発表する場としての投稿サイト
「こういう小説投稿サイトって、今後は細分化されていくと思うんですよ」
という切り出しで始まったのは、『発表する場としての投稿サイト』のお話。
カクヨムのような様々なジャンルを扱う小説投稿サイトでも、自然と得意(人気)なジャンルが決まってきてしまう。
それは、必ずしも運営側が意識的にコントロールできるものではなく、自然発生的にジャンルが絞られてきてしまうものだそうです。
たまたまそのサイトで注目された作品のジャンルがそのまま定着することはもちろん、サイトデザインによる演出や投稿のしやすさが結果的にジャンルとなることもあります。
前者については、カクヨム内でもみられた傾向でしょう。
後者についてはケータイ小説を例としてあげられるかもしれません。横書きで一文は短め、ジェットコースター的ストーリー展開……といったお約束ごと(必ずしもではないにしろ、全体的にはそういう印象を与えているでしょう)は、サイトデザインによるところだと私は考えています。
そうした面を熟慮した上で、ジャンルに特化した投稿サイトがあってもいいのではないか――というのが、メインとなる議題ですね。
実際、現状でもそういった面を前面に押し出したサービスも複数存在します(ただし、成功するかどうかは別の問題)。
探してみると、恋愛に特化、ホラーに特化、ミステリーに特化……など、ここ数年の間に増えてきていることがわかるかと思います。
細分化されることで、よりニーズにあった機能追加をしやすいかもしれません。読みやすいような工夫もしやすくなるかもしれません。
読者が作品を選びやすくなるともいえるでしょう。嗜好に合わせて登録するサービスを変える――これは、アプリで読み書きする人たちにとっては、ひょっとしたら歓迎されやすい環境ではないかとも考えられます。
もしかすると、細分化されることでどのサービスに登録したらいいのか迷う人が出てくる可能性はあります。
また、面倒に感じる人もきっといるはず。
絞った結果、他のジャンルで好みの作品があることに気づけないこともあるでしょう。
これから5年、10年と経過して、果たしてどのようなサービスが隆盛を極めているのか……とても興味深く思います。
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