第8話 わかいをは みやこのたつみ

我が庵は 都の辰巳 しかぞすむ

世をうぢ山と 人は言ふなり


わがいをは みやこのたつみ しかぞすむ

よをうぢやまと ひとはいふなり


訳)

私の棲家は都の東南の宇治山にある。

それを人は世を憂いて引きこもったと言ってるらしい。


超訳)

誰やねん!

わしが引きこもったって言うた奴は!

宇治山都会やっちゅうねん!


ちょっと一言)

この歌、言葉遊びが過ぎるねん。

『しかぞすむ』「鹿か住む」と「こんなにも澄んでいる」と言うのをかけている。

『うぢ山』「宇治山」と「憂じ山と」(憂いて山に)をかけている。

いろいろかけ過ぎやっちゅうねん!

分かり辛いわ!


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