七話 ダンジョンに宝を求めるのは間違っているでしょうか?(3)




僕は流れる水の音で目が覚めた。

どのぐらい落ちたのかはわからないが、体感で、結構落ちてきてしまったと思う。


落下ダメージとかはありそうなので、HPゲージを確認した。

驚いたことに、1も減ってなかった。


「あ、能崎君、起きたんですね。よかったです。」

「舞花さんも大丈夫だった?」

「あ、はい。大丈夫でした。幸いな事に落ちていく途中で失神してしまったので、痛みとかは特に。」


ちなみに、その瞬間意識があった僕はめっちゃ痛かった。


まぁ、そんなことは置いておくとして、落下ダメージが無いのが分かってよかった。『落下ダメージで死亡』とかシャレにならないからな。


「あ、皆さん凄くHPが減っていたようなので、委員長がくれたお薬を口に入れときましたけど、大丈夫です?

使い方が分からなくて。」


前言撤回、落下ダメージあるらしい。気をつけなくては。


ちなみに、パーティーメンバーのHPゲージは自分のバーの下に表示されている。



その後、七海と浅賀を起こして、これからについて、話すことにした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る