思ひわびさても命はあるものを

憂きにたへぬは涙なりけり

おもひわびさてもいのちはあるものと

うきにたへぬはなみだなりけり

道因法師

訳）

つれない人の事を思い悩み続けてなんとか生きている。

それでも涙は耐えきれずに流れ続けているよ。

超訳）

辛いよ～。こんなに想ってもつれない態度ばかり。

死にそうな辛くても涙は途絶えることないんだな。

ちょっと一言）

道因法師、俗名は藤原敦頼。

82歳で出家して、90歳超えてからも歌会に出ていた。

ちなみにこの歌は出家した後に読まれた歌だとか・・

80を超えても切ない恋心に身を焦がすなんて憧れるような・・。

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