第15話 きみかため はるののにいてて

君がため 春の野に出て 若菜摘む

我が衣手に 雪はふりつつ


きみがため はるののにいでて わかなつむ

わがころもでに ゆきはふりつつ


光孝天皇


訳)

きみの為に春の野に出て若菜を摘んでるんだ。

袖口に雪が着いたよ。


超訳)

見て見て!春の七草だよ。

君のために、雪の降る中、摘んできたんだよ。

すごくない?俺!


ちょっとうんちく)

ここでいう若菜とは春の七草等の食べられる野草の事だよ。

1月7日に食べる春の七草、言えるかな?

(七草粥で無病息災を祈る習慣が出来たのは江戸時代)


せりなずな

ごぎょうはこべら

ほとけのざ

すずなすずしろ

はるのななくさ


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