第33話 ひさかたの ひかりのどけき

久方の 光のどけき 春の日に

しづこころなく 花の散るらむ


ひさかたの ひかりのどけき はるのひに

しずこころなく はなのちるらむ


紀友則


訳)

こんなに穏やかな春の日なのに、なぜ桜の花はそんなに慌ただしく散っていくのか。


超訳)

ちょ、ちょっと待って!

めっちゃ花見日和じゃん!

花見、花見!

うわ~~、桜がどんどん散ってく~~

酒、酒、早く持ってこ~~い!


ちょっと一言)

お花見のスケジュールって難しいよね。

前以て決めてても既に散ってたりまだ咲いてなかったり。

僕はお花見の後はたいてい風邪ひきます。

へっくしょん!


紀友則は土佐日記の作者の紀貫之の従兄弟。

古今和歌集の選者の一人でもある。

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