第19話 なにはかた みしかきあしの

難波潟 短き葦の 節の間も

あはでこの世を すぐしてよとや


なにはがた みじかきあしの ふしのまも

あはでこのよを すぐしてよとや


伊勢


訳)

難波潟に生えてる葦の節ほどの時間も逢えないまま過ごせというのですか。


超訳)

ホンの少しの時間でさえ会えないの?

あたしの事、ホントに愛してる?

ねえ!聞いてるの!


ちょっと一言)

伊勢ちゃん、かなり恋多き女性でした。

仲平、宇多天皇、敦慶親王(宇多天皇の子)、藤原時平、平貞文、その他諸々。


恋多き女性は愛憎もストレートだったのかも。



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