もしかして俺たち、入れ替わってる!?編

 ふぁーあ、ふう……よく寝た(ボリボリ)

 ん? ああ、おはよ! 俺っ、真道歩駆シンドウアルク! ゴーアルターのパイロットだ。まあ、そのゴーアルターは今、敵の手にあるんだけどな。

 しっかしなんだ? 妙に肩が凝るな……胸が重いような――!?


 はあああああああ!?!?!?!?


 な、なんだこれ……(ふにふに)

 なんぞこれー!(たゆゆん、たゆゆん)

 お、女になってる……どういうことだってばよ!?


「んもー、朝からなぁに? 隣の部屋まで響いてるって、美李奈ミイナ


 あっ、美央ミオ! お、おはよ……あのさ、俺……俺?

 えっ? !?


「寝ぼけてるの? それとも、内職とアルバイトで疲れてる? もー、何言ってるんだか。あなたは真道美李奈シンドウミイナ、アストレアのパイロットでしょ?」


 ……真道違いなんですが。

 っと、また誰か来た?

 ど、どうぞ?


「おはようございます。こちらに私が、真道美李奈がいますね?」

「ちょ、ちょっと、歩駆! 女子の部屋にずかずか入ってくるなっての!」

「これは美央さん、おはようございます。いえ、私は」

「いいからほら、出て出て! これから美李奈は着替えるんだから」


 待ってくれ……ひょっとして、その俺の中にいるのは……美李奈さんか!?

 つまり、俺たち!


「ええ、私たち」


 


「そういうことです。ちなみに今、アキラ君と響樹ヒビキ君も入れ替わってるそうです。よかったですね、あっちは男の子同士なので大きな問題はありません」


 俺は今、凄い困ってる……いやしかし、どうして。


「鬼神スサノオの暴走による因果律いんがりつ混線こんせんだそうです。詳しくはわかりませんが、リリスさんがもうすぐなんとかしてくれます。はい、では目をつぶってください」


 へっ? あ、ああ、えっと?


「着替えさせます。美央さんも手伝ってくださ……美央さん?」

「こんのぉ、スケベッ! なに、美李奈を脱がそうとして、るっ、の、よっ!」


 あわわ、ナイスキック……すまん、美李奈。そこを蹴り上げられると、あらゆる男子は即死するんだ……うん、痛いよな? 痛いんだよ……しっかし、困ったなあ。

 あ、でも来週には治ってるから、みんなは引き続きスパ◇ボ「」カクヨムをよろしくな!

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