第5話…だからと言って…
「そりゃ友里亜ちゃんの彼氏だからですよ」
天気の良い日の昼休みは友里亜と仲間数人で職場近くの公園で過ごすのがお決まりのパターンだった
「友里亜ちゃんカワイイから人気あるからね」
「カワイイか?別に普通じゃないか?」
そう笑ったヒロの頬を友里亜がつねった
「カワイイでしょ?」
「ハイハイ、カワイイカワイイ」
ヒロは頬を擦りながら言った
「そう言えば古谷さんってバンドやってたらしいですね」
「昔ね」
「新垣君もギター弾けるらしいですよ」
「新垣…あぁ、あの地味な彼か」
「確かウォルターウルフとか好きだって前に言ってましたよ」
「ウォルターウルフ…渋いな」
ヒロは笑った
歴史的ブルースマンの名前は確かに新垣正樹に興味を抱かせた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます