第11話 生き残りの少女
「お姉ちゃん!」
扉を開けたのは一人の少女。少し明るめの髪。毛先が自然に巻いているために、少女にしては大人っぽく、透明感があった。
だが――
「お姉ちゃん!」
と、大きな声を上げて入ってきた少女は、年相応の表情をしていた。子供の用に頼りなさげな顔だ。
「……誰だ?」
目を輝かせてサレンとクウカのいた『秘密基地』へと入ってきたが、見知らぬ男女。中でも男の目つきは鋭く、
「うっ」
少女は後ずさりしてしまった。
そんな少女に気を使ったのか、「なーんだ。可愛い女の子じゃない? この村の生き残り?」と、席を立って、こっちにおいでよと、誘うクウカ。
「私は……」
自分とサレンの間にある椅子に座るよう、手で示すが、誘われた所で、年端も行かぬ少女が、知らない二人の間に入れるわけもない――。
「って、ここ、私の家ですよね!」
三白眼の眼をしたサレンにも、一度は怯んだものの、しかし、ここは自分の家であり、勝手に侵入しているのは二人の方だと気が付いたのか、一歩前に踏み出して少女は言った
二人の間に、入れなくとも、主張をする少女は、中々に勝気な性格のようだ。
「はにゃは! 大人しそうな感じなのに、元気だねー」
「元気だね、じゃないですよ!」
「どうしたのー。って言うか生き残り居たんだねー」
「居たんだでもないです!」
全く話を聞かないクウカに、ビシっと、指を突き出して言う少女。
サレンは、興味がないのか少女には目も暮れずに、深く椅子に腰かけ、目を瞑っていた。
思い出すのは自信を殺した《騎士団》の事か――金色の神様か。
「…………」
「なにかな……?」
今まで、元気に話していた少女は、サレンの腰に添えられていたランスを見て、すっと、姿勢を正して、二人に向き合った。
「あ、あの、お姉ちゃんを助けて下さい!」
「はい?」
いきなり、頭を下げられ困惑するクウカ。
相変わらずサレンは目を閉じたままだが……。
「何、お姉ちゃん助けるって? どういう事?」
「この家に居るってことは――お姉ちゃんの知り合いなんですよね」
二人に向かってそう確認する少女。
この小さい村で、自分が知らないお姉ちゃんの友人が居るとは思えないけど――『もしかしたら』そんな希望を子供故に捨てられないでいた。
「え、ええっと……」
少女の希望のこもったその問いに、どう答えていいのか悩んでいるクウカ。
「こいつはただのこそ泥だ」
そう言いながら、サレンは上体を起こした。
「はにゃはははは!」
頭に手を当てて大声で笑う。どうやら笑って誤魔化そうとしているようだ。
「こそ泥……ひょっとして、《騎士団》!?」
ばっと、身構える。
だが――その動作を見ても、少女が戦える人間であるとは思えない。むしろ、少女の弱さが露見しただけだった。
「……あんな奴らと俺を一緒にするな」
「そ、そうなんですか」
厳しい視線に、それ以上、追及はしなかったが、しかし――警戒はしているようだ。
慣れていない構えでだ。
「そうすると、こそ泥というのは?」
王国を守っている《騎士団》をこそ泥扱いする少女。普通ならば可笑しいと誰かしら口を挟むのだろうが、サレンは《騎士団》がどう思われていようと、どうでも良く、クウカに至っては、気にはなるが、このまま、《騎士団》がこそ泥にならないかと、叶いもしない《万が一》の望みに掛けていた。
仮になったとしても、クウカが泥棒扱いされることには変わりがないのにだ。
だからこそ、そんな理不尽な望みは、サレンにいとも容易く砕かれた。
当然である。
「こいつは盗賊だ」
「と、盗賊! それで、この家に目を付けたんですか!?」
滅んだ村にすぐ目を付けるなんて、人間の風上にも置けないですね! と、怒りをあらわにする。
騎士団よりも達が悪いと。
「違うよ。誰も居ないからちょっと、お邪魔してただけ」
「……本当ですか?」
少女は言いながらも家の中に盗られたものが無いか確認する。盗賊の言葉は信用できないのだろう。
そんな少女に自身の身の潔白を示すために、
「まだ、何も取ってないよー」
と、アピールするが、
「まだ?」
少女はその言葉を聞き逃さなかった。
「うっ……」
「お前、この家から、他にも何か取るつもりだったのか……?」
「他にも?」
「ま、まさか」
詰め寄る少女に手で壁を作ろうとするが、その動作がまずかった。腕を伸ばすことで、先ほど懐に忍ばした、食物がころりと転がった。
「これは……?」
その果物が何か、少女には、すぐにわかった。
「あ、あははは」
「お姉ちゃんが作った干し果物……。まだ、残ってたんだ」
少女は落ちた果物を急いで広いあげて、大事そうに抱える。
この家に残っていた姉の味。
数日とは言え、村が滅ぼされる光景を目にし、姉が自らを庇う姿は、少女にはとても重かった。二度と、会えないかもしれないと――そう思ってしまうほどに。
「ああ、違うの。これはあまりにもおいしそうだったから」
少女の思いを知らないクウカは、場違いな言い訳を始めた。
赤い皮が残った干してある果物。本来ならばみずみずしい果肉を持っているのだろうが、天日に干すことで、栄養価を濃縮、日持ちもよくなる。
「本当に悪気はなかったんだよ?」
まだ、言い訳を続けようとするクウカ。だが、勝手に人の家に居座り、物を盗もうとしている人間を誰が許すのだろうか。
しかし……。
「でしょ? お姉ちゃんの作るこれは最高なんだから」
一から作ってるんだよ?
と、少女は抱えていた果物を見せびらかした。
姉が褒められたことが嬉しかったのだろう。お姉ちゃんが育てた果物は、ここいらでも一番有名だったんだからねと、聞いてもいないのに教えるのだった。
「そうか」
クウカもクウカだが、少女もかなり変わり者か。
サレンはそう判断した。
「疑ってるの? だったら食べてみなよ」
そんなサレンの態度を、自慢の姉の味を信用していないと――自慢のお姉ちゃんを傷つけられたと思ったようだ。
はいと、先ほどクウカが、勝手に漁っていた場所から、同じように取り出す。
「残っているとは思わなかったけど、もしかしたら、お姉ちゃんが、残してくれたのかな」
少女は二人に聞こえない様に言った。
「わーい、ありがとう!」
両手を上げて、その果物を受け取ろうとするクウカ。
「あなたは、自分の持ってるやつを食べて下さい」
厳しい少女にその手を叩かれ、貰えなかった。
「けち」
いーっ、と少女に大人げない態度を取るが、相手にされなかった。
子供に相手にされないクウカ……。
「はい、お兄さんどうぞ!」
少女は目つきの悪いサレンにも、笑顔で差し出した。
在ったときは目つきの悪さに、怯んでいたのに、随分の変わりようだ。サレンの態度になれたのか。
「……そういえば、なにも食べてなかった」
生き返ってから。
これから、行動をするならば、何かすこし口に入れて置くか。サレンは黙って少女から干し果物を受け取った。
「ね、おいしいでしょ?」
まだ、食べてもいないのに感想を求める少女。少しでも早く姉を褒めて欲しくて仕方がないようだ。
「うん、うん、おいしい! 美味しすぎるよ、お姉ちゃーん!」
目を見開き、余りのおいしさに、この場にはいない少女の姉に、大きな声で美味しさを伝えた。
「確かにな……」
サレンすらもその味に、表情を変える。
二人の反応に、自慢げになる少女。
「でしょ、でしょ?!」
と、二人に近寄ったところで、
「って、そうじゃない! お姉ちゃんが大変なんです!」
ようやく我に返った。
散々、味の感想を求めていたのに、今更大変だと言っても説得力はない。
「そういえば、お姉ちゃんを助けてって言ってたよね……どうしたの?」
「おい、あまり余計な事を聞くな」
サレンは「面倒な事に巻き込まれる」そんな直感に従い、クウカに警告をした。
だが――。
「何言ってるの。こんなにおいしい果物を貰ったのに、何もしないなんて、サレンはそんな血も涙もない人間だったけ? こんな困ってる少女がいるなら、助けなきゃ」
真面目な顔して言い返された、
「いや、俺は一つ貰っただけだ。……貴様」
『こんなに』と言うクウカの脇には、いつの間にか、果物が保管されていたツボを丸々抱えていた。どうやら、果物の味が、よほど気に入ったようで、ツボを丸々と、持ち帰りすることに決めたらしい。
持ち主の妹が目の前にいるのに、随分と大胆な行動である。
「ここまで、貰ったら、何かしないとね!」
「いや、あげてないですし……」
少女が壺を返してと手を出す。
「……俺は関係ないな」
確かに味は良かったが、自分の予定を変えてまで、手に入れたいとは思えない。
「ああ、ちょっと、ちょっと……」
後は二人で勝手に決めろと、立ち上がったところで、クウカに肩を掴まれ、無理やり椅子に座らせる。
「離せ」
「冷たいな……、命の恩人だよ? 私?」
死体を運んだだけなのに、偉そうにするクウカ。
「ふざけるな。俺は自分で生き返っただけだ!」
神様の隙をつき、異世界の男ともみ合いながら、それでも自分の体に戻ってきた。
生き返った。
全て俺の力で――。
「いやー。良いんだよ? ほっといて、どっかの獣に食べられたり、《騎士団》に死体まで消されちゃったりしても」
「くっ。それは……」
確かに認めたくはないが、クウカの意見も一理あるのは事実だ。この
そんな獣を退治するのも《騎士団》の仕事でもあるが……。
その両方に狙われたのでは、死体すらも残らないかもしれなかった。
「……」
その辺はクウカがなにもしなくとも、神様が対応してくれたとは思うが、散々、無様な姿を見ているだけに、大丈夫だと胸を張ることはサレンには出来なかった。
分かっているからこそ何も言えない。
「じゃあ、決まりね。それで、どうしたのかな?」
サレンが大人しく座ったのを確認して、その横にクウカは座った。
「……えっと」
クウカが膝に乗せているツボを勝手に上げていいのか悩みながらも、お姉ちゃんが助かるならと決心して二人の前に座った。
「いやー。良かったね。本来なら私、盗賊だからね?」
盗賊が許可を貰って持ち出すことなんてないと、そう言いたいらしい。
「偉そうに言うな」
「それより、君、名前は? 私はクウカ。こっちはサレン」
サレンの言葉を無視して、自分たちの名前を少女に告げる。
「……私はハコです」
「ハコちゃんね、改めてよろしくね!」
「はい……お願いします」
机越しに手を差し出したクウカの手を握り、ペコリと軽く頭を下げる。
「あなた達も分かってると思うんですけど……」
と、ハコは握っていた手を放し、姉の身に何が起こったのかを語り始めた。
「この家――農民の村には相応しくないですよね……」
「まあ、確かにな」
ハコは、自分が住んでいた家が、村から浮いていたのは重々承知していたようだ。
「なんでだと思いますか?」
「ハコちゃんの家族は《魔法》が使えたから!」
農民の村であろうとも、農民しか住めない訳ではない。《魔法》に目覚めた人間は、ほとんどが生活しやすい都心へと向かって行ってしまうが、気まぐれな人間は、自身の生まれた土地で商売や創造をする者も、少数ではあるが存在していた。
「そうであれば良かったのですが」
ハコの口ぶりからすると、どうやら、答えは違ったようだ。本当の答えは――、
「全て《カオズ王国》の王が、一方的に送って来たのです」
一国の王からのプレゼント。
それが答えだ。
「ほへ?」
しかし、何故、王様が何も特徴のない村の人間に、家や家具を送るのか、理解が出来ないクウカ。《魔法》は使えないと、言っていたのに……。
「……この贈り物が始まったのは、一年くらい前でした」
事の発端は些細な事だと言う。
「この干し果物です」
クウカの膝にある壺を見た。
「乾燥させた果物は、戦場で良い非常食になります」
「そうだな」
それくらいはサレンも知っている。
だが、戦場であろうと、非常食を王が食べるのか? サレンの眼はそう疑問を投げかけているようだった。
「お姉ちゃんのはこれは、《騎士団》内でも、相当に有名だったらしくて……、何かの拍子で王様も口にしたみたいなんです」
ハコからしても、何故、食べたのか分からない。だが、王がそれを口に入れてしまったのは事実で、気に入っているのだ。
その為、
「直に面談するよう言われたのです」
直接会って感想を述べたいと、そう言ったのだ。
「へー。凄いねぇ」
確かにこれだけ美味しいと、作った人が気になるよねー。と、サレンに同意を求めるが、「俺はどうでもいい」と得られなかった。
「それで、実際にあったんですけど――その時に、お姉ちゃんの美しさを気に入ったのです」
「なるほどねぇ」
「……ふん」
二人の前に座るハコは、とても可愛らしい。チョコンと座る少女を、クウカは、壺が無ければ膝の上に置きたいくらい思ってた。
お姉ちゃんがいくつか分からない二人ではあるが、もしも、ハコがこのまま成長すれば、かなりの美人になるのは、確かだ。
そんなハコのお姉ちゃんを、王が空いてしまうのは仕方がないのか。
「それ以来、定期的に物が送られるようになりました」
「美人は得だもんね……私みたいに」
「……」
王様ならば、家だろうが、何だろうが、農民が持っていても納得が出来る。ハコの説明を聞いて納得できた。
これで――謎が解けた。
「最初は村の皆も喜んでくれたのですが……」
この村では手に入らない食料や衣服が送られてきた。それを姉は村の皆に分け与えていったのだが、徐々に、村人たちは受け取らなくなったのだと言う。
「その言い方だと――あ、分かった。妬まれたんだ!」
王に気に入られ、良い生活をしているのが気に入らなくなったのだろう。一度、自分よりいい思いをしている人間を見ると、何度も何度も、消しても消しても頭の中でこびりついて繁殖する。
「いえ、違います」
姉は、人柄か妬まれはしなかった。
「え、じゃあ、なんで」
「それは――」
悔しそうに唇を噛むハコ。
「なにがあったの?」
「それが王は気に入らなかったみたいで」
自分があげた物を、姉ではなく村人が使っているのが、嫌だったのか。
「ある日、お姉ちゃんへと、ドレスが送られたんです。それを誕生日だからと、姉の友人が欲しがったのです。それで、譲ったのですけど――たまたまそれが国王に伝わってしまい、その友人が殺さたのです」
「なに?」
目つきが更に鋭くなるサレン。
「それで、村人たちが少しお姉ちゃんを疎外し始めて……」
「そうなるよね」
原因は姉でなくても、巻き込まれる方からすれば、原因でなかろうと、そんな事は問題にはならない。問題なのは、自分たちに危害が加わるかどうか。
一人でも加えられるのならば、自分もと、恐れてしまうのが人間と言うものだ。
「ただ、またもそれを知った王様は……」
その状況すらも許さなかった。
自分の将来の嫁を無視したとして、村を滅ぼす計画を立て、実行した。それが数日前に事だという。
「王様どれだけ気に入ったんだよ!」
クウカが机を叩いた。
「それまでは、お姉ちゃんも自分から部屋に籠って、誰にも迷惑をかけないよう、ひっそりと暮らしていたんです」
送られてくるものを全て拒絶して。
「それなのに、村を破壊されてまで連れてかれるなんて……」
「気に入った女性のために村を……ひどすぎます!」
女性としては共感できる部分があったのか、クウカは大きく頷いていたが、サレンは
「恐ろしいな」
表情が読めない。何も思っていないだけかもしれないが。
「はい。本来なら私も殺されていたんでしょうけど、お姉ちゃんが助けてくれて……」
私を殺す代わりに、自分が《王城》へと向かってしまいました。お姉ちゃんに助けられた私は、村から出て生活をしてたんですけど、でもやっぱ、寂しくなって。
「三日だけだよな?」
自分が死んでからだとするのならば、そんな日も立っていないだろう。サレンのそんな言葉は黙殺された。
「それで、家に来たら、あなた達が居て……」
それが、現状に至るまでの経緯だった。
「偶然だねー。会えてよかったよ」
などと、本当に思っているのか分からないクウカの言葉に、
「だから、助けて下さい」
ハコはそう返すのだった。
姉を助けてほしいと。
「ふん。しかし、村一つ滅ぼした《騎士団》に俺たちだけで勝てると思っているのか?」
だが、そんな少女の安易な願いを、サレンは容赦なく踏みつぶす。
「それは……」
ハコは顔を落とす。
「無理だと思ってただろう」
「……」
「それで、俺たちが死んだ場合、貴様はどうするつもりだったのだ? お前の望みで人が死んだとき――自分の性で人が死んだときどうなるか。自慢のお姉ちゃんを見て、分かったのではないか?」
自分の性で人が死に、引きこもり、村を滅ぼし――唯一守れたのが妹なのだ。その妹が自分と同じ道を歩もうとして知ったら、姉はどう思うのだろう。
「でも!」
それでも――救いたい。
ハコの純粋な思いだ。
「まあ。気持ちは分かるけどさぁ……危険だよね。私はやだなー」
「そうですよね、変なこと言ってすいません」
よぼよぼとし、家から出ていくハコ。その足でどこに向かうのだろう。この村ではないどこかへ帰るのか。
だが、そんな姉思いの少女にサレンが声を掛けた。
「待て! 貴様は本当にそれでいいのか?」
助けたいと思うのならば、助ければいい!
「でも!」
助けてくれないのでしょう。なのに、なんで、引き止めるのですか!
悲痛な叫びがこだまする。
「ああ。そうだな」
「なら……!助けてくれないのなら、呼び止めないでくださいよ!」
そんな少女に、
「――ただ、俺もたまたま、《カオズの王国》へと行こうと思っていた」
《王城》に用があると。
「だから、ついきたければ勝手にしろ!」
サレンは立ち上がり、外に出ようとしていた少女を押しのけて、家から出た。
後を付いてくるのは自由だ。
「え?」
前を歩いていくサレンの言っている意味が理解できなかったのか、その場で言葉を発した男の背を見送るだけだ。
「要するに助けてあげるっていってるんだね、あれ。分かり辛いけど」
ハコの横に並んだクウカは言った。
「いいんですか?」
危険だって分かっているのに、助けてくれるのか。
サレンの発言に困惑する。
だって、さっきまでは――。
「いーの、いーの。あの人も《カオズの王国》に一度殺されちゃってるから」
だから、個人的な恨みだ。別に、本気でハコのためなんて、多分、あいつは思ってない。だから、行くよ。
ハコの背を押す。
「殺されちゃってる?」
背を押しているクウカに聞くけど、聞こえないのか無視しているのか、それ以上なにも言わなかった。
先を歩いていたサレンが、村から出るところで足を止めた。
「あれ、どうしたの?」
「……どうやら、迎が着たみたいだぞ?」
村の出口には――三人の《騎士団》が待ち構えていた。
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