第9話 会議

笑いと、怒りの「タウンミーティングイン静岡」Pert1


ある日、新聞(静岡新聞)を見るとちょうど新聞の中途半端なページに、死亡欄よりも小さな記事で「3月に静岡でタウンミーティングがあり、丸投げ大好き小泉内閣総理大臣と髪型が特徴的な坂口厚生労働大臣がくる」。ということなので、私という人間のゼミ及び、大学での活動の44パーセントを締めるテーマである「男女共同参画社会」にぴったりなので、参加してみようと思った。

また、タウンミーティングというものは、長野県知事の「車座集会」と同じようなものだと私は感じていたので、この点については非常に好感を内閣に対してもっていた。

 しかし、奴ら(小泉内閣総理大臣、内閣官房、官僚)は巧妙だった。「参加のために連絡をしよう」と思ったところである。連絡先が記事には記載されていない。

「ガーン」、

「これじゃぁ出席できないじゃないか」。そもそも記事自体も「中途半端なページに、死亡欄よりも小さな記事」というという点でおかしかった。「チクショウ、あいつらオイラを出席させないために地方紙とつるんで、参加させないようらしやがったな!!!」

しかし、私はこれと同時に、私の悪友の「あなたは、社会のことをまったく知らない」という忠告を思い出した。確かに、私の知っている社会は、中村うさぎ先生の「うんこを中心とした世の中」や、東海林さだお先生の「食べ物からみた世の中」しか知らなかった。これが(外側では、タウンミーティングをやって市民派を装いつつ、参加者は少なくしようというタクラミ)

「これが、社会の荒波というものだったのかぁー!!」!

なるほど、これが社会というものなのか。これまで、「うんこ」だとが、「ブランド品を買いあさった」だとか、「整形手術にはまっている」だとかというものばかり見ていた私は「はっ」とした(しかし、こういう人生を送るある先生はとても素晴らしいと思います)。

そして、いつ、どこで、何月何曜日の地球が何週回ったとき「タウンミーティング」があるのか分からないままいた。数日が過ぎた時、昼間に寝てしまい夜、寝られない日がありずーと、ⅰモードをしているとメニューに、『行政』と言う欄がありそこを開くと『首相官邸』というものがあり、さらにそこを開き、検索で「タウンミーティング」を探すと、「タウンミーティングイン静岡」という記述があった。

しかしだ、ここでも奴らの落とし穴があった。それは、まず応募期間の最終日が今日だったのである。まったく、「国民にいつからいつまで」について新聞で示さないで、こんなところに書くなんて悪徳商法の布団乾燥機を買う時ついてくる「契約書」と同じである。さらに応募については「○月×日に必着」とあり「『必着』だから、手紙でもう間に合わないかなー」と思ったのだが、

「住所が無い。なぜだ?」

そして、ホームページの下の下まで見るとやっと連絡先があった。ちなみにそれは、電話番号だ。・・・奴らは本当に巧妙である。「必着」として、手紙で応募するように、思わせつつ実は、電話。こうすれば

「どこに連絡すれば言いか分からないんだよー、オラァー」

と文句をいっても、冷たく「電話番号あったでしょ」と言えるのである。

ただ、別の分析の仕方として内閣官房(タウンミーティングを主催しているところ)の人たちは、日本語が分からないのかもしれない。

そして、やっとその連絡先に電話をしたのだが、今度は「応募はFAXかeメールでお願いします」といわれた。

「だったら最初からホームページに書いとけ!!」

つまり、また奴らにやられたのである。「連絡先」とかいてあるものの、実際は単なる「連絡先」でまた一手間かかるのである。これによって、江戸っ子のようなせっかちな人を会場に入れさせないようにしているに違いない。まったくけしからん。次いでに言うと、電話での申し込みはできないとなっているが。世の中には、応募はFAXもeメールもでき無い人がいるということが分かっていない、本当に困ったチャンである。

「そこまでして、入場者を少なくしたいのか!!」

 しかし、私はこうした奴らのタクラミによって、めげるのかというとそうではなく私のDNAに組み込まれた「中村うさぎ的な意地」がかえって刺激され「とことんやってやろうジャネーカ」という気にさせた。

そして、応募のFAXを汚い字で書き(ヘッヘッン、ヨメネーダロ)送った。しかし、「とことんやってやろうジャネーカ」という気力というか、邪気はその後、嫌がらせ(私が勝手に思っているのかも)は当分無かったために必要なかった。つまり、奴らに踊らされ、エネルギーを無駄に浪費してしまったのである。

しかし、「奴らはこうして、タウンミーティングの日に喋らせないようにしているなぁ」ということにまた私は気付いたのである。・・・んー、奴らはなんとずるがしこいというか、巧妙なんだろう。



笑いと、怒りの「タウンミーティングイン静岡」+嫌がらせPert2

 

 このようにタウンミーティングに向けて、色々な落とし穴にはまりつつ、どうにか申し込みまで進んだことは前の章で話したが、その後の展開を見ていこうと思う。

 申し込みから約一週間がたちあと1週間でタウンミーティングが始まるのに、何も音沙汰が無く「落ちたかなぁー」と思いつつ、内閣官房に電話しようかとも思った。しかし、そう思った日にどうにか参加証兼手紙(はがき)がきて「ほっと」した。

 そして、その手紙をみると「入場の際、この参加証と身分証明書を持って来い。そして、これを持ってこないと入れてやんないよー(そして、「両方を比べて違いがあったら会場にいれないよー」)。ということが書いてあった。

しかしである、そこに書いてある氏名が微妙に違っているのである。つまり、私の名前の最後の字が「崇」なのに「宗」となっていた。

 従って、これでは身分証明書と字が違ってしまい入場できないのである。

「チクショウ、ここまでして入場させないきかぁ!!!」

ということでまた、私の「中村うさぎ的な意地」がかえって刺激され「とことんやってやろうジャネーカ」という気にさせた。

 ただ、このままのだと本当に、入場できなくなるという危険性があり、これでは、卒業論文にもへたをすると問題が生じるので、是が非でもタウンミーティング担当部局に連絡する必要性も同時に生じてきた。

 そこで、連絡する気になったが、私はただ単に「字が違っているのですが」などいという人間ではなく、「中村うさぎ的な意地」言い換えれば、4次元方向に45°ねじれている(この表現はおかしいという指摘を東京電器大学理工学部の友人から指摘を受けている)ために、他の言い方をどう言おうかと考えた。つまり、嫌がらせムードいっぱいで・・・。

 ということで、どのように電話すべきか色々とシュミレーションし、以下のように考えた。ポイントは、「宗」という字を間違えた事、タウンミーティング担当は内閣府大臣官房という点である。

私:「あのー、すいません、静岡のタウンミーティングを申し込んだ者ですが、参加証兼手紙(はがき)の字が違っていたのですが」

担当の人:「(すいません)どこが違っていますか?(←担当者はこう発言すると予想)」

私:「私の名前は○○○崇というのですが、最後の「崇」という字が、元国会議員で副官房長官時代に“やまりん”という会社から賄賂をもらって問題になったあなたたちにとって怖い存在だった鈴木宗男先生の「宗」という字になっていたのですがー」

担当の人:「すいませんでした。本当の名前の字は何ですか(泣)」

・・・・・・という風に考えていた。

 しかし、隣にいた、母は「それは嫌みにしか聞こえない」ということを言ってきた。

「ダッテショウガナイジャーン、嫌みだから」。

 ということで、母の忠告も踏まえつつ、私は以下のように実際は修正した。

私: 「あのー、すいません、静岡のタウンミーティングを申し込んだ者ですが、参加証兼手紙(はがき)の字が違っていたのですが」。

担当の人:「あっ、そうですか」。

私:「私の名前は○○○崇というのですが、最後の崇拝の「崇(スウ)」という字が、鈴木宗男の「宗」という字になっていたのですがー」

しかし、担当の人は何も動じずに、

担当の人:「では、はがきにある(整理)番号を言ってください(平然と)」

私:「〇×番」、「あと、字はどうすればいいでしょうか」

担当の人:「あなたが書き直しておいてくだされば結構です」

ガチャ(電話を切る音)

・・・・・・私という人間は、悪友が以前、私について「口だけ」と言ったことがあり本とにそである。しかし、今回は非常にがんばったと思う。しかし、肩すかしにあった感じであり、また「ヤラレタ」という言う感じで、私は悲壮感いっぱいの心持がしていた。

 ただ、後から母から言われた事としては、

「やっぱり、あんたのやったことは嫌がらせだ」

ということだった。まあ、「存在自体が嫌がらせ」と悪友に言われたときよりは言いだろう。

 ただ、私の「崇」という字は色々と間違われる。例えば、「嵩」や今回の「宗」はいいほうである。なかには「祟」という字までいる。これなんと言うかというと「たたり」という字である。私が嫌がらせを良く考えているからといって本当にひどい連中である。そういう奴は漏れなく「祟ってやる」のだが(笑)。ハッハッハ。



後もう一つ言いたい。それは、タウンミーティングの題名である。

 今回の題名は『暮らしと改革 タウンミーティングイン静岡』ということだが、私は英語が確かにできないしかし、“in”位は分かるし、書けるゾ。実に不愉快であった。




笑いと、怒りの「タウンミーティングイン静岡」Pert3 (想像編)


 以上のようにまさに、題名『笑いと、怒りの「タウンミーティングイン静岡」』という名にふさわしい準備段階を経てきたのだが、こうした中でウキウキしたことがあった。

それは、どういう質問をするかである。

まず、私が考えた事としては今回のタウンミーティングに来る坂口力厚生労働大臣に対してのこんな質問である。

「大臣の髪型はとてもファンキーで素晴らしいと思いますが、どこで散髪なされてっているのでしょうか?」

・・・この質問はわれながら素晴らしいと思う。なぜならこの髪型こそ坂口力厚生労働大臣のチャームポイントであり、これがあるからこそ坂口力厚生労働大臣が坂口力厚生労働大臣とたりうる所以だからである。ついでにいえば、この髪型については、「笑っていいとも」でタモリがかなり突っ込んでいた。(従って、私のみを攻撃してはいけないよ坂口力君)。  

しかし、このことを逆にいえば、坂口力厚生労働大臣というものは国政上そして、国民が非常に注目している証拠なのである。

 次に思いついた事は「小泉総理大臣はなぜ離婚したのですか(梨本風に)?」・・・これによって、タウンミーティングは、ワイドショーの芸能ねた的な記者会見の雰囲気なってしまうだろう(→ザマー見ろ政府め)。

 

さて、ここからはまじめに考えたのだが(さっきまでの質問は、ギャグだよ。本気にしないように。・・・私にも、こんなエッセイを書いているがそれなりに礼儀というものはある)、さっきも話したが私は、大学生で「男女共同参画」なるもの(これが分からない奴は、大沢真理先生の『男女共同参画をつくる』を読んで欲しい。)を研究している。よって今回は、こうしたことについて話したっかたのだ。

・・・・・・もう一度言っておくが最初の2つは、ギャグだよ。本気にしないように・・・・・・

 しかし、であるタウンミーティングには、テーマが決まっているらしく、今回は「社会保障」であった。ついでに、こういうシンポジュームなどでは、「一人一つの質問にして下さい」というのがお約束ある。しかし、私は2つの質問をしたい。ついでに、奴らは私と百千練磨の戦いを呈してきた人間である。こういう事態が大いに考えられる。

んー、2つ以上質問をしたい

従って、少々強引だが以下のような質問することをした。

「私は男女共同参画を研究している大学生ですが、配偶者特別控除にメスを入れたという事は、男女共同参画の推進に関して素晴らしいと思います。しかし、逆を言うと男女共同参画の推進も同時並行的にしなければかえって、家庭経済という社会保障が脅かされると思いますが、男女共同参画の推進はどうなっていますか。また、配偶者特別控除を削減した事により浮いた財源はどのように活用されるのですか」。

・・・んー、非常に素晴らしい(自画自賛)。初めに、総理大臣や厚生労働大臣に対して、好意的なことを言いつつ、核心に迫るところが「んー、素晴らしい」。

しかし、この質問は、当日もろくも崩れ去ろうとしていた。

―この結果は、次の章で。正座をして待て!!



笑いと、怒りの「タウンミーティングイン静岡」Pert4


行ってきましたよ、タウンミーティング。今回は、その感想を書くのだが、その前に一つだけ言っておきたい。首相や大臣との戦いの前に、家庭内で紛争が生じたのである。

その原因はズバリの「メシ」についてである。私という人間は、食い意地が非常に強く、他人が自分よりいい物を目の前で食べていると本当に腹立たしい。そして、この時は早めにメシを食べようとしたのであるが、私の妹がいとこの結婚式に母と出席に出ると言う事で、私と同時に飯を食うことになった。

しかしである。妹に「私のおかずは?」と聞くと、

「それ(冷たく一言)」といって小皿に少しだけのっ買っている、レバーの一品(1,2切れ)だけを指し示したのである。けれども妹は、大皿にのった野菜炒めとその他を食べていたのである。

これに、わたしの食い意地は反応し

「バカやろー、オメーラは、後からうめーもの食うのに、俺よりたくさん食べやがって!!!!!!」

という心情になり、大声で怒りを「キエー」と叫んでほとんど食べずに、母親と「メシ」についてケンカをした後、会場に向かったのである(・・・無駄に疲れました)。

そして、このような悲劇があったものの、どうにか会場についたのだが、さらに悲劇は続いた。

まず、メシを食えなかった事による怒りと空腹から、駅でコーヒーを購入し、飲んだのだがこれが「尿意」という悲劇を呼ぶ事となった。すなわち、どうにか会場には着いたものの、タウンミーティングの始まるまで、「トイレとお友達」状態になってしまったのである。

そして会場に入ると「あっ、首相がいない」出席閣僚の変更があったことだ(タウンミーティングの前に、そういうことは言わなかったけどきっとそうだ、違っていたら・・・・・・私ゃシンナイヨ!!!)。

タウンミーティングを申し込んだ当時のタウンミーティング関連ホームページには、「(丸投げで有名な)ライオンハートこと小泉内閣総理大臣、と(ファンキーな頭の持ち主の)坂口厚生労働大臣」が出席すると言う事であった。しかし、である、小泉内閣総理大臣はこないで、代わりに「根本匠」なる人物がいた。

「ヘッヘッヘ、私の存在に恐れをなしたか首相(そんなこと絶対無い)」

 

・・・そして、タウンミーティングイン静岡は、開会された・・・

 しかしである。問題がまた生じたのである。それは、私の隣に座ったオヤジの口がとても臭く(ニラとか、ニンニク系の臭い)、息ができないほどだった。ついでに、まだ多くの席が残っていたのに、私の隣に座っているのである。

 しかし、私の性格はすぐ表情に出るので(無意識のうちに)、その表情を察知した、悪臭オヤジは、他へ去っていった。

 そして、どうにか生物化学兵器の脅威からの平和的(・・・平和的じゃないとどうなるのだろうか?)な回避をした。そして、初めは、出席者の自己紹介と政策についての説明がされた。ちなみに、私は終始、ファンキーな頭の持ち主の坂口厚生労働大臣を見ていたのだか、とてもいい感じの人物だった(特に頭が)。

 そして、あらかじめ決まっていた代表者3人が閣僚などに対し質問を行った。・・・ここで感じた事として、老人(大企業の元常務)が「年金をもっと多くしろ!!」とかほざいていたが、「オメーラ、オイラ達より、多く金(年金)もらうんだろー!!絶対、増やしてヤネーヨー」などと言いたかったが、ぐっとこらえた。

 そして、やっと、自由質問の時間がきて、私のようなパンピー(・・・私がパンピー!?)でも質問できるような時が到来した。ゆえに、私は司会の「質問がある人は今回のテーマ(社会保障について)に沿った質問について、質問がある人は、手をあげて下さい」ということを言ったので、何もためらはずに、手を北朝鮮の金日成の像のように手を挙げた。

 そして、司会は私に目を向けたのだが「はい」と大きい声で叫んだ(えさを親からもらおうとするツバメの雛のように)オヤジが指されたのである。この時、「ちっ」と思ったのと同時に次のことを不安に感じた。それは、たいていこういうときにバカみたく元気な奴に限って、変な質問しか、しないと言うことである。そして、それによって、質問のテーマが絞られてしまうと言う事である。

 しかし、この不安は、当たってしまったのである。

 つまり、本来は、上記で述べたように、「社会保障」について、質問するのに、このバカオヤジは「ペットを市役所などに連れて行ってもいいじゃないか」などと、発言と他のである。(ちなみに、この人は、ペット屋の経営者)。

・・・「ただ単に、自分の商売の儲けを増やそうとしているだけだろー!!そんなことは、「どうする アイフル」にでも出演して言え!!」。

 ということで、本来は「社会保障」についての質問ができるはずなのに、「年金」のみについての質問になった。

「ちくしょー」

 しかし、今後の事(特に卒論の事)を考えると質問せずにはいられない状況であった。従がって、男女共同参画と年金というテーマを無理やりこじつけるという、ことになってしまった。

 怒りに任せて、一言いいたいが、私は本来するはずだった質問を1週間前から考え、さらに、会場についても尿意を抱え、トイレに何回も行きつつその中で、ずーと質問の推敲をしていたのである。

 「なのなに、なのに、あのバカヤロー!!!!!いつか痛い目見せてやる」。

 しかし、あれは奴ら(大臣等、タウンミーティング主催者側)の放った特殊兵器かもしれない。「恐るべし」

 まぁしかし、こんな策略にもめげず、私は質問をこのオヤジの次の時に行ったのだった。しかし、1週間かけて考えてきた質問は使えず、その場で考えながら言うという形になった。ただ、こうした事は私が最もできないことであり、それゆえ、事前に考えてきたのであるが・・・・・・、結局、足はガクガク、心臓ドキドキ、言葉はカミマクリで、なんとも珍妙な質問になってしまった。

 しかし、やさしい厚生労働大臣は質問に答えてくれましたがねー。

 最後に「あのクソオヤジめ!!!!」といいたい。

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