一章までの登場人物紹介




 登場人物紹介です。

 前回同様、飛ばしてくれて構いません。

 退屈で退屈でどうしようもないという人に読んで貰えれば。






都雅とが みやこ

 主人公。

 物語開始時は中学三年生。

 一章終了時は新米死神グリム

 性別 女性

 享年 15才

 誕生日 6月 26日

 身長 151㎝

 血液型 O型

 好物 ドーナツ

 趣味 立ち読み(買わない) インラインスケート

 グリムコード 未定


 当初は捻りもなく真っ当にヒロインとなる筈だったのだが、気づけば主人公の座をブン獲っていた気骨溢れるタフガール。漢や。

 黒髪のショートヘアー。前髪を真ん中で分けており、触角みたいなアホ毛が二本ある。

 目は青い。純日本人だけど。

 他のキャラもだが、まあ髪の色とか眼の色とかはカラフルになるかもしれないけれど、そういうのはフィクションって事で流してほしい。

 なんの変哲もない普通の女子中学生。だった。

 物語の冒頭で渋谷大量変死事件に巻き込まれた。と思ったら気がつけば死んでいた。と思ったら死神グリムになっていた。

 その後も灰祓アルバに退治されそうになるわみんなから忘れ去られるわ【処女メイデン】に一家皆殺しにされるわ自身もボロクソにされるわと終始散々な目に遭っている。

 それでも挫ける事なく全速前進し続けるド根性娘。

 めげないしょげないないちゃだめ。いけいけみやこちゃん。

 一章内では中学生らしく制服を来てる。セーラー服だな多分。もちろん夏服。

 が、何をトチ狂ったのか一章ラストではメンズの黒いモッズコートを着込んでいた。

 デフォルト装備になりそう。

 キャラテーマは「ヒーロー(♀)」。

 ガッツのある女の子が好きです。

 大抵の強気な女子キャラって『自信が無いことの裏返し~』だとか『主人公の前でだけは弱気な一面を見せる~』とかっていうパターンが多いですけど、そういうの無しなガンガンいこうぜ系のカッコいいヒロイックな女キャラが大好きなのです。

 そんなワケで、不撓不屈なゴーイングマイウェイ娘って感じのこの娘が出来上がりました。

 最序盤では何か無気力キャラっぽい雰囲気を出していたが、死神グリム化した後はそんな様子はほとんど見せない。

 いや、無気力とかってレベルじゃない状況に追い込まれているのだから妥当かもだが。

 平凡な日常から凄惨な異常へと飛び込んだ結果、本来発揮される筈のなかった気性が姿を現した、みたいな感じ。

 背は低い。ちんまい。

 体型も、まあ、その身長に見合った感じ。

 なくはないです。

 結構口が悪く、妙に喧嘩慣れしている。

 割りと不良気味だったのかもしれん。

 小学生の内は空手をやっており、結構な腕前だったらしい。

 …………なぜに空手やっててフロントネックロックが出てくるのか。

 プロレス、好きなの?

 結とは十年来の親友。

 すんごく仲良し。さらっと『マジ愛してる』とか言ってたけど、その後にぬけぬけとせいとイチャついてたりした。刺されるぞ。

 せいが好みのタイプらしい。

 で、惚れてしまったらしい。

 正気か貴様。

 ストックホルム症候群か、はたまたダメンズウォーカーなのか。

 多分両方だ。

 キメ台詞は「死に花咲かせろ」。

 最近キメ台詞言うキャラって減った気がします。キメ台詞好きなんでちょっと寂しい。

 んなワケで本作の主人公であるみやこにもキメ台詞を設定したワケですが。うーんこのドスの効きっぷり。気に入ってます。

 家族構成は父、母、そして弟。

 弟の都識としきくんは、名前がついてるところから察した方もいるかもだけれど、生き残ってメインキャラ化する構想もあった。

 が、『一家鏖殺』のインパクトを重視し、お亡くなりに。

 ひでぇ。

 【死に損ないデスペラード】と呼ばれる死神グリムの一人。

 死神グリムでありながら死神グリムを討ち倒す事が出来る。

 死鎌デスサイズは当初はデフォルトの黒い鎌だったが、その後固有型に変化。青色で、刃が両端に付いてる形状の鎌。…………創作ではそこそこ見る形状の鎌だけど、なんていうんだろうあれ。ツインサイズ? まあ、Sの字型のアレです。

 司る【死因デスペア】は【轢死】。

 車輪でグチャグチャに轢き潰す。相手は死ぬ。

 主人公の能力じゃねーなコレ。

 筆者は田舎者ですので、割りとよく道路で轢かれた猫やら狸やら鼬やら亀やらは見かけるのですが(幸い人間は見たことない)、まあ見れたもんじゃないです。グロい。

 車輪、ないし車輪の付いた乗り物等を自在に操れるとかいう地味な能力も持っている。バイクだろうが自動車だろうが電車だろうが乗りこなせる。無免許だけど。

 秘めたる【死業デスグラシア】は【黙示録の駆り手ペイルライダー】。

 ペイルライダー。

 新約聖書、「ヨハネの黙示録」にて語られるヨハネの四騎士、その最後の一騎。

 第四の封印が解かれた時に顕れ、疫病や獣を使役し、人間達に死を齎すとされる「蒼褪めた騎手」。

 タロットの大アルカナにおける13番目、「死神DEATH」の寓画のモチーフの一つとされる。

 【死業デスグラシア】としては蒼褪めた巨大な車輪の形を取る。発動中はみやこの髪も蒼く染まり、炎みたいなエフェクトも付くかもしれない。

 【轢死】の【死因デスペア】の通りにその大車輪を以てして相手を轢き潰す。

 知っての通り、車輪は発明されてから今もなお人類社会を差さえ続け、そして数え切れない程の命を轢き潰している。常に人類の側にあり続けるありふれた死因である。

 一章終了時点での実力を総合して見てみると、新米死神グリムでありながら既に上位クラスの実力を誇っているらしい。末恐ろしい。

 その割には一章内では定期的にボコボコにされ、その都度変な悲鳴を上げていた。まあ基本的にタイミングと相手が悪いんだけど。

 ズタボロにされている瞬間にこそ輝くコだと筆者は思っているので、おそらくこれからもしょっちゅう凹される事になると思われる。死ぬな。

 一章ラストのせいとのやり取りっつーかイチャイチャっぷりは書いてて楽しかった。オチも含め。

 この子、せいの前ではいい子ぶって敬語使ってるっぽいが、地が出るとあんなもんである。



時雨峰しうみね せい

 白い死神グリム

 性別 男

 享年 不明

 誕生日 11月 2日

 身長 161㎝

 血液型 A型

 好物 素麺

 趣味 音楽鑑賞(クラシック) キャンドル作り

 グリムコード 【刈り手リーパー


 本来は捻りもなく安直に主人公となる予定だったのだが、気づけばみやこに主人公の座をブン獲られていた哀れヘタレのダメ男くん。

 恥を知れ恥を。

 結果、なんだかよくわからんポジションのキャラクターとなってしまった。

 みやこせいをそれぞれTSさせれば普通の主人公とヒロインになるかもしれない…………

 とりあえず筆者の中でのイメージとしては、『前作主人公』みたいな立ち位置として書いてるつもりです。

 いや、無いけどね。前作。

 色白白髪中肉中背。白ラン。赤目。アルビノかな?

 こいつも背は低め。亰ほどではないけど。亰が小さすぎるともいえる。

 肉体年齢は亰と同じか少し上ぐらいと思われる。が、死神グリム化してから何年経過しているかは不明。

 渋谷にて灰祓アルバに退治されそうだったみやこを救い出す。

 何故かみやこの先輩を名乗り、色々と世話を焼く。

 基本スカした態度をとってるが、どこからともなく漏れるダメ男臭。

 キャラテーマは…………なんだっけ。忘れた。「中学二年生」とかそんな感じだろ。どうせ。

 主人公の座を追放されるに当たって一度キャラクターがリセットされてしまった為、キャラコンセプトがやや行方不明になってる感ある。

 みやことは別次元でツイてないキャラクターと言えるかも。

 みやこは最初から筆者の趣味をこれでもかと言わんばかりにぶちこまれてごった煮にした結果生まれたキャラクターなのだが、それに反してこいつは周りの設定を固めていき、それに適したキャラクターとして作りあげた。

 故に、みやこに比べるとあんまり筆者の好みとかは入っていない為、こいつを動かすときはそこそこ苦労する。評価も辛辣になりがち。

 ま、その分思い入れもあるのでお気に入りっぷりではみやこにもなんやかんやでひけをとらないのだけれど。

 最高位に位置する死神グリム──神話級ミソロジークラスに分類される死神グリムの一人であり、死神を刈る死神、【死に損ないデスペラード】でもあり、その上好戦的ときているため、人間からも死神グリムからも心底恐れられている、とか。

 そんな紛れもない作中最強格の実力者であるのだが、それ故に一章内ではなんとも言えない役回りに。

 一応後輩であるみやこを手助けしているというだけなのだけれど、やったことと言えば遥か格下をイビり倒しただけなのでいまいちカッコがつかない。

 とはいってもやっぱり強キャラは強キャラなので、こいつが苦戦するの、どんくらい先になるのかを考えると、ちょっと遠い目になっちゃう感じ。

 キメ台詞は「よく生きました」。

 「よくできました」のノリで言ってると思われる。

 舐めとんのかと言いたくなるが、多分本人は真面目に言ってるんですよ。きっと。

 みやこに好意を持たれているのには、気づいているのかいないのか。

 その一方でイザナに結構アレなスキンシップを取られてたりもする。両手に花、というにはあんまり羨ましくない二人だが。

 一章ラストにてみやこの直球なアプローチを受けて逃亡した。

 このヘタレー! 違うだろー!!

 死鎌デスサイズの色は白い。形状は普通。

 司る【死因デスペア】は【■死】。

 相手は死ぬ。

 詳細不明。

 秘めたる【死業デスグラシア】は【無辺なる刈り手グリムリーパー】。

 グリムリーパー。

 死を司る神、その西洋圏での総称。

 鎌を持ち、黒いローブを纏った白骨の姿をしている、というのが普遍的なビジュアル。

 死神は邪悪な存在として描かれることも多いが、無論それだけの存在ではなく、迷える魂達を正しく冥府へと誘う秩序の管理者という側面も大きい。

 タロットの大アルカナにおける13番目、「死神DEATH」の寓画でも大鎌を持った髑髏が描かれる。どころか、他のアルカナの寓画の中にもちらほらとこの死神が登場する場合もある。

 「死神DEATH」の暗示は、正位置だと『停止』、『終末』、『破滅』、『離散』、『清算』、『ゲームオーバー』、『バッドエンド』等。逆位置だと『再出発』、『新展開』、『上昇』、『再生』、『起死回生』、『コンティニュー』等。

 【死業デスグラシア】としては、白い豪奢なローブを纏い、白い無骨な鎌を持った巨大な幻影が顕れる。

 …………まあぶっちゃけると傍に立つものというか、立ち向かうものというか。

 けどイメージしたのは幽波紋ではなく、KHのアンセムだったりする。あの戦闘スタイルかっけーですよねー。宇宙戦艦化はどうかと思いましたが。

 発動中はせい死鎌デスサイズ は消失し、顔の右半分に黒い髑髏の仮面がつく。

 オシャレのつもりかね、チミ。

 ビジュアルはともかくとして、能力、実力面ではほぼ詳細不明である。

 ド格下に使うもんだからまともに披露する余地もなかったという。

 ぶっちゃけるとみやことの邂逅の時点で、彼の──『時雨峰しうみね せいの物語』はほぼ折り返しを迎えていたりするので、彼というキャラクターがどこまで作中で描写されるのかは未定。

 ただ、本作は『都雅とが みやこの物語』であることは明言しておきます。



イザナ

 死神グリムの女王。

 性別 女性

 享年 不明

 誕生日 不明

 身長 162㎝

 血液型 不明

 好物 無し

 趣味 せい弄り

 グリムコード 【醜母グリムヒルド


 黒い少女。

 の、皮を被ったバケモン。

 大魔王ラスボス

 諸悪の根源だいたいこいつのせい

 ──などと書いたものの、一章内ではとりたてて非道な行いはしていない。てか出番自体があんまない。

 まあホイホイ黒幕に出張られても困るのだが。

 現状あんま語れる事は無いので、取り敢えず死神グリム達のボスとだけ思ってくれればいいです。

 キャラテーマは「ラスボス系ヒロイン」。まあ昨今ではヒロインがラスボスなんて展開、ぜーんぜん珍しくもなんともないですがねぇ。こいつはヒロインがラスボスっていうよりはラスボスがヒロインって感じですが。

…………んん? じゃ、「ラスボス系ヒロイン」じゃなくて「ヒロイン系ラスボス」なのでは?

 ま、どっちでも似たようなもんか。

 【十と六の涙モルスファルクス】とかいう死神グリム組織を結成してるらしい。その名前からして十六人の死神グリムが所属している模様。

 馬鹿じゃねえの。

 十六人って。

 十本刀だって十天君だって十刃エスパーダだって十人だぞ。

 絶対扱い切れないって。四天王とかにしとけっての。

 などとノリツッコミしつつも語感を優先し十六人となった。

 多分半分くらいはダイジェストでやられるので平気平気。

 せいにわりかしガチ目のスキンシップをとっている。どういう意図があるかは不明だが、普通に好きなのかもしれない。

 その一方でみやこにも意味深なアドバイスを送ってたりもする。

 ルイというゴシックなロリータを連れている。かあさまと呼ばれているが、実子かは不明。

 こんな序盤で黒幕ぶってる辺り本当にラスボスかは甚だ疑問ではあるが、まあ彼女が本格的に登場しだせばこの物語は終盤ということになるのは間違いない。



弖岸てぎし むすび

 みやこの親友。

 性別 女性

 年齢 15才

 誕生日 5月 17日

 身長 165㎝

 血液型 B型

 好物 ドーナツ

 趣味 カラオケ ジョギング


 主人公の親友キャラ。

 ただそれだけ──の筈だったのだが、意外にも書いてるうちに結構な重要人物にまで成長したスゴい子。

 メインキャラの一人になりそうだ。

 いけいけがんばれむすびちゃん。

 金髪ポニテ。ギャルっぽい風貌。

 読モとかやってそうな具合の美人らしい。スタイルもいい。ひゅー。

 一章内を見る限り、メインヒロインと言っても過言ではないぐらいのヒロインっぷりを披露している。みやこだのイザナだのは鎧袖一触にする勢い。

 彼女のヒロイン力は530000です。

 彼女は次章で活躍してもらう予定の為、ここでは多くは語りません。

 …………しかしみやことの身長差スゴいな。

 こんな身長差で仲良く親友やってたかと思うと萌えますな。身長差ってある種のギャップ萌えを生むよね。

 


・【処女メイデン

 真っ赤な死神。

 性別 女性

 享年 16才

 誕生日 9月 16日

 身長 163㎝

 血液型 O型

 好物 ビーフシチュー

 趣味 温泉巡り


 一章ボス。

 覚醒したみやこにバッサリとやられてしまった──筈だったのだがまさかまさかの生存。

 いやー、どう転がるかなんて書いてみないとわからんもんだ。

 なんでかっつったら単に書いてる内に気に入っちゃったってだけなんだけども。

 関西弁はズルいよー関西弁は。

 赤髪。美人。

 逸話級フォークロアクラスに分類される上位死神グリム

 好戦的かつ死神グリムにしては慎重堅実な思考の持ち主であるため、灰祓アルバからはかなり厄介者扱いされていた。

 みやこを組織に勧誘しにきたのだが、みやこの家族をぬっ殺し、みやこ自身も散々にいたぶった。

 目的と行動が支離滅裂──に見えるものの、死神グリムにとっては人を死なせる事は文字通りの掛け値無しに事なので、何もおかしくはないのだ。死神グリムにとっては。

 がみやこは人間としての倫理観を一応──本当に『一応』──残していた為、交渉はあえなく決裂。

 一度目の戦いは先達として新人に格の違いを知らしめる。

 二度目には予想外の反撃を喰らうが、実力差は覆らず──というところでみやこ絶対不可侵アンタッチャブルな逆鱗に触れちまったのであった。

 かくして溢れ出す主人公補正、流れ出す処刑用BGMと共に立ち上がったみやこの前にあえなく惨敗。

 が、【醜母グリムヒルド】の手助けの結果なんとか生存した模様。

 司る【死因デスペア】は【失血死】。

 血液を搾り取る。相手は死ぬ。

 直接攻撃により失血させるのはもちろん、つけた傷から継続して失血させたりも出来る。持久戦に長ける。

 好戦的でありながら慎重堅実という彼女にうってつけの能力かもしれない。

 秘めたる【死業デスグラシア】は【死啜公女エルジェーベト】。

 エルジェーベト。

 残虐非道な悪女として歴史に名を残す、連続殺人犯。

 多くの少女を誘拐し、拷問の果てに殺害したと言われる。■■■や■を抉り出し興奮する、変態性欲者だったとか。

 捕らえられたエルジェーベトは処刑を免れ、幽閉の刑に処される。残りの生涯を自身の城であったチェイテ城の寝室で過ごしたという。

 …………死神じゃねーじゃん、というツッコミが他方向から入りそうですが、まあ目を瞑ってくださいな。『死の象徴』だから、多くの死を生んだ偶像ならそれで死神となるのです。はい。無理矢理感は否めませんが。

 【死業デスグラシア】としては伝承に名高き「鋼鉄の処女アイアン・メイデン」の形を取る。

 実在しなかった、架空の拷問器具とされているが、まあ逸話、偶像の具現化なので嘘もホントになるのです。

 設置型の【死業デスグラシア】で、設置した場所に突如として現れて対象をバックリと閉じ込める。

 搾り取った血液を消費して数を増やすことも可能。

 また、物理的な鈍器として使用することも。

 まさかの生存を果たした彼女がこの先の物語でどのような活躍をするのか、気になりますね!(考えてない)



第三隊ヴィブルナム


 綱潟つながた 氷雁ひかり

 第三隊ヴィブルナム隊長。

 性別 男性

 年齢 23才

 誕生日 2月 23日

 好物 かき氷

 趣味 草野球

 生装リヴァース 麟武


 腕は確かだが、いまいちパットしない男。



 嘉多隅きたずみ 兎々とと

 第三隊副隊長

 性別 女性

 年齢 18才

 誕生日 9月15日

 好物 野菜スムージー

 趣味 世話焼き

 生装リヴァース 跳ね魚


 しっかりもののお姉さんキャラ。



 鹿種ししぐさ てつ

 第三隊隊員

 性別 男性

 年齢 16才

 誕生日 1月 28日

 好物 メロン

 趣味 ナンプレ

 生装リヴァース 宇兵衛 


 同じく真面目なしっかりもの。



 麻崎あさざき 真咲まさき

 第三隊隊員

 性別 女性

 年齢 15才

 誕生日 3月16日

 好物 カップケーキ

 趣味 ダーツ

 生装リヴァース シャーリー


 新米でみんなに愛される妹キャラ。



 死神グリムに抗うもの、灰祓アルバ

 その中でも選りすぐりの精鋭である【聖生讃歌隊マクロビオテス】の第三部隊。

 一章かませ。

 かませぇ!!!!

 みんな死んじゃった。

 許せ。

 最後の真咲ちゃんは生き残る構想もあったけど、全滅させといた方がせいに箔がつくだろうとのことで全滅となった。

 ひどーい。

 まあ亰の弟しかり真咲ちゃんしかり、【処女メイデン】がまさかの生存枠を持っていった為に死ぬしかなくなった感ある。

 悪女だね、あの子。

 まあそれ以前にしてもこの人達にはかませ以外の存在意義を見出だせなかった。哀れな。

 キャラ数多いからさぁ。

 ガンガン処分してかないと作中の展開がゴチャゴチャしてきちゃうんだよ。

 まあ本作はこんな感じの逝け逝けな作風でお送りしますね。

 莢蒾ヴィブルナムの花言葉は、『結合』、『未来』、『愛は強し』、そして──『私を見捨てたら死にます』。

 その花言葉に反して、お互いを見捨てられなかったから死んじゃった。

 バラバラに逃げてたら一人くらいは生き残れた、というのはせいが言っていた通り。

 合掌。





















・名も無き少女

 「8.うんと」にて登場した名も無き少女。

 投身自殺をしようとしていたところをみやこに止められる。

 その言葉を受けて逡巡し──そしてイザナに線路に突き飛ばされ、轢死した。

 彼女について、別にふくむところは一切ない。伏線でもないし暗喩でもない。舞台装置の捨てキャラだ。

 なんの為に出てきたの? という読者も多かったのではないだろうか。

 答えは単純。

 『都雅とが みやこの死生観を明言する為』に登場し、そして死んでいったキャラクターである。

 一応は「死」というありふれた、しかし重いテーマに基づいて書かれているこの作品において、これは決して避けては通れない、事柄であると確信し、登場させた。

 彼女に投げ掛けた言葉から、物語冒頭にて『みんな死んじゃえばいいのに』なんて事を言っていたみやこという少女の変化(あくまでも変化。必ずしも成長とは限らない)を感じてもらえれば幸いである。

 みやこの言葉を総括すれば、『死ねば楽になれるなんて思考は甘え。死んでから言ってみろ』、『どうせ生きてりゃその内嫌でも死ななきゃならないんだし、わざわざ自分から死ぬ必要はない』。


 ──『生きている人間は、生きるべき。


 …………というのが、都雅とが みやこという少女の現在の死生観らしい。

 正論である。

 正論過ぎて気色悪いぐらいに、正論である。

 正論は人を傷つける。

 いつだって。

 名も無き少女がみやこの言葉を受けて、もう一度生きてみようと思えたのか。

 それはもう、誰にもわからない。



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