第19話 他人の口約束を嗤うな

前にどこかに


「今年中に真約メフィスト完結できなかったら小説書くのやめる」


と書いた。物凄い後悔している。


もうすぐ12月。真約の方はあとふた山くらいありそう。


どうする。どうするこの口約束。しかしそんなの誰が気にするんだ。マイペースに書けばイイじゃないか、と思われるかもしれない。ありがとう。優しいお言葉ありがとう。


しかしダメなのだ。言った事は守らねばなるまい。大人として。そこはせめて、大人として。


否、一人の人間として。嘘をついて生きたくない。


誰に?もちろん自分にだ。


くっさい少年漫画の様な台詞をあえて言わせていただく。


人間は正直でいるべきだ。私は極力自分に嘘をつかないで生きている。食べたいものを食べ、眠い時に寝る(もちろんちゃんと働いてます)。見たいものを見て、詰まらなければ唾を吐き、面白ければ手を叩く。ゴメンなさいとありがとうを心から言う。小説を書きたい時は書き、音楽をしたい時は思いっきり汗をかいて歌う。だからこそ、人生は楽しい。本当に。毎日素晴らしい。割と曇天ではあるものの。結構自分の人生が好きである。それもこれも、自分に正直であるからこそである。言った事をできるだけ守るからこそである。だから自分を好きでいられる。努力を怠らないから肯定できるのである。


結果が出るかどうかはおいといてね。


ああそして、また選考に落ちた!ふっざけんなマジで見る目ないな編集部。ちっくしょう!


しかししょうがない。今の私の作品では詰まらないのだろう。いいだろう。いつかとんでもねえの書いてやる。その為に真約メフィストの完結は絶対に必要な超えなくてはならない壁なのだ。長編を完結できない私が、最終選考に残れるはずがないのだ。なら頑張るしかあるまい。


そんなワケで年内は真約メフィストの完結に向けて全精力を注ぎたいと思います。私はとても不器用な人間なのでしばらくこちらともう一つのエッセイの更新を停止させていただきます。数少ない待ってくれている方、本当に申し訳ない。また来年。というか一ヶ月後。


ま、全ては完結できていたらの話なので。もしかしたらも自分の言葉を守って消え失せているかもしれません。お楽しみにしてください。


ただの口約束であったとしても、大人はそれを守るもんだ。だから大人は大人って言うんだぜ坊ちゃん。それではまた新年に。


かしこ

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