第11話 ・・
我々(私、イマーズ君、ルーシー)、は新型戦車の前にいた。
「これでは、耐久試験なんてできませんね。」と私。
耐久試験では、武器としての能力だけでなく、耐久性、実践における有用性、乗員の安全性などさまざまな試験が実施され、実際に戦車を作る以上の時間と費用がかかる。
「カネが無くて、戦車は作ったはいいけど、耐久試験をするだけの人員、時間が無く我々に耐久試験を兼ねて極北とトラブッテいる我々に『プレゼント』してきたのでしょう。まったく困ったものです」と微笑した。
「一応、どういう無駄遣いをしているのか調べてください。どうせくだらないことに使っているのでしょうが…」
「あと、戦車に搭載する弾薬と燃料を購入するための経費を東国に請求しておいてください。人柱になるんですから、それぐらいの経費は頂いておかないと」
「では、あれを使うんですか」
「使いませんよ…当分は、とりあえず、連邦の通帳に入れたままにしておきましょう。俗物ナーシのことですから、経費を出すのを嫌がると思いますがその時は、『戦車お返しします』っといってください。そうすれば、多分お金を出すと思いますよ。とりあえず、搾り取っちゃってくださいね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます