第16話 デート?

 単調な毎日。目覚めれば見飽きた景色。少し遅い朝を迎えるのは、彼女に取ってはいつものことであった。体をゆっくり起こして、窓から吹き込む風に身をまかせる。さらさらと風が頬を撫でて、艶のある黒い髪がなびく。風にのって香りが鼻腔を通して夏の訪れを知らせてくれていた。ベッドから起きて、洗面を済ます。褒めてくれた髪を櫛で梳かし、サラリ慈しむように撫でてみる。

 

 あの日からどやらおかしいようだ。鏡に映る瞳は少しだけ生気を取り戻したようだが、相変わらず灰色の瞳はどこか喜びを映し出すことはしなかったようだ。違う形で出会えれば、もっと素直になれたのだろうか? と、鏡越しに映る自分は頬に手を添えていた。

 

 同年代の女の子たちがどのような流行りのものを身にまとっているのかは気になるところだが、病院から出ることのないその身には必要がない。気を利かせて女性雑誌の類を買ってきてくれる義兄に願うものは何もない。そう何もない。


――今のままでも良いのだ。


 できれば今のまま、願わくば変わることのない日常を……


 洗面所を出て病室を見回せば、彼の愛情が溢れている。欲しいとも言っていないのに増えるぬいぐるみ。化粧品。一度も袖を通していない服。


 意識を外へと向ける。もっと、もっとその彼方へ。そうすればいつも義兄の存在を感じ取ることができていた。この前来た時は魔法が使えるようになったとかいっていたが、様子を見る限りだとまだうまく使いこなせていないようだ。毎日朝早く修練をしているようだが、義兄の魔法は全く姿を現そうとはしない。そんな義兄は今日もまた来てくれる。それだけで気分が高揚していた。ただ、いつもと違うのは彼を取り巻く周囲の存在。義兄とは違う人が来てくれる。それだけで少しだけ気持ちが弾み出していたのを感じていた。



***



「どうしよう………」


 テラスの部屋には足の踏み場がないほど、床一面を埋め尽くすもの、誰もが羨むようなブランド物の服やバッグを両腕を組み見下ろすテラスは困り果てていた。頭を悩ます原因を作ったのは、一ノ瀬誠のちょっとした一言だった。


『明日の休みちょっといいかな?』


 その言葉を理解するのに数秒を要したのだが、意味を悟った瞬間テラスの顔が真っ赤に染まったのはいうまでもない。当然嬉しいことには代わりはない。だが、女の子は何かと準備に時間がかかるということを誠は分かっていないことだけを除いてだが。しかし、舞い上がりそうな気持ちを抑えることはできそうになかった。


「こここ、これってつまり、デデデ、デートってことですよね。しかも二人きりの……」


 耳まで赤く染めたテラスは頭を抱えていた。今直面している問題はズバリ明日着る服だった。テラスは普段学園で生活する上で制服がオーソドックスであり、誠との共用スペースでもなるべく制服でいた。寝巻きでうろちょろするなどもってのほかだった。

 カーマイン皇国でも表向きは皇女として立ち居振る舞いしていたので、だらしない格好を他人に見せることもなかった。しかし、今回は異例中の異例。男子と初の外出。より一層気が抜けないものである。あれでもない、これでもないと全身鏡の前で手に取った服を自分の体に当ててみるがなかなか決められそうにない。


「どうしたんですか? こんなに部屋散らかして」

「ひうっ!」


 夏の夜風とともにイーダがテラスの部屋の窓からイーダの現れた。突然のことにテラスは素っ頓狂な声をあげて大きく肩を跳ね上げた。


「い、イーダ! 突然入って来ては困ります! 驚いてしまうではないですか!」

「突然来られれては何か困ってしまうようなことされているんですか?」

「そ、それは……」


 揚げ足を取るかのようなイーダの問いに、テラスは言いよどんでしまった。それを見てイーダは目を細めて、テラスの姿、そして部屋に散らばる服に視線を向ける。そしてテラスへと向ける目は、何かを見透かすような目だった。テラスはつい、体にあてていた服を握りしめる。イーダは探りを入れるかのようにしてテラスへと声をかけた。


「明日は休日ですね」

「は、はい」

「どなたかとお出かけですか?」

「……クラスメイトの方と」

「クラスメイトの誰ですか?」

「………………」

 

 イーダはテラスへと言いよっていく。テラスはイーダの問いが核心に迫るたびに顔を反らせては目を合わせず、困惑した表情を浮かべた。『ほほう~』とイーダが不敵な笑みを浮かべた。


「一ノ瀬誠でしょうか?」


 顔をそらしたまま、テラスは肩を大きくビクつかせた。その反応は肯定したも同然。嘘をつくことが苦手な自分はどうしても顔や、体に現れやすいようだ。イーダが鬼のような形相を浮かべて説教するのを覚悟したが、イーダから帰って来た言葉は予想外のものだった。


「……私とてやぶさかではありませんよ、テラス様」

「……え?」


 テラスから一度距離を取ってイーダは笑顔を向け、少しうつむきがちに語り始めた。


「人の気持ちに制限を設けることなどできません。何かを追い求める好奇心だとか、自由を追い求めることは誰かが止められるものではありません。…………それが、誰かを好きになるということも」

「…………イーダ」


 イーダの瞳は憂鬱の色を帯びていた。その表情は何かに想いを馳せているかの様子だ。テラスは途端に表情を暗くするイーダを心配そうに俯いた顔を覗き込もうとしたが、突然イーダは顔を上げた。


「ただし! カーマイン皇国の皇女であるという自覚を持って節度ある行動をお願いいたします! 不純異性交遊などもってのほか…………」

「い、イーダ! 私はそんな!」


 テラスはイーダの言葉に顔を真っ赤に染める。純情な乙女心には刺激的すぎて、まして自分の誠への気持ちもしっかりとしたものにしたい。イーダの言う通り、皇女としての節度ある行動はとるつもりであったのだが。


「いえ、それこそ無理というものですね……」

「え?」


 テラスはイーダがこぼしたその言葉はうまく聞き取ることができなかった。イーダは大きくため息をしたあと、何かを振り切るかのようにしてテラスへと笑顔を向けた。


「ま、と言うことで明日は楽しんできてください」

「あ、ありがとうございます、イーダ」


 イーダの心変わりに何か意図があるのか、それはわかりもしない。ただ、こうやってお目付役から正式に許可を得たのだ。当の本人も床に散らばったテラスの服を両手で掴み、テラスの体へと合わせては『フムフム』と顎に手を当ててコーディネートしはじめた。テラスも気持ちを新たに、イーダと楽しそうに服を選びだし、明日の準備を完璧にこなすのだった。



***



 晴天。まだ朝だと言うのに太陽は高く昇り、降り注ぐ日差しは風をすでに温めていた。照りつけるほどではないが、ほんのりと汗ばむ陽気が地面から立ち上っている。

 とびきりお洒落をしたというわけではない。できるだけ気取らず、それでもカジュアルすぎないように、初夏の香り漂う季節に合わせて、涼しげな装い。ワンピースに薄手のカーディガン、足元は少し高めのミュール。ショルダーバッグを肩から下げたシンプルな装いだが、皇女が身につける一品一品はどれも選び抜かれた素材と、洗練されたデザイン。

 装う者を際立てさせるが、テラス本来が持つ魅力にかなわない。幼さの中に、どこか大人びた装いの原因は、その口元。リップグロスが艶やかな唇を演出しており、テラスの魅力をより引き出していた。

 匂いの柔らかなコロン。イーダが言うにはほのかに汗ばみ、コロンと混じり合えば女の色香がさらに増していくというが、本当だろうか? できれば汗をかくというのは年頃の乙女としては避けたいところ。それでも良い匂いというのは男にはいい武器になるという。

 

 そうテラスはこの日のために前夜入念に準備したのだった。そのはずだった。


「なんで……」


 おかしい。予定では? 二人きりのはずだった。しかし、テラスが住まう特別寮の前には、その他二人の姿が確認できる。しかもその二人はある一件以来、さらに険悪な関係になってしまった仲。

 白雪のような腰まで伸びた髪と透き通るような白い肌、晴天を切り取った瞳。巫女の装束を纏う少女、白雷。短く銀髪を切りそろえ、月光を写し取った黄色の瞳。夏物の薄手ののメイド服をきたテラスの従者、イーダ・リルクヴィスト。その二人がいた。お約束のような言い合いは、温まった外気温にさらなる加熱をするようだった。


「何故リルクヴィストの娘がいる!」

「お子様は託児所にいればいいのです!」


 子供と大人並みの身長差のある二人がお互いに火花を散らす。ギャアギャアと喚き散らす二人の間に挟まれたテラスは大きくためを息をつきがっくりと肩を下ろす。


「こんなはずじゃ……」


 テラスの真の待人は少しだけ準備に手間取っていた。


 共用のリビングその机の上には整頓された女性向けの品の数々。それを誠は指差し確認をした後、紙袋の中へと入れていく。


「えっと、新しい情報誌に、新しい筆記用具。あとはお手製のきんぴら。うん、大丈夫かな」


 義妹澪の見舞いはほぼ毎日のように行っていたが、今日は気合の入れようが違う。話しかけて、唯一反応を示すテラスもついてきてくれる。いつも作っているきんぴらも今までで一番上手にできたはずだ。それを紙袋に詰めて誠は靴を履いて玄関を抜ける。


 麻生地はふわりと軽い。ゆるく袖を折り曲げられたシャツから覗くいかつい時計と逞しいに腕。ベージュのチノパンの裾はクシャリと無造作にロールアップし、夏らしい白のマリンシューズが眩しい。マリンテイストにまとめ上げられた服装を台無しにするのは右手に持つ紙袋。

 

 誠の爽やかな装いにしばし、テラスは見とれ、わずかに頬を染めた。だがテラスは不機嫌そうに顔を背けた。


「ごめん、お待たせ! ってあれ? テラス、何か……怒ってる?」

「別に怒っていません」


 期待を裏切られてしまった分、残念な気持ちが大きく思わず無粋な態度を取ってしまっていた。「あれ?」と言って頬を掻く誠は何もわかっていないようだった。その様子に大きくため息をついて「もういいです」と少し嫌味な感じで言い放ってしまう。もしかしたら誠はデートという名目ではなかったのだろう。テラスは少しだけ頰をぷくぅと膨らませ、不機嫌そうな態度を見せた。


 どうやら皇女様を怒らせたらしい。誠はどうにかテラス機嫌を取ろうとした。


「えっと……テラスの服装、夏らしくて素敵だね、特にそのカーディガンなんか色がかわいいね」

「そそ、そうですか? ありがとうございます」

 

 膨れていた頬はリンゴのように赤く染まり、しぼみ出す。テラスは少し照れたのか、両手を腰の前で指を編むように重ね合わせる。テラスは目だけチラチラと動かし、誠を見上げた。


「チョロい……」


 ぼそりと白雷が言う。

 甘酸っぱいような雰囲気が二人の周りを覆っているのが気に障ったのか、イーダは大きく舌打ちをした。


「チッ! 女性を喜ばせることには少しばかり心得があるよだな? そうやっていろんな女子を毒牙にかけてきたんだろう?」

「そ、そんなこと! 女の子と付き合ったこともないのに!」


 イーダは腕を組んで感心したように誠を挑発するような目で覗き込む――が、誠はイーダの言葉を両腕を振って大きく否定した。

 テラスは誠の言葉に少しだけホッとしたような浮かべていた。白雷はバッチリとその両目でテラスの反応を捉えていた。


「ほう、確信した」

「どうしたんだ? 白雷」

「誠、耳を貸せ」


 白雷はちょいちょいと人差し指で誠を手招き、歩み寄り膝を曲げた誠に耳打ちする。誠の顔はだんだんと赤くなり、折り曲げていた膝をバネのようにして飛び上がった。


「そ、そんなことないって! 何かの勘違いだよ!」

「案外、お前もそうなのだろう? まんざらでもなさそうだしな」

 

 白雷はその幼い容姿からは想像できない不敵な笑みを浮かべる。たじたじとなった誠を面白そうに見ていた時だった。


「――む?」


 白雷は何か異変を感じ背後を振り向いた。態度を突然変えた白雷に誠は再び近寄る。


「どうした? 白雷」

「いや、何かとてつもない視線を感じた気がしたのだが……」


 白雷はしばらく背後を見つめていたが「まあ、いい」と言って視線を戻す。


「誠。早く行くぞ。我も早く会って見たい」

「えっと、それでどちらに?」

 

 これはもうデート、という雰囲気ではない。諦めたテラスは誠に行き先を尋ねた。誠は紙袋を胸の高さまで持ち上げて言った。


「ああ、義妹のところだよ。みんなに紹介したいと思ってさ」



***



 舗装された道路。車道両側にある一定の間隔で植え込まれた植木。その端にある歩道を誠たちは歩いていた。

 イーダと白雷を2人にすると喧嘩になってしまうので、自然とテラスと白雷、イーダと誠という組み合わせになっていた。イーダと誠という組み合わせも十分危険な組み合わせなのだが。

 テラスと白雷は誠たちの前へ先に進んでいる。なにやら甘いものの話をして、どうやら白雷が『くりぃむ』の素晴らしさをテラスへと力強く語りテラスはそれに相槌を打つように笑っていた。

 誠とイーダは学園を出てからは終始無言。気まずい雰囲気が2人の間に漂う。イーダに至っては終始無表情で恐ろしくもあった。だが、イーダは歩きながら突然、誠へ話しかけた。


「丸くなったな一ノ瀬誠」

「え?」

「テラス様のこと、避けていたではないか?」

「ああ……あれは、その……」

「何か理由があるのだろう?」


 イーダはそ原因の一端を知っている。否、それは正確には可能性でしかない。もしそれが事実なのであれば、テラスを――勇者を避ける行為に対する情状酌量の余地はイーダにはあった。だが、真実を知るすべがなかった。

 だが、誠は過去の自分の行いを恥じらうかのように視線を下ろし語り出した。


「テラスは、全然悪くないんです」

「当たり前だ。貴様の言動を見ていて、すぐにでも息の根を止めてやろうと何度思ったか」

「はは、それは勘弁願いたいですね」


 自分の今までの態度を恥じるように誠は人差し指で頬を掻いた。どうしようもない怒りが自分の中で湧き上がり、ついにはあのような言動をとるようになってしまっていた。後悔ばかりが残る、そんな日々を思い返していた。その表情には反省の色がにじみ出ていた。


「それで? どう言う心境の変化なのだ?」


 イーダは誠の表情を見て、誠の気持ちを探ろうとする。何か事情があるのだろうということは彼の表情から見て取れる。誠はイーダにその思いを語り出した。


「いえ、僕にもわからないんです。ただ……」

「ただ?」

「テラスから、義母さんを感じたんです……」

「…………マザコン?」

「ち、違います!」


 誠はイーダのからかいをすぐに否定するが、その頰はどこかほんのりと赤く染まっている。誠はすぐに取り繕うように表情を引き締め、テラスのこれまでの行いに思いをはせるように遠くを見つめた。


「どこまでも僕を信じてくれる。どんなに無視しても追いかけてくる。認めてくれる。どんなに勇者を否定しても、曲がらない志。どこまでも僕が勇者であると信じてくれている。それはまるで義母のようでした。一緒に過ごしていると、テラスさん自身も勇者としての自分を受け入れ、必死に努力してきたことがわかるんです。『歴史上初の女性勇者』と言うことで、何か戸惑うこともあったんじゃ無いかなって。なんで正体を隠してきたのかわからないですけど、それでもひたむきに協力してくれて。何ができるかわかならない、それでもテラスさんは愚直に僕を信じてくれた。それで気づいたんです。ただの八つ当たりなんだって……。結果の出ない自分が悔しいだけなんだって。」


 誠の瞳には、白雷と楽しそうに話すテラスが映し出されている。見つめる瞳からはゆらゆらと揺らめく特別な想い。微笑みを浮かべる口元。その二つからは何か特別な感情が滲み出ているようだった。イーダはその誠の表情から浮かび上がる情動を知りつつもバカにしたようにフンと鼻を鳴らす。


「やっと自分の愚かさに気づいたのか?」

「……そうですね、すごく反省しています。まあ、今でも『勇者なんて、いない方が良かった』っていうのは変わらないんです。申し訳ないけど、簡単に拭えるようなものでは無いので……」


 イーダは今ならばテラスが見た夢、その核心に迫ることができる、そう直感する。だが躊躇われてしまう。もしそれが誤りならばテラスに向けられた誠の気持ちを阻害する可能性もあるのかもしれない。そう思案していると四人は目的地へとたどり着いてしまった。


 両開きのドアを抜け、開放感のある大きな吹き抜けのロビーが姿を表す。誠たち四人はロビーを抜け魔導機関の昇降機に乗り込む。目的の階へ着くとすぐ看護師待機室へと向かい。顔なじみの看護師が誠の姿を見て笑顔で迎えた。


『あら、一ノ瀬さん。おはようございます。今日は早いんですね? ……お友達ですか?』

「おはようございます。ええ、僕のクラスメイトです。澪に紹介しようと思って」

『ふ~ん……で、そちらが彼女さん?』


 ――と言って、テラスを手のひらで指す。時が止まったかのような間の後、テラスは「へ?」と裏返った声と共に顔を真っ赤に染めた。


「わわわ私はその、ま、誠先輩のクラスメイトで……る、ルームメイトでして……。かか、彼女とかそう言う関係ではなくて……」


 尻すぼみとなる言葉。テラスはそう否定するがどこか胸の奥がちくりと痛む。握った右手を胸に当て、その痛みを抑え込むかのようにして唇を噤む。イーダはテラスの様子を見て、大きくため息をついていた。白雷はおそらく誠も慌てふためいているだろうとニヤニヤした表情を浮かべた。だが、そこには誠はどこか緊張した面持ちで、看護師の言った冗談が聞こえていないようだった。いや、そう言う余裕もないように見えた。誠は愛想笑いを浮かべつつもその顔はどこか照れた様子を隠せていない。誠は先に看護師の横をすり抜けて3人を連れて澪の病室へと向かっていく。


「さぁ行こう。早くみんなにも紹介したいんだ」

『ごゆっくり~』


 看護師はひらひらと手のひらをふり見送る。そして、誠の背中を見ながらフッと微笑み――


『ようやく一ノ瀬さんにも春が来たか……』


 ――と、呟くのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る