第3話 無題
たまちゃんを笑顔で見ている人間ついて語る
まず、一言「あんたらアホカァ?!」と言いたい。
誰に言いたいかというとたまちゃんを笑顔で見ている連中にである。
彼らはGW中お金もないし、連休も少ないしという理由から荒川に現れたたまちゃんを見に来たらしい。しかしである、当のたまちゃんはまぶたに、釣り針を刺し涙をこぼしていた。私はそんな西たまおさんの姿を「見ていられない」ほどであった。
しかし、たまちゃんを河川敷から見ている子ずれの連中は笑顔でインタビューにも「たまちゃんかわいい」などとほざきやがって、
「あんたら、S(サド)か!!」
とついTVの前で叫び友人にその話をするためだけに出かけて行ったり、闘病中の恋人をおこしてしまったほどである(←かなりの嫌がらせ)。
それにしても、けがをしている動物何んかを子供に見せて、「教育になるのか!」といいたい。某フジテレビでは昼のニュースで「たまちゃんを見せて、本当の上奏教育になりますねー」なんてほざいていたが、こんなことばっかりしていたら、人に傷を負わせてニヤニヤしている変質者しか生まれないぞ。
だから、わけのわからない白い服を着た新種のオウム真理教みたいのが登場して、海のない山梨で、「たまちゃんを安全に育てる」なんていう怪人集団が現れるのだ(だけど、正気で、山梨なんかで育てようとしたのかよ、あのバカ集団)。
っていうか、そのときの荒川に中継で出演していた女性アナウンサーも傷ついたたまちゃんを見てニヤニヤして←こいつは、SM好きできっとそういう場所で「女王様と御呼び~~」なんていっているに違いない(けっ、バーカ)。
たまちゃんから見る現代世相
そういえば、今回のたまちゃん騒動ではどっかの学者が「最近の人々は自然に触れてないから、たまちゃんの衰退していく姿をニコニコして見ている」とかいっていたが、それだけではないと私は思う。
そもそも、自然にはたまちゃん(アザラシ)のようなかわいい生物ではない。ミミズもいれば、蛇もいる、そしてゴキブリも、そういう生物があって初めて「自然」といえるのだ。
なのに、彼らは「かわいらしい生物」だけを見てギャーギャー騒いでいる。…「本当にアホだ」。
これはまさに、「都合のいいものばかりみて、都合の悪いものは見ないで殺す」という最近の風潮そのものだ(ついでに、それを自分のものにしようとするバカな連中はいるし)。これは、最近の「いじめ」に対する世間の目と同じである。つまり、学校内でいじめがあっても、教員は「いじめはありません」とかほざいて、いじめられている生徒が自殺すれば「知らなかった」という、いじめを見て見ぬふりをしている。そして、世間(の親)は「うちの子はいじめなんかしていない」なんて誰でもが思う。
本当に情けない姿である。ちなみに、我が母校の中学校の校長が全校集会で涙ながらに言った「我が中学校にはいじめはあります。しかし、教員全体で努力しています」という言葉は、格好よかったぞ。
そして、今なぜこの校長が格好よかったのかとおもえば、世の中そして校内のことに対して、見てみぬふりをしていなかったことだろう。
だからこそ、私が「たまちゃんの衰退していく姿をニコニコして見ている」のを見て、何か嫌な感じを覚え、「バーカ」とか吠えてしまうのは、「都合のいいものばかりみて、都合の悪いものは見ないで殺す」という感じをたまちゃんを笑顔で見ている連中から見えてしまうからであろう。
そういえば、数年前の矢ガモ騒動のときも現場に集まってくる人は「かわいそうだから」って言う感じじゃなくて、ものめずらしさって言う感じがしたなぁ~。
・・・おまけ・・・
たまちゃんって、神奈川に住民票あったけど、荒川に移ったから住民表を移すべきじゃないのかなぁ?
あと、数年前にどこかにいた人面魚ってどこに行ったのぉ?今になってはたいしたことないけど、当時はこの話題が「怪奇現象」とかいって、日本を恐怖のどん底に叩き込んでいたなぁ~。
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