第8話 知性
反知性主義というのはややこしい。自分の心に構築されたロジックで行動をしている。他からの指摘、忠告を聞き入れない。全く厄介なものである。ナーシーの「俗物」の源泉はそんな反知性主義からきているのかもしれない。
具体的に言おう。
極北の植民地化それに伴う資源、権限の確保、そして、それらの私的流用等々考えられることは多い。
これに対し、北国をはじめとする各連邦の考え方は明確である。ナーシーの動きに「断固反対」し、力を持ってでもこれを阻止すること。これだ。ひれが今置かれてる場所で生き続ける方法なのである。
ここでは、考え方も大切だ。まず「アナロジー」で考えることだ。すなわち、「未知の状況の問題解決にて、既知の類似した状況を利用する活動である」。今回で言えば、極北と東国、あるいは、ナーシーと我々と言ったところだろうか。
二つ目に、「敷衍」だ。「物事を押し広げて考える」ことである。ナーシーのもくろみ、そのための手段等々我々は考えなければならない。
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