クロスオーバー!流狼と狼流!編

 くっ、アルズベック!

 俺が、俺の拳が! お前を、討つ!

 歯ァ食いしばれ!


「マスター、無理はいけないヨー? もうアカグマのダメージは」


 わかってる!

 わかってるんだ……ゴメン、アル。わかってたんだ、ずっと……でも、今なんだ。今がその時なんだ。ここで奴を仕留められなかったら、俺は――!?


「ああっと!? マスターのアカグマに迫る敵が、謎のロボットにうっちゃられた!? しかも、アカモート級パラレイドの巨体を今度はフライングクロスチョップだ!?」


 誰だ!? アキラか? いや、佐助サスケか! 無理はするなよ!

 ……ってか、えっと……あ、あれ?

 お前、誰?

 リジャスト・グリッターズにこんな奴、いたっけか?


「おっしゃあ! ローダボットこそ、ロボこそ正義! ローダボットがあれば、一般人でもヒーローになれるっ!」


 いやだから、お前誰だよ。

 あと、その玩具っぽいカラーリングのロボは、なに?


「お前、飛猷流狼トバカリルロウだよな? 俺の名は、狼流ロウル! 飛鳥狼流アスカロウルだ!」


 は? 俺がルロウで、お前がロウル?

 いや、ちょっと待て……あれ? いや、えっと……どちら様?


「詳しい話はあとだ! お前はあのアルズベックとかいう奴のとこに進め! ここは俺と、このっ! 英雄号えいゆうごうが引き受けた! 手先の器用さには自信がある、俺に任せて進め、流狼!」


 お、おう、うん……いや、器用さとかどうなの? っていうか、本当に誰なの?

 でも、助かる……うおお、今がその時、その瞬間だっ!

 今こそアルズベックとの決着をつける!

 そして、陽与ヒヨを救うんだ!

 来週もみんな、プレイしてくれよな! 俺はイベント出撃のユニットだから、多少は無茶しても復活するぜ! 気力400でブン殴る! 来週もこのまま、突き抜けるぜーっ!




・HERO IN THE HeLaw!(ながやん)

https://kakuyomu.jp/works/16816452220636052050

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