第32話 やまかはに かせのかけたる
山がはに 風のかけたる 柵は
流れもあへぬ 紅葉なりけり
やまがわに かぜのかけたる しがらみは
ながれもあへぬ もみぢなりけり
春道列樹
訳)
谷川に風がかけた流れ留めの柵があったよ。
流れきれず溜まっている紅葉の事だけどね。
超訳)
川を流れてくる紅葉!
流れて行くのも綺麗だけど、溜まっているのも綺麗だよ!
ほら、カメラカメラ!
ちょっと一言)
しがらみ(柵)
今では『世のしがらみ』などと「まとわりつくもの」「逃れられないもの」の意味で使われる事が多いけれど、本来は川を堰き止める為に杭を打ち並べ、それに木の枝や竹などを横に結びつけた物の事をなのだ。
やまがは(山川)
これ、読み方が大事!
『やまかわ』と読むと山と川という意味になります。
『やまがわ』と読めば山に流れる谷川の意味になるのだ。
うん、今回はうんちくっぽいぞ!
( ̄^ ̄)ゞえっへん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます