第2話君の唄の惑星

 例えば、未来がないだとか 明日も来ないだとか

 君の歌みたいな 世界があったなら


 君はどうするの?わたしはどうしよう?


 わたしなら、そうだなあ


 君を連れ出して、すぐそこまで走って飛んでいくわ

 ありのままでいいんでしょう?


 そしたら私 あなたと2人。

 そこではきっとふたりっきりだから


 そこでは私はあなたの


 私は、


 だから


 そこでは貴方も

 そこでは貴方も


 だけどそこには

 未来も明日もないからさあ


 せめて2人で一緒にいようよ。

 2人っきりでも、みんなとでもいいから。


 せめて、一緒にいようよ。


 一緒にいようよ。


 あの日みたいに手をつないでさ

 雨が降ったら相合傘で

 ビールでも飲んで送ってよ


 ホテルだっていいのよ

 なんて言えないけどね///


 季節のせいにすればいいんだよ

 誰かが歌っていたんだよ。

 聴かせてみたいなあ。


 あの日のことを覚えているのが私だけでも


 確かに君がキスをした


 私のくちびるに。


 


 夢かと思った。ほっぺをつねってよ。

 痛くても泣かないよ。


 服を脱がすなら、いっそのこと抱いてよ。

 なんてね。抱きしめてよ。


 こんなにこんなに想われて

 放置なんてあんまりでしょう?


 あの日の私の下着の色も

 可愛かった

 忘れられないよ 忘れられないの。


 生きることは踊ること

 なんて歌う男がいるね。


 なら踊ってみせてほしいわ

 そのほうがずっとらしいもの。


 帽子の中の黒い頭で何を考えているのかな

 どうして私はあいつにしまったのかな


   なんてね///


 護ってくれてありがとう

 誘ってくれてありがとう


 呼んでくれてありがとう。

 嬉しかったよ全部全部


 今度は2人でカラオケでもいこうよ。


 いつか、2人で路上で歌おうよ。

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