第6話 覚悟2

 緒戦から6日後。決意のもとキールは2回戦に向かっていた。

ここで勝つということは、相手が死ぬ、いや殺されるかもしれないということ

逆に負けるということは、それがオレに降りかかるということ。

死にたくない、でも死なせるのもイヤだ・・・

そのあたりはまだ割り切れていない。

けど、オレなら。前世の記憶、2019年の世界の知識をもつオレなら

相手を壊しすぎずに生き残れるかも・・・

それがどこまで出来るかわからない。

死にたくは無い。

けど、まだ自分が人を殺す、自分の行動の結果人が死ぬ

そういうものに出来れば直面したくなかった

『覚悟は決めたはずなのになぁ・・・』キールは頭を振って再度覚悟を決めた

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