風をいたみ岩うつ波のおのれのみ

くだけてものを思ふころかな

かぜをいたみいはうつなみのおのれのみ

くだけてものをおもふころかな

源重之

訳）

激しい風を受け波が何度も岩にぶつかっては砕け散る様に、私だけが想い悩んでいるのだ。

超訳）

当たって砕けろなんて簡単に言うけどさ、ホントは簡単じゃないんだよ。

ちょっと一言)

この歌も本歌取り？

第十九首の伊勢の詠んだ歌に

『風吹けば岩うつ波のおのれのみ

砕けてものを思ふころかな』

というのがある。

ほとんど同じやんけ～！

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