第48詩 呼ばれるという幸せ

私の目を見て、ニャーを呼ぶ。

階段の下から、私を呼ぶ。


誰かから呼ばれるなんてない…。

だから、私を見てくれるだけで嬉しい。


視えない…見ない…それは、存在を認めないという意思。


他人に声を掛けるのは難しい。

でも、他人を無視することは簡単だ。


僕はココにいる。

大声で叫びたくなる…。


そんな毎日…昨日も…今日も…きっと明日も。


でも、キミはニャーと僕を呼ぶ。

僕は、キミの目には写っているようだ。

それだけで嬉しい。

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