第22話 ふくからに あきのくさきの

吹くからに 秋の草木の しをるれば

むべ山風を 嵐と言うらむ


ふくからに あきのくさきの しをるれば

むべやまかぜを あらしといふらむ


文屋康秀


訳)

吹けは秋の草木を枯らせてしまうから、山風を嵐というのだろう。


超訳)

ねえねえ、嵐って山風って書くよね!

秋に山から吹き降ろす風を、山を荒らすから嵐って言うんだよね!

だよね!だよね!


ちょっとうんちく)

文屋康秀は小野小町の彼氏の一人らしいです。

転勤で遠くに行く事になった時、小野小町を誘ったが断られたとか断られなかったとか。

(どっちやねん)


『むべ』とは『なるほど』とかの意味です。

決してケンシロウにやられたわけではありません。

「むべっ!」

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