第4話 コレからどうしよう
放り出された原因、それは召喚された者たちには、過去の事例から、"何かしらの
その為、魔力が無いという事は、
なにせ、今迄例外なく
さらに言えば、世界の恩寵たる
まぁ、自分としては、この機械生命体の身体で好き勝手できるなら特に問題は無いので、別に構わないという形だったが、まさか追い立てられて外に出されるとは思いもよらなかった。
というか、
視界の隅にはメニュー欄でてるし頭の中で認識したらそのメニューを選択でき、さらに自身の体の状況もスキャニングで常に確認できており、オートマッピングまで搭載されているから現在MAPもわかる始末。ついでレーダーも使えるために、いま歩いている人々のモニタリングまでできてる始末、さらにいえば、
そんなVRMMOの機械生命体としての機能がほぼ使えている状況というのが、、そのギフトって奴じゃないかと思えるんですよね。
VRMMOの他の種族だったら、これらの機能使うためにわざわざ手に持つタイプの専用端末持って確認しなきゃいけないとかだし、その端末が不要というか内臓されてるのって、結構便利なのにね。ほんとにね。
ついでにいうなら、
ほんと、便利なのに使用種族がブッチギリの最下位なんだろうかね。
あ、そういやその
とりあえず、放り出された自身の現状を考えていこう。
これから機械生命体として生きていくなら必須なことになるはずだし。
こういうお約束ともいえる定番的な方法になれば、よくあるギルドとかで魔物とかを倒していくというのがセオリーなんだろうけど、魔法が使用出来ないという事で、よくあるファイアーのボールとか、アイスのランスとか、そういった攻撃系魔法というのが一切つかえないのは確定している。
もっというなら治療系とも言われる回復法術的なものも使えるわけもなく、そもそも自己再生能力を増強させる機能はまったく効果がない。
さらにさらに補助系魔法きかないし‥‥あ、弱体系も呪術系も一切効かないからトントン?
なら、魔法系が使えないとするなら、魔法生物とかで物理法則が通用しない相手だと、なんにも出来ない自信がある。そこら辺が出てきたらどうしようかね‥‥まぁ保留としておくとして、そういや、魔法生物だとそれなのに幽霊とかは精神体とかそういうので、違うとか訳解らん解釈設定だったけか。
冷静に見つめなおしてみると、ある意味、自由不自由両立してる種族なんだな。
というか、夢にまで見た機械生命体の身体な訳だし、よくある元の世界に帰りたいとかはもういいわな。こんな身体になれたら、そりゃもう万歳を全力でしちゃうレベルだし、死ぬまで機械生命体なんだよな‥‥…
やっべ、そう思ったら興奮して涎‥‥じゃなくて、オイル?垂れてきそう‥‥
いやいや、まてまて、落ち着け、ここは冷静にならなければならない。このままだとフラグが立つ。いうなれば死亡フラグというやつだ。
少しでも長い間、この身体を堪能する為には、そんなフラグは危険だ。回避するに限る。だが、フラグたてて戦闘でボロボロになって機能停止して、自然の中で錆るまで放置されてる絵姿とか……ふむ、それはそれで"アリ"だな。
こう、自然豊かになった中に、錆びたロボとか兵器が鎮座してる姿とか、これはもう涎モノなシチュだよ、ロボ・メカ冥利に尽きるよな。絶対。
よし、とりあえず老後‥‥という表現になるのかはわからんが、とりあえず理想な死に方はソレにしておこう。
爆発四散は勘弁として、機能停止時は座った姿勢で砂漠の中に埋もれていくとか、最後は
というかちょっとまて、何で最終回的な内容を今から妄想してるんだ?
これからこの身体でエンジョイしていくはずなのに、何で最終回的なモノなんだ?
とりあえず、先立っては活動する為には、VRMMOの仕様上エネルギーの設定があり、そのエネルギー補給を怠れば機能停止という‥‥そう、基本的な活動エネルギーは、専用のエネルギーパックで補‥‥給‥‥?
あれ?エネルギーパックで補給だったはずだが、どこにある‥‥?
そんなステーションなんて見当たらんぞ?
‥‥‥‥‥‥
まずい!エネルギー切れ待ったなしなのか!?どうする!!
他に何か補給する方法がなかったか?
思い出せ自分!
記憶をたどれ!!こういうときは電子の海へダイヴだ!!と、その奥底から思い出した記憶といえば、
そうだ!たしかに食べてた!!
そうなると食料の摂取でいける‥‥のか?
いや、機械生命体で食料で補給ってどうなんだ?何かちょっとおかしい様な違和感が‥‥ここはロボマニア視点からいえば、無し‥‥か?いやまて、有り無し派閥があるならば、アリの派閥もあるだろう。
なにせ、国民的な一応はネコ型のロボットの代名詞ともなる青狸ロボなんて和菓子も飯も食べてるわけだし‥‥
うむ、きっとアリだ。
そう、アリに違いない!アリのはず!アリであってほしい!
そうと決まれば、まずは飯を食べて試そうではないかとあたりを散策すると、ちょうど手近にこれ飯屋と主張してる建物が存在しているのを見つけ、その飯屋へと足を運ぶのだった。
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