第18話 すみのえの きしによるなみ
住の江の 岸による波 よるさへや
夢の通い路 一目よくらむ
すみのえの きしによるなみ よるさえや
ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ
藤原敏行朝臣
訳)
住の江の波でさえ寄るというのに
夜の夢の中にすら人目を気にして近寄ってくれないですね。
超訳)
ちょっとぉ!
海の波でさえ寄せては帰るっていうのに夢の中にすら会い来ないってどういうことよ!
もうあたしの事なんてどうでもいいのね!
ちょっと一言)
この頃は『夢の中に現れる』のは相手が自分の事を想ってくれてるからだと信じられており、恋愛のバロメーターとして使われていたようです。
「最近あなた、あたしの夢に出てきてくれないじゃない!
もうあたしの事愛してないのね!
嫌い!」
なんて喧嘩があったのでしょうね。
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