第4話ブラコン

私だって、もう子供じゃないもん。

そういって、一人で入ったお店屋さん。


洋服みたいにキラキラで、ひらひらフリルのかわいい水着みたいな。


赤いの、ピンク、藍色紫。


黒いのは少し、大人すぎるかなって。


首をぶんと振った。


黒いブラジャー 小さい赤いハートの刺繍。


かわいくてかわいくて、目が離せない。

もしかして、恋?なんてね笑


店員さんのお姉さん「ご試着されますか?」

って、え!?ここで着るの?これ!?


恥ずかしくて逃げちゃった。顔赤くなってないかな。

耳が真っ赤?知らないよ///


私だって子供じゃないもん。

口に出てないかな?


お兄ちゃんに、バカにされるのはもう嫌だから><


かっこよくないし、意地悪だし、頭もよくて比べられるの。


もうたくさん。もうたくさん なのに


最近どうも怪しいんです!


帰りが遅いし、いつもスマホと睨めっこ


私のLINE返さないのに!


誰と居るの?どこにいるの?

怒らないよ、きっと。教えてよ。

言ってくれたほうが、楽だよ。


目星はついてた。あの子でしょう。

優しくて、髪の長い綺麗な人。

いい人だよね、モテそうだけど。


お兄ちゃん、女のひとには弱いから

遊ばれたら捨てられちゃうね。


いいのよ、そしたら私が遊んであげるわ。

私は捨てない。私は捨てないよ。お兄ちゃんのこと。


だいすき・・なんていえるわけないじゃん!////

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