お盆、幽霊、肝試し!編

 よ、よぉ……スパ◇ボ「」カクヨム、お疲れ。俺か? 俺は、吹雪優フブキユウ。しっかし、助かったよ。お前も行くんだろ? な? 一緒に行くよな? ……お、俺はびびってねーし。平気だし。でも……一人より二人だぜ、なあ。

 海で泳いで、夕暮れのバーベキュー、そこまではよかった。砂浜で花火をして、それはもう最高で……だが、肝試きもだめし! テメーは駄目だっ! ……俺、そんなに得意じゃないんだよ。くそう、リュウ雄斗ユウトめ……あいつら、超ノリノリで肝試しを企画したんだぜ? しかも、歩駆アルク佐助サスケまで協力しやがって。見ろ、あそこにボロボロの洋館があるだろ? 海水浴の観光客で賑わってたホテルだ。今は営業してない廃墟だ。それが――


「やっほー、優君ちーっす!」


 でっ、出たあああああっ! パナセア粒子撒いとけ、幽霊にも効くはずだ! おいお前も、ほら! なあ! いいからこのパナセア粒子スプレーを……ぁ、んっんぅ~!?


「ありゃ? 気絶しちゃった。ふふ、優君ってかわいいとこあるんだあ。なんか、昔の統矢トウヤを思い出しちゃうなあ。え? わたし? わたし、更紗サラサりんな! お盆も近いから帰ってきてます! あとは」

「よぉ、隊長達は元気かい? 俺は南雲清隆ナグモキヨタカ。で、こっちが伊崎盾イザキジュンだ」

「ははっ、ムサシ様もいるぞ! ……おいおい、最近の男の子はだらしねえなあ……おーい! 悠介ユウスケ! 荻原悠介オギワラユウスケ! お前の後輩だぞ、失神した。どぉするよ?」


 うーん、うーん……ナンマイダー、ナンマイダー……ハイライフ・エクストリームの懸賞応募券、何枚だ……うう、一枚、二枚……うーん!


「ありゃ、本当に優だ。気絶してる……しょうがないなあ」

「んじゃ、優君は悠介先輩が送ってくってことで! キミはも少しいる? ふっふっふ、わたし達もけっこーやっべー死に方したからね。そりゃもう、怨念が……ってのはないけど、人と話すの久々だし」


 うーん! んぎぎ……悠介先輩、大丈夫ですよ……俺、戦えますから……篤名アツナやみんなを守って、んー……


「んじゃ、お盆はあれこれ帰ってきてる人も多いから気をつけてね。成仏できたらやってみるけど、わたしもみんなの戦いが気になるから。応援してるっ! がんばれ! じゃ、またスパ◇ボ「」の攻略よろしくね? もうすぐ日本列島編も終わり……戦いはより苛烈かれつに、ですよね? ムサシさんっ!」

「ああ……だけど、。二つの地球をお前達にたくす……じゃあな……お別れだ。俺は、もう……駄目みたいだからよ」

「ムサシィィィィィィィッ! ……って、また飲み過ぎか、この人」

「じゃあ、シナ隊長とアカリに進展あったら教えてくれ。またな、俺等の頼れる仲間達!」

「二つの地球を頼むぜ! グッドラック!」

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