ミトンを鍋つかみに例えるなよ
女子の手袋はミトンに限る、と思ってます。白っぽくてホワホワで、丸いポンポンがついてるようなやつ。
こういう話をしだしたときに、「今どきミトンなんかしてるヤツいないだろ」というツッコミは大変野暮ったい。いいんだよ、別に次元を限った話じゃない。
で、もうね、「ミトンの何がかわいいか」みたいな説明は省く。そんなのいくら文字で描写したって、のえるさんの筆力じゃ十分には伝えられないのさ。画像を見てくれ。「ミトン もこもこ 白」あたりで画像検索してくれ。
でね、このミトンの話をしてると、「そもそもミトンって何?」という話になることも少なくないんですよ。そのときにね、こういう説明をする輩がいるんですよ。
「アレだよアレ、鍋つかみみたいなヤツ」
マジでお前はいっぺん表へ出ろ。
そりゃ意味は分かるさ。親指と他の指が分かれてるあの手袋は、それに例えるのが分かりやすい。
でもさ、肝心なことが抜けている。
俺は「可愛いもの」のトピックとしてミトンを挙げたんだ。それを何だ? キッチン用品に例える? 形状が似てるからって? 馬鹿も休み休み言ってくれ。
じゃあ何か。アンタはメロンを説明するときに、その「高級な果物」って事実を丸無視して、「味が似てるから」って理由で「アレだよ、キュウリにハチミツかけたようなやつ」って言うのか。
そこの君、君は「ラルクってどんなバンドだっけ?」って聞かれて、男4人だからって理由で「ブルーハーツみたいなバンドだよ」って言うのか。ラルクのリンダリンダちょっと聞いてみたい。
人がせっかく「寒い冬の中で、白い息吐きながら、ミトンの両手で自販機のコーンスープ持ってるのとか最高だよね、えへえへ」みたいな話をしようとしてるのに、方向性の違う例えで台無しにしてくれるな。のえるさん泣くぞ。
じゃあミトンを説明するのに一番良い例えは何だろうか。「可愛さ」と「性質」を両方併せ持つものである。
のえるさんは、この問題に答えを出している。
「なんだっけ、ミトンって……?」
「アレだよ、ニョロゾの手みたいなヤツ」
これだ。形状は完璧、しかも可愛い。
ニョロモは手がない、ニョロボンは指しっかり出てる、ニョロトノに至ってはミトンですらない。進化前後と比較しても適切さは群を抜いている。
というわけで、皆さん、今度からミトンはニョロゾに例えてくださいね。
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