俺教師な。立場は俺が上だから、敬語なんて使わねえぞー」


 心底気だるげに、そんなことを言ってのけた。

 その言葉を受けた生徒たちは、にわかにざわつく。

 だが、


「いいよな?」

「私ですか? もちろんです」

「んじゃ、この口調で、これからしばらくこの授業でよろしく頼むわ」


 許可を求められた王女が一も二もなく許したため、他の生徒はなにも言えなくなってしまう。

 ドリフターであるハロルドからしたらよくわからない感情だが、少なくとも、例え相手が子供とはいえ、地位が上の人間にタメ口を聞くことは、ざわつく程度には非常識なことらしい。

 しかしそんな風に立場をおもんぱかる彼らだからこそ、最も位が上である王女殿下が許したのならば、その是非に従うしかないのだった。


「あの教師、あんたと同じ臭いがするわね」

「奇遇だな。俺もあいつとは気が合いそうだと思ったとこだわ」


 障壁の向こうでは、冒険者兼王女護衛の二人がそんな気の抜ける感想を漏らすのだった。


「んじゃ、自己紹介からだな。俺の名前はヘイゼル。ヘイゼル・オーバーンだ。よろしくな」

「ヘイゼル……」


 教師、ヘイゼルが名乗った瞬間、生徒たちが先程とは違ったざわつきを生み、ハロルドの隣でじっと授業を見ていたロバートが、小さく彼の名を口にした。

 いったい全体どうしたんだとハロルドが少々戸惑うと、


「話の腰を折るようで、すいません。ヘイゼル先生はもしかして、『魔弾』のヘイゼル殿でしょうか?」


 生徒たちの中から、挙手と共にそんな質問が飛ぶ。挙手者を見れば、その生徒はくだんのエリック少年であった。


「あ? あーっと、なんか恥ずいから、その二つ名はあんまし口にしたく無えが……いかにも、俺こそが『魔弾』のヘイゼルだ!」


 恥ずいと言いつつも、背後に「ババン!」と擬音が見えるほどにノリノリに自己紹介を終えるヘイゼル教師。

 ハロルドは、なんだあれ、と呆れ顔でヘイゼルを見つめるが、そんな彼とは対照的に、生徒たちの顔にはキラキラとした尊敬の眼差しが宿る。


「……なに、有名人?」

「ああ、あんたは知らないかもね。元没落貴族出身の冒険者だったのよ。だけど実力一つでのしあがって、数年前、学園にスカウトされて冒険者界隈からは姿を消したわ」

「へえ。実力者なんだ」

「目視も出来ないほど離れた位置から、少しも威力を衰退させること無い弾丸を飛ばす魔術系統、『魔弾』を生み出した方ですよ。系統を生み出した、とは言っても、その使い方は秘匿されていて、ご本人しか使えるものはいませんが」

「ケチだな、公表すりゃいいのに」


 左右に立つヌレハとロバートからヘイゼルについての説明を受けるハロルドは、最終的に、彼に『すげえけどケチなやつ』という評価を下した。

 実のところ、魔弾の技術が他国に漏れることを危惧した、ヘイゼルよりももっと上の立場の者たちの決定なのだが――そんなことは露ほども知らないハロルドには、彼がケチにしか見えないのだった。

 相変わらず何も言わないヌレハと、苦笑を浮かべるロバートは、面倒だったのか、ハロルドの言葉を否定しはしなかった。


「うし、んじゃ、授業始めんぞー」


 そんな彼らをよそに、ヘイゼルは気だるげにそう口にして、本格的に授業を始める。

 彼は足元に置いてあった箱から一本の木製の指揮棒タクトのような魔術杖を取り出すと、それを生徒たちの前で掲げた。


「もしかしたらもっといい魔術触媒をお前らなら持ってるかもしれねえけど、今回は授業だから、性能が全く同じ杖を使ってもらう。んじゃ、はい。一本取って後ろに回して」


 ヘイゼルは先頭の生徒に、数を数えた様子もなく、適当に数本の杖を渡す。持ちにくい棒状のものを一気に渡したせいで、何本かぽろぽろと地面に落ちるが、気にした様子はない。至極適当な彼の性格がよく表れた仕草であった。


 何度か足りなくなって追加を後ろに回しつつ、全員に杖が行き渡ったところで、ヘイゼルは杖の性能について説明すべく口を開く。


「その杖にはあらかじめ、第四階級までの火、水、風、土属性の【コード】が組み込まれてる。だから――」


 そこまで言って、ヘイゼルはようやく先程から地面に落ちていた杖を拾い上げて握り、先端を上に向けると、


「【イグニス・ジフレア】」


 と魔術名を口にする。

 その瞬間、杖の先に生成された拳大の火球が上空に打ち上がった。


「こんな風に、魔術名を口にしただけで、勝手に決まった量の魔力を吸って、決まった威力の魔術を撃ってくれる。とりあえず今日は――」

「すいません、先生」

「はいはい。なんか質問か?」


 話の途中で挙手と共に声が上がり、ヘイゼルの話は中断せざるを得なくなる。だがとりわけ気を悪くした様子もなく、ヘイゼルは手を挙げた生徒、エリザベスに視線を向ける。


「【オリジナル】の魔術を使用してはいけないのですか?」

「……ああー、そうなあ……」


 質問を受けると、ヘイゼルは考える仕草なのか少しボサつく頭をポリポリと掻いて、


「いつまでも禁止する気はねえが、とりあえず足並み揃えるつもりで、しばらくは【コード】だけにしてもらおうかな。それでいいか?」

「はい。もちろんです」


 大人しく頷き、了承を表すエリザベス。


 【コード】、【オリジナル】と当たり前のように専門用語を使って会話をする生徒と教師だが、事実、どちらも魔術を表すこれら単語の違いは、一般常識として、この世界の住人に広く知られている。


 基本的に魔術とは、使用者の魔力を用いて、使用者の想像通りの効果を及ぼすものである。明確なイメージと、それを実現するだけに足る魔力さえあれば、基本的に不可能はないとまで言われる超自然的な力。それを魔術と呼ぶ。

 しかし、この『明確なイメージ』というものが曲者で、戦闘中の咄嗟の危機など、思考する余地もなしに魔術を使用せねばならない状況で無理矢理に使用すると、イメージ不足が祟って、思い通りの威力を顕現できなかったり、暴走して自身すら傷つける可能性すらあるのだ。

 なので、そんな状況を防ぐため、技術者によって生み出されたのが、あらかじめ魔術触媒に、一定の魔力で一定の威力の魔術が発動するよう、魔術回路コードを組み込んでおくという方法であった。

 この技術により、射出フレア障壁シルドという二種類の魔術のみに限られるが、魔術名を口にするという酷くインスタントな方法で、魔術を発現できるようになった。

 しかし当然と言えるが、威力や汎用性を求めるのならば、魔術は自身の想像力と魔力を任意に込め、独自の魔術を発現する方が、はるかに強い。仮に【ファイヤボール】等という極々一般的な魔術名にしても、使うものによっては拳大の火球を生んだり、はたまた別の使い手だと、太陽かと幻視するほどの大火球を生んだりと、その威力と規模は使い手に依存し、自由自在なのだ。


 故に、現在では、触媒の魔術回路コードによって発現する魔術を【暗号回路魔術コード・マジック】、縮めて【コード】。自身の任意の力で生み出す独自の魔術を、【独自魔術オリジナル・マジック】、縮めて【オリジナル】と呼ぶことで区別している。これらはそれぞれ一長一短であり、臨機応変に使い分けることが、魔術師としての必要最低限の技能とされている。


 恐らく、というか当然として、生徒たちの中には【オリジナル】を使える子供もいるのだろう。少なくとも、質問をしたエリザベスは確定である。

 しかし、『授業』という形式上。また、『基礎魔術演習』という、いわば基礎的な魔術の使い方を学ぶ実技科目という授業なので、ヘイゼルは今回、【オリジナル】の使用を禁止した。


「まあ取り敢えず今日のとこは、魔術をぶっぱなす気持ち良さってのをわかってもらおうかな。使う魔術は、火属性・最下級呪文の【イグニス・フレア】。で、狙う的は――」


 そう言ったヘイゼルは、靴底で地面を軽くコツコツと叩く。

 すると、生徒から見てヘイゼルを挟んだ向こう側に、土くれが盛り上がって、数体の土人形が出来上がる。


「あれを狙ってみろ」

「……」


 何か恨みでもあるのか、これから火の魔術で狙われる的として作られたそれら土人形は、精巧に学園長の姿を模されていた。

 それを見て、ツッコミをいれていいものなのかと生徒たちが戸惑ってるうちに、


「んじゃ、各人形の前に適当に並べー。使うのは第一段階の火魔術だし、魔力枯渇でぶっ倒れることはないだろうけど、一応だるくなってきたら自主的に休憩しろな。お前らがぶっ倒れたら、監督不行き届きとして俺が怒られっから、マジ勘弁してくれよー」


 教師としてどうなんだと思われる発言を残して、本格的に授業が開始された。

 生徒から順繰りに放たれる小さな火球は、大抵は狙い外れて地面に当たり消えるか、的から外れてその後方まで飛んで、演習場を囲う障壁に阻まれて霧散する。

 たまに火球が当たって土人形が爆散するが、壊れた土人形はあっという間にヘイゼルが補充するため、学園長を模した土人形の数が初期数から減ることはない。

 ただただ決まった魔術を動かない的に向かって撃ち続ける、端から見たら退屈きわまりない授業だが、ヘイゼルが目的として口にした『魔術をぶっぱなす気持ち良さ』というものなのか、生徒たちの顔には、清々しい笑みが浮かんでいるのだった。


   ◇ ◇ ◇


「おーし、そこまで」


 しばらくして、授業の終わりが近いのか、ヘイゼルが停止を呼び掛けて柏手を一つ叩く。

 すると独りでに土人形たちは瓦解し、的を無くした生徒たちは自然と顔をヘイゼルの方へと向ける。

 魔力枯渇の初期症状なのか、顔を少しだけ青白くして肩で息をする生徒も見られるが、大多数はケロッとした表情で、もう少し魔術を撃ちたいという不満の感情すら見てとれる者もいる。


「魔術の楽しさってのはわかってもらえたかね?」

「はい!」

「よし。んじゃ、今日の授業は大成功ってことだな。取り敢えず、今日のとこはここまでだ。続きは、次の授業を楽しみにしててくれや」


 そんなヘイゼルの締め括りに、生徒たちは軽く首を傾げる。未だ授業の終了を告げるチャイムは鳴らないので、まだ終了時刻ではないことがわかるからだ。


「んで、ここからはこの授業についての、軽い説明だ」


 しかし、次に続いた彼の言葉に、訝しげだった生徒たちも納得の表情を浮かべた。


「ま、本当に説明することなんて、一個しかないんだけどな」


 軽くおどける様子でにやけつつそう口にしたヘイゼルは、


「そのたった一個ってのは、この授業の評価基準についてだ」


 と、至極真面目な本題に、そのままの調子でうつった。


「この学校は、生徒たちの授業の評価はその授業の担当教師に一任されてる。まあ大抵はテストだったり、出席点だったり、レポート提出だったりで評価されるんだけどな。――だが、少なくとも俺は、お前らにとっては残念ながら、そんな一般的な評価方法をもうける気はない」


 いったい何のつもりだと、ここまで彼の台詞を聞いた生徒たちは、戸惑いの様子でざわつく。テストでも出席点でもレポートでも評価しないならば、いったい何で評価をするのだと。

 そんな様子でざわつく生徒たちを、ニヤリといやらしい笑みを浮かべて見遣ったヘイゼルは、右手の人差し指をピンの突き立て、


「まあそう心配するなや。俺がお前らに求める評価基準は、単純明快、たった一つだ」


 と得意気に言う。そして、


「それは、この授業の全課程が修了するまでに、『俺に魔術で一撃をいれること』。【コード】でも【オリジナル】でも、授業中でも授業外でも、たとえどんな卑怯な不意打ちでも構わない。とにかく俺に一撃、有効打をいれろ。そうすりゃ、漏れなく最高評価をくれてやるよ」


 と、穏やかではない、実に冒険者出らしい条件を口にするのだった。

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