第138話 デッド・オア・クッキング
ババルの攻撃を食らい地面に倒れたアレクシス
「ガア!」
そのアレクシスに、ババルは首をのばし食らいつこうとしていた
「ほほっ」
ババルの噛みつき攻撃! だがアレクシスは不敵に笑っている
「首を伸ばすのを待っていましたよ♪」
アレクシスは肉切り包丁を振り上げ、地面に垂らしていた鎖をババルの首に巻き付けた
「ジャラララ!ギシン!!」
「ちぃ!」
ババルの動きが止まった
「ほほ、かかりましたね。このまま心臓を〆…ッ」
アレクシスの串による攻撃!
「ふん!」
だがアレクシスの串が首元に届く前に、ババルは首を大きく振り回してアレクシスを地面に叩きつけた
「ほお!?」
アレクシスに9ダメージ
「フンフン!ふぅぅんん!ふん!」
ババルは首を振り回し続けアレクシスを地面に叩きつけた
「バンッ! バチン! ズシャァン!」
「かはッ!」
アレクシスは合計26ダメージを受けた。ババルは不敵に笑っている
「確かにスッポン〆る時は首押さえて首元切るけどよ、そりゃ圧倒的格差があるから成り立つんだ。魔物の俺とお前じゃ体格差が逆だろうが!」
「その様ですね・・・、食材ともっと向き合うべきでした。ゴクッ」
アレクシスは薬草茶を飲み18回復した。ババルの攻撃
「うりゃ!」
「ボウリン!」
アレクシスの火炎魔法によるカウンター!迫るババルの爪を焼き払った。ババルに16ダメージ、ババルは右手の爪を失った
「痛てえ! よくも俺の爪をッ!」
「そこは食べられませんからね、先にとっちゃいましょ♪」
アレクシスはババルの背後にまわった。ババルは身を固めている
「ふん、スッポンだからって甲羅の強度を舐めてんな? キサマの攻撃なんぞ容易く弾いてやるわ!」
「甲羅も悪くありませんが、まずはエンペラ!」
アレクシスは甲羅の端のコラーゲン質の部分を狙いはぎ取った。アレクシスはババルのエンペラを手に入れた。ババルは8ダメージ受けた
「ふお!?」
「ほほっ、新鮮な内にじっくり煮込んで後で食しましょうかね」
アレクシスは頭の鍋を一枚脱ぎババルのエンペラを煮込みはじめた
「グツグツ・・・・」
「キ、サ、マァ!」
ババルは怒りに震えている
「む、少々早いですが試食!」
アレクシスはエンペラを食べ、12回復した。ババルの攻撃
「せい!」
「ほわッ!」
アレクシスは16ダメージを受けた。アレクシスの反撃、アレクシスは調理用注射器を取り出した
「ブスッ」
アレクシスの吸血攻撃! ババルは2ダメージ受けた。アレクシスは取り出した血液にワインを混ぜ、ババルの生血を手に入れた
「ごく」
アレクシスはババルの生血を飲み8回復した。スタミナも上がった。ババルはアレクシスを睨んでいる
「キサマ、俺を食いながら身体を癒しているのか」
「ほほ、気づきましたか。アナタの全身はほぼ全て食べられる上に栄養満点♪ 言ってみれば全身回復薬の様な物!」
「ふん!人間と食うか食われるかの持久戦か、俺もさすがにそんな経験は初めてだ、面白い!」
「ボクに料理されるのがですか? 喜んでもらえて何よりです」
「ぬかせ!!」
ババルの噛みつき・・・
「甘い!」
・・・と、見せかけたフェイントにアレクシスは引っ掛かり、カウンターを打とうとした所をババルに回し蹴りの様に身体を回転させた尻尾ではたかれてしまった
「ほ!?」
アレクシスに28ダメージ、アレクシスは頭の長鍋を失った
「くぅ! ボクの誓いの証である鍋を良くも!」
「コンッコン、ガロン」
飛んで行った鍋は幾つもに分かれながら転がって行った。それを見たババルは困惑する
「お前、いくつ鍋かぶってんだよ」
「うるさい! 持ち出す時にかさばらないようにしたら意外と便利だったんだ!」
「そうかい・・・、こっちもテメエに焼かれた右手の爪のお礼に、その無防備なあたまをカチ割ってやる!」
ババルは残った爪のある腕を振り上げ大きく踏み込んだ
「ズボッ」
「なッ!」
だが踏み込んだ先の地面だ凹み、ババルは足を取られた
「ここだあ!」
アレクシスは活力に満ちている! アレクシスは岩を持ち上げた
「ふううん!!」
「ボコオン!!」
アレクシスの岩を叩きつける攻撃! ババルに25ダメージ与えた
「キサマ…、料理とかコックだののプライドはどうした…」
「それはボクが鍋を被っている時に言え。素顔なら別だ」
「この…やろ・・・」
ババルは気絶した
「この隙に・・・鍋をかぶらないとぉ・・・ほぁあ!」
アレクシスは無理に動いた反動で倒れてしまった
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