第2話 小学1年生

 私は、小学1年生からいじめられていました。……まぁ、そのときのことは、あまり覚えていないんですけどね。


 覚えてる…というか、心に傷として残っているのは、私のあだ名が、「かぼちゃ」だったことです。


 まぁ、このあだ名は、私たちの学年だけ、すぐ無くなりましたけど。


 なんで、私のあだ名が「かぼちゃ」だったかと言うと、一番最初の道徳の授業で、「かぼちゃのつる」みたいなのがありました。


 その授業が終わったあと、いきなり、ある一人の男子(誰が言ったのか覚えてない)が、「かぼちゃ」って言い出して、そこから全学年に伝染。


 高学年からも「かぼちゃ」って言われてました。


 廊下を歩くたび「かぼちゃ。」「かぼちゃ。」


 私は、泣きました。


 すると、当時の担任が、


「美織さん(偽名)は、かぼちゃじゃない。」って言ってくれたんです。


 女子も、庇ってくれました。


 そして、私の学年は、私のことを、「かぼちゃ」と言わなくなったんです。



 これが、小学1年生の話。


 次は、小学3、4年の話です。

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