ACE TO ACE編
やあ、
「別に……疲れるほどのことじゃない。ただ」
ただ? 一応引き継ぎに来たんだから、なにかあれば言い残して欲しいな。僕は君と違って凄腕のエースパイロットではないから、御希望にそえるかどうかはわからないけど。
「あの
早く身の程を知って戦場を離れた方が、彼のためだと思ったかい? 君は極東の空で、牙なき者たちの牙として飛んできた。だから、戦う必要のない人間が戦いを選ぶのは、耐えられないかもしれないね。
「それと、ジェネシードのオルトとかいう奴のデカブツ、ダルティリアとのケリもつける
まあ……それなりに任されてみようか。ただ、戦果は期待しないで欲しいな。あくまで我々の本文は
「そうかい、んじゃもう行くぜ。おい、手ぇ出せよ」
こうかい? ……イタタ、そんなに強く叩かなくても。
「あとはよろしくやってくれ。連中はエース揃いの最強戦力だ。脚を引っ張んなよ? あばよ、これからのエース」
ありがとう、今までのエース。
「ちんたら飛んでたら、叩き落とすからな? 覚えておけよ、お前もエースで」
貴方もエースだ。つまり――
「お前とリジャスト・グリッターズの全員が、二つの地球のエース、ACESだ。……そんだけだ、じゃあな。せいぜい気張るんだな」
了解した、じゃあまた。いずれ、また。
さて、本日付でリジャスト・グリッターズへの任官命令を
では、合流が出来次第、御一緒させていただきます。僕は僕なりにまあ、やれるだけやってみましょう。故国の危機ならぬ、母星の危機ですから。任務引き継ぎ完了、これよりそちらへ向かいます。では、そういうことで。
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