Bullet WAR-S-

あらすじ

今から200年後の世界では全人類が待ち望んだ究極のVRマシン『VRPD second』通称バーセカが完成した 

脳や神経とつながり、よりリアルなゲームを体験出来るようになり人気を呼んだ

そして同時発売となった銃と獣の世界のゲーム『BULLET WAR』通称BWもまた即日完売となった

βテストで優先的にゲームを手に入れた狭鉄牙はゲームをしようと家に帰る途中開発スッタフを名乗る男性にあるコードをもらった


そしていざスタートしたらなんとBWはデスゲームに豹変していた!

誰もが慌てる中鉄牙はあることに気付く 

メールボックスに差出人不明のメールと武器があったのだ

メールには

「君がこの世界のイレギュラーになるんだ」

と書かれてあった 最初は首を傾げたが武器を見て納得する


かくしてイレギュラーを含めた世界数億人を巻き込んだデスゲームが開始したのだった











VRPD second 通称バーセカ 前回のVRPDに比べて反応も良くなり脳への伝達速度をコンマ01まで減らしリアルに限りなく近くゲームを楽しめる 

このゲームは予約開始からわずか三十分で即完売 一応言っておくがバーセカの値段は500万円と高価だだがその高価な品も完売するのだ 

このバーセカと同時発売のゲームBULLET War 通称BWも即日完売となった

だがそんなこと気にせずに二品を手に入れた俺こと狭鉄牙はβテストの参加者だ

実はβテスト参加者はバーセカとBWをプレゼントされるのだ

まぁ俺はβテストに参加したのだが抽選ではなかったりする

もちろん抽選で1500人がβテストに参加出来たが俺は1500人の中には入っていない

抽選とは別に様々なゲームのトップの人物も勧誘されていた

その中で俺はRPGとアクションゲームのチャンプとして勧誘された

もちろんOKしてβテストを楽しんだ

BWの内容はこのようなものだった

魔物が住み着くデウルエルトで人々は魔獣に対抗するためにある銃を作った 

ルバレット…魔獣の魂を込めた銃である

その銃は魔獣に効果的であるが強い者にしか扱えないものだった

強い者はもちろんプレイヤーの事を指している

ルバレットは他にも魔獣の召喚ができ召喚した魔獣と共に戦う事もできる

このゲームに点数を付けるならほぼ満点である

βテストでは途中までしか遊べなかったがこれからはクリアまで遊びつくそう

そう考えていた


そして俺はゲーム屋にいる

このゲームは受け取りがゲーム屋になっている つまり予約済のお買い求めの方々と一緒に並んでいるのだ といっても前から五番目にいた俺は即ゲットだった


バーセカとBW、この二種類がゲットでき満面の笑みで帰る俺の前に一人の男が立っていた

「君、狭鉄牙君だね?」

「は、はい…」

突然声を掛けられたから戸惑ってしまったがなんとか返事はできた

「私はBWそしてバーセカの開発スッタフだ 君の腕を見込んでこのコードをあげよう」

「はぁ!?何ですかいきなり‼」

「このコードは私からのプレゼントだ 設定でこれをいれるんだ」

「何でそんなこと…」

「ゲームが始まれば分かる このコードは今日の午後4時までしか入れられない わかったね?」

そう言って男は走っていった

「…ま、とりあえずやってみるか」

ひとまずこのコードを入れることにした


早速スタートする

バーセカはヘルメットのような形だが被るのではなく挟むのだ

そしてセット完了 後は勝手に接続する

実はこのゲーム自分の顔でプレイ出来るのだ 顔を覆っているから出来る技だ

ゲームは自分の顔でやるのが好きだ 一番個性が出ていて良い

そしてゲームがスタートした


チュートリアルは強制スキップでそのままゲームを始める

最初の村はレヴァル最低限の加工屋や店があり村の中央には広場が存在する

「さて…と」

俺は言われた通りコードを入れた

「プレゼントって言ってたけど何だろ」

少しワクワクして打った

………だが何も起きなかった

「クソゥ!やっぱ開発スタッフって嘘じゃねぇか! まぁなんとなくわかっていたけど」


三十分後、俺は怒りから立ち直り加工屋にいた ここで最初の武器を手に入れる事ができる

「うーん近距離ならハンドガンのシルバーウルフだけど遠距離はスカイホークなんだよな~」

二つの武器の中から選ぶというRPGお決まりのパターンだが

「ダメだ 迷って選べん これは他の人に使い勝手の良さを聞いてからか」

βテストでは元々武器が支給されていたので選ばなかったが選ぶとなるとかなりきつい 

そして4時になった武器は選べなかったが村は一通り見て回ったが

βテストとほぼ変わらなかった

(そろそろ武器が欲しいかねぇ)

と心の中で呟いてみたその時 

一人の少年が立っていた 

小学生位の年齢のようだ

「やぁ君達 僕は三浦俊…このゲームのゲームマスターだ」

三浦俊、知っている このゲームそしてバーセカの開発者だ

「いきなり僕が出てきてびっくりしているようだね なに、お知らせしに来ただけさ 午後4時、つまりこのタイミングから君達はログアウトできなくなった そして現実世界の君達の体と同期した 安心したまえ 怪我はしないさ ただし、この世界で死ねば現実世界でも死ぬ」

ここまで言った瞬間周囲はざわついた

「証拠を見たいなら レヴァルの広場に集まりな」


広場には大勢の人々が集まっていた

その中心には俊が立っている

一体何が始まると言うのだろうか

「じゃぁ君」

と言って指差されたのはガタイの良いオッサンだった

「俺か?何をする気だ」

「君には今死んでもらう」

そう言って俊は懐から銃を取りだし オッサンの脳天をぶち抜いた

オッサンは光の粒子になって消えていった

数分後

「もうそろそろかな」

そう言って俺達に見せたのは一つのニュースだった 写っている写真は先程のガタイの良いオッサンだった

その内容は…

バーセカプレーヤーの変死

と言うものだった 

「普通なら痛覚のセーフティがかかっているから死ぬ事はないが BWではセーフティを外している ここで死んだら現実でも死ぬ ここはもう一つの現実世界なのだよ」

「ふざけんな! どうやって出りゃぁいいんだ!」

と、どこかで男性が声をあらげた

「ふむ ならこのゲームをクリアすると良い」

「ハァ?こんなときにクリアしろだぁ? ふざけんのも大概にしろよ!」

周りからも非難の声が殺到する

「落ち着け!」

俺の近くにいた男性が声をあげた

「今コイツは出る方法として『クリア』を提示した そうだろ?」

「ああ そうさ」

「他にはあるのか?」

「ないね ゲームは、クリアしてこそ終わるからね」

「クリア条件は?」

「全七体の魔獣神を倒すことさ」

「皆!聞いたか!このゲームのクリアは全部の魔獣神を倒すことらしい!倒せば帰れるぞ!」

その言葉が皆を奮い立たせる

「ふぅ 言うべき事はすべて言ったよ それじゃぁまたいつか」

その言葉を残して俊は霧のように消えていった


それから広場は賑やかになった 早速パーティーを組む者もいれば ギルドを建てる奴もいた

そして俺は…特に何かやるわけでもなくただ歩いていた

そして何気なくメニューを開くとメールボックスに一通のメールとプレゼントがあった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

part1集 居村るみ @HakuaP

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ